愛知県岡崎市の高齢女性からだまし取ったキャッシュカードで現金を引き出したとして、県警は14日、中国籍の名古屋市守山区、自称自営業、蔡文萍容疑者(42)ら2人を窃盗容疑で逮捕した。蔡容疑者は無許可で人材派遣業を運営しながら、日本語が上手な中国人を詐欺グループの受け子として紹介していた。
ほかに逮捕されたのは、中国籍の東京都台東区、無職、陳恩輝容疑者(22)。2人の逮捕容疑は4月1日、岡崎市の80代女性からだまし取ったキャッシュカードを使い、同市のコンビニエンスストアのATM(現金自動受払機)から現金約100万円を引き出したとしている。
県警によると陳容疑者は詐欺グループの引き出し役から現金を回収し、グループの送金役に渡していた。2人とも指示役から報酬を受け取っていたという。【佐久間一輝】