感染の第2波が懸念され、経済の先行きに不透明感も広がる中、「安全資産」とされる金の人気が高まっている。

数十万円から1,600万円台の仏具のほか、小判やおよそ98万円の金の卵も登場した。

即日買い取りのコーナーも設けられている。

来店客「金はずっと値段が上がっていきますから。有事はやっぱり、金が一番強いじゃないですか」

高島屋横浜店・黒川淳一副部長「これまで金を売ろうと考えていたお客様も、この期間中に決断されて、ご来店される方が多い」

金の価格は、3月の株価急落の際に落ち込んだあと、株価の回復とともに、上昇基調を続け、最高値をつけた。

ニッセイ基礎研究所・上野剛志上席エコノミスト「(株と金の)同時高の状況になっているわけですね。備えとして、株価下落の保険として、金を買っている側面もある。安全資産としての金(の人気)は、少なくとも年内は続くとみている」