今回は久しぶりのシングルモルト、ボウモア15年 ゴールデン&エレガントを飲みます。
ボウモア15年 ゴールデン&エレガントは、免税店向けとして2017年にリリースされました。
このゴールデン&エレガントの特徴としては、ファーストフィルのバーボン樽原酒を使っていることにあります。
ボウモアではバーボン樽原酒、シェリー樽原酒を使ってヴァッティングを行っていますが、同じアイラモルトの中でもシェリー樽原酒からのレーズンを思わせる香りが特徴的と言えます。
しかしこのゴールデン&エレガントでは、バーボン樽原酒がメインになっているため、同じくバーボン樽を主体にしているラフロイグやアードベッグに対して、どういうキャラクターになっているか、注目していきたいと思います。
液色は少々濃いめの琥珀色です。
味わいは、アルコールからの辛みは少なめで、甘みと酸味が半々に感じ取れます。
レギュラーの12年や15年に比べると、レーズン、ブドウの香りは控えめです。
加水が進むと、ブランデーを思わせるような濃厚なブドウの香りが広がっていきます。
味わいは、ほろ苦さが出るものの、すぐさま甘みが口いっぱいに広がります。
味わいは、苦みが前に来きたあとで奥から酸味が続きます。
香りは豊かですが、苦さが少々強めの印象です。
一応は正露丸や海藻のようなピートは健在で、アイラモルトだとはわかりますが、特段にうまいかというとクエスチョンがつきます。
それでも15年熟成なので、飲みやすさの点で言えば○です。
1L、アルコール度数は43度、価格は7000円ほどです。700mL換算をすれば4900円なので、15年ものとしては割安かと思います。
バーボン樽原酒で構成された変わり種
このゴールデン&エレガントの特徴としては、ファーストフィルのバーボン樽原酒を使っていることにあります。
ボウモアではバーボン樽原酒、シェリー樽原酒を使ってヴァッティングを行っていますが、同じアイラモルトの中でもシェリー樽原酒からのレーズンを思わせる香りが特徴的と言えます。
しかしこのゴールデン&エレガントでは、バーボン樽原酒がメインになっているため、同じくバーボン樽を主体にしているラフロイグやアードベッグに対して、どういうキャラクターになっているか、注目していきたいと思います。
バーボン樽原酒っぽさがあまり感じられない
グラスからの香り、液色
香りはアイラモルトらしい正露丸を思わせるピートの香りと、ラムレーズンが広がります。液色は少々濃いめの琥珀色です。
ストレート
香りは、正露丸とヨードの香りが一気に広がり、後からライム、レーズン、カカオと続きます。味わいは、アルコールからの辛みは少なめで、甘みと酸味が半々に感じ取れます。
レギュラーの12年や15年に比べると、レーズン、ブドウの香りは控えめです。
ロック
正露丸のようなピートは抑え気味になり、ライムの爽やかさが目立つようになります。その後、レーズン、そしてリンゴの甘い香りが続きます。加水が進むと、ブランデーを思わせるような濃厚なブドウの香りが広がっていきます。
味わいは、ほろ苦さが出るものの、すぐさま甘みが口いっぱいに広がります。
ハイボール
1:3で割ると、正露丸のピートとレーズンが一緒に訪れます。その奥からライムの香りが続き、奥からカカオも訪れます。味わいは、苦みが前に来きたあとで奥から酸味が続きます。
香りは豊かですが、苦さが少々強めの印象です。
まとめ
バーボン樽原酒をメインに使っていると言っても、あまりバニラの香りがしっかり来る印象は薄く、シェリー樽原酒由来のレーズンの香りがまだ強い気がします。一応は正露丸や海藻のようなピートは健在で、アイラモルトだとはわかりますが、特段にうまいかというとクエスチョンがつきます。
それでも15年熟成なので、飲みやすさの点で言えば○です。
1L、アルコール度数は43度、価格は7000円ほどです。700mL換算をすれば4900円なので、15年ものとしては割安かと思います。
<個人的評価>
- 香り B: 正露丸を思わせるピートのあとにライム、レーズン、カカオ。加水でリンゴも。
- 味わい B: ストレートでもアルコールからの辛みは少ない。全体的にはほろ苦さと酸味がメイン。
- 総評 B: 総じてうまいが、バーボンカスクを使っていると言うには中途半端な印象が否めない。