熱海市体育協会(杉山誠一会長)は、2020年の体育章の受賞者を発表した。市の体育協会加盟団体の中からスポーツの発展に貢献した人や、大会で優秀な成績を収めた7人と1チームに贈る。最高位の特別体育功労章に北島鐵修(てっしゅう)さん(水泳連盟、渚町)を選出した。
76歳の北嶋さんは熱海市水泳協会に50年以上所属し、指導者として尽力するとともに自身も全国ねんりんピック大会に6回出場し、4位入賞を3回。初島・熱海間団体競泳大会でも9回完泳するなど、熱海市水泳協会の第一人者で活躍してきた。
2018年に大腸がんの手術を受け、一時は競技から退いたものの、現在はマリンスパ熱海で毎日25メートを5往復するなどトレーニングを重ね、今年も7度目のねんりんピック出場を目指してきた。しかし、コロナの影響で中止になり、来年大会に備えている。
「白血病からの復活を目指す池江璃花子選手に勇気をもらっている。自分もねんりんぴっくでメダルを獲得し、元気で頑張っている姿を熱海の後輩たちに見せること」と受章の喜びを語り、「2022年パリ五輪で池江選手が出場すれば、応援に行く。それまでは自分も現役で頑張る」と気合を込めた。
功労章は靏岡杏子さん(卓球協会、伊東市)、松本匡弘氏(バスケット協会、下多賀)、中島一洋氏(水泳協会、渚町)、増渕隆氏(野球連盟、水口町)の4人。優秀選手章は、根本あゆみ選手(卓球協会、下多賀)、波津秀紀選手(テニス協会、上多賀)の3選手。優秀団体章は熱海クラブ(バスケットボール協会)を選出した。
新型コロナウイルスの感染防止のため、今年は表彰式は行わず、表彰状とメダルは個別に授与する。
(熱海ネット新聞)
■主催 特定非営利活動法人熱海市体育協会 後援=熱海市・熱海市教育委員会
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