まあいつもブログを読んでくれてる約30人の方にはお馴染みであろう『悪徒-ACT-』。
ちょっと先日Twitterで私、この作品について言及しましたので、それをまとめておこうと思います。
この発言をしたあと、TLには数人、すわ悪徒の続編か!? みたいな反応がありました。
まあもちろんネタの範疇だってわかってるんですが、最終回に「第一部 完」と記してあったので、まあ周囲に実際今でも「続きマダー?」という方いらっしゃいます。
もう5年も経ってますし、別冊チャンピオンという誌面に読切『ガンロック』を掲載してもらえるチャンスを与えていただけましたし、ハッキリ言っておかねばなと思いました。
で、以下のとおりです。
(なんかフォロワーであるにんたまさんを晒してる感もあって申し訳ないですが。)
まあ正直、「打ち切り最終回」っていうのは数多くのマンガが伝説になってますよね。
せっかくの週刊連載初体験で打ち切りに遭うなら……いわゆる「打ち切り」のスタイル(なんてものがあるかわかりませんが)を詰め込もう。
そう思った出来たのが件の最終回です。
- 見開き大ゴマ
- 俺たちの戦いはこれからだ!
- 第一部 完
この3つは絶対外せません。
そうすると逆算すれば、ex-ACTs対屠塚五人衆の戦いを描くわけにはいかない。
途中にあったはずのあらすじを扉横コマ外に3行に渡って書いて内容を端折る、という部分も話題になりましたが、これはこの3つを消化する為に後から思い付いた方法で、あんまりこれに関してはネタのつもり無かったんですけども。
というわけで、『悪徒-ACT-』に関してはエンターブレイン社から完全版が出た。
3行あらすじも大増量して補完した。
これで終わりです。完結。大団円。
続きや続編の要望が万が一あっても、完結した作品に手を加えるモチベーションは皆無です。
万が一にも、と書きましたけど、「打ち切り作品」ですよ?
バッチリ「数字」が残ってます。
そんなのどっかの石油王が今更秋田書店版の2巻を50万部注文したって覆せるものじゃないです。
そんなことより『悪徒 -ACT-』の失敗を反省し、多くの読者に喜んでもらえる新作を書いたほうがいいに決まってます。
まあ、『伴天連XX』でも反省を生かせずアチラも大爆死したわけですが、あっちはあっちで消化不良なところと、まだまだ書きたいネタはあるので、いずれ発表できる機会が作れればな、とは考えますが、
とりあえずは別冊チャンピオンに掲載される『ガンロック』や、
ケータイコミック『H2O』や、
今年の冬、来年の春あたりに発表出来るまた別の企画で、『悪徒-ACT-』のファンの方々を納得させつつ、より多くの読者の方を捕まえられるよう頑張りますし、
読んで面白かったら、でいいんです。
読んで面白かったら、『悪徒-ACT-』打ち切りにしやがってコナクソ! とばかりに絶大な応援いただければありがてーと、私は考えます。
もちろん打ち切りにあったから『悪徒-ACT-』がイヤだ、忘れたいっていう意味じゃないですよ?
未だに猪原賽+横島一の代表作として一番通りの良い、名作であり迷作。
出来の悪い、しかしそれでも嫌われ者ではない、かわいい子どものようなものです。
単行本を買っていただいた方には、いつまでもあなたの本棚に置いておいて欲しいし、ブックオフかどっかで見かけたら、愛してもらえなかったのだね、とかなり悲しくなります。
数少ないけれども、確かに一部の読者の記憶には刻まれた作品として、そんな子を生み出せたのは誇りに思ってます。
じゃなかったらksnさんに「一緒にブログやりませんか? タイトルはもう考えてあるんですよ、”NewsACT”でどうですか?」
って言われた時全力で拒否ってますってば。
愛着はすごくあるんですよ。
今でも好きだと言ってくれる方、ありがとうございます。
本棚にきちんと収めていただいている方、本当にありがとうございます。
ですが、もし良かったら、その隣に、私の別の子も並べてもらえませんかね、並べられる本が出来るよう私も頑張りますから。という話でw
最後になるでしょうから、どこかで書いたかもしれない『悪徒-ACT-』アナザー最終回も書いちゃいますか。
ex-ACTsを脅威のパワーで倒した野火昇平……じゃなかったミスター・ノォサイドが、勝利に喜ぶ陽虎達の目の前で突如、
――ぷしゅうと煙を吹いて、ぐるんと白目をむく。
野火……じゃなかったミスター・ノォサイドの顔が、身体が、『トータル・リコール』みたいに割れて、中から眼鏡っ娘美少女が出てきて、それが野火……じゃなかったミスター・ノォサイドの正体!
野火ちゃん「あちゃー、やっぱ無理させ過ぎちゃったよー。壊れちゃったー」
絶句する陽虎達だったが、ex-ACTsの敗北に、一挙に攻めて来る【更生省】の更生人間達。
いよいよ全面戦争か……と思われた時、野火ちゃんが不敵な笑みを浮かべて空を指さす。
陽虎達が空を見上げると……
13体の量産型『野火昇平』が円を描いて飛んでいる。
『野火昇平』は軍事用パワードスーツだったのだ!
その円の中に見える月はドクロ型の影が浮き、
陽虎達「月が……!」
すいません、最後の2行はウソです。幻魔大戦です。
てゆーか最後から4行目もエヴァンゲリオン旧劇です。
内容すべても酒を飲んでた時の与太話です。
本気にしないでください。
ところで『悪徒-ACT-』のwikiを作成してくれた方がいらっしゃいます。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%82%AA%E5%BE%92-ACT-
ここなんですが、どちら様でしょう?
もちろんWebという大海に、打ち切り作品のデータが残されるのはありがたいはありがたいんですが、強大な敵、あらすじ3行で端折った最終(?)バトルの相手である「ex-ACTs(エグザクツ)」が、
ex-ATCs
になったまま依然修正されてないんですけれどもw
ex(エグゼクティブ)なACTだからex-ACTsであって、
ex(エグゼクティブ)な自動列車制御装置って、一体どんな『新幹線大爆破』になるんですか!?w