朝鮮日報

青瓦台は3日間沈黙…「弔花を贈って秘書室長などが弔問に行った」

ペク・ソンヨプ、天へ旅立った英雄

 青瓦台(韓国大統領府)は13日も、ペク・ソンヨプ将軍の死去と大田国立顕忠院埋葬など待遇問題について何ら見解を表明しなかった。6・25戦争の英雄であるペク将軍が亡くなった後、「冷遇」批判が強まっているが、青瓦台は3日間沈黙を続けている。

 青瓦台の関係者は、文在寅(ムン・ジェイン)大統領の弔問問題について「既に弔花を贈って弔意を表し、盧英敏(ノ・ヨンミン)秘書室長などが弔問に行った」とし「その中に全ての意味が込められている」と語った。文大統領は今月11日、ペク将軍の殯(ひん)所(出棺まで棺を安置しておく場所)に弔花を贈り、12日には盧室長、徐薫(ソ・フン)国家安保室長、金有根(キム・ユグン)国家安保室第1次長などが殯所を訪れて弔問した。丁世均(チョン・セギュン)首相、与党「共に民主党」のイ・ヘチャン代表も殯所を訪れた。戦争の英雄に対する礼儀を尽くしたというのが、青瓦台の立場だ。しかし韓国軍の統帥権者である文大統領が弔問せず、国立ソウル顕忠院への埋葬を決断しないことについての具体的な回答は行わなかった。

 それどころか青瓦台の13日のブリーフィングでは、ペク将軍問題に関連して「侵略国の将校で、親日反民族行為者の前歴を持つ人間の国立墓地埋葬は妥当なのか」というとんでもない質問が出た。これに対し青瓦台の関係者は積極的に反論はせず「国防部(省に相当)と報勲処が立場を表明した。青瓦台がこれ以上申し上げることはない」と回答した。青瓦台のこうした回避と沈黙は、ペク将軍が親日を行ったという確認されていない主張を容認するような格好になっている。中心支持層は、ペク将軍が「親日」を行ったとして大田顕忠院埋葬にも反対している。文大統領が弔問を通して論争を整理するよりも、支持層の顔色をうかがって論争を放置している-という批判もある。

鄭佑相(チョン・ウサン)記者
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