麒麟がくるまでお待ちください 戦国大河ドラマ名場面スペシャル「秀吉」秀吉をエネルギッシュに演じた竹中直人… New!


出典:『麒麟がくるまでお待ちください 戦国大河ドラマ名場面スペシャル「秀吉」』の番組情報(EPGから引用)


2020/07/12(日) 20:00:00 ~ 2020/07/12(日) 20:45:00
麒麟がくるまでお待ちください 戦国大河ドラマ名場面スペシャル「秀吉」[字]

「秀吉」(1996年)は、農民から天下人まで上りつめた豊臣秀吉の生涯を描いた作品。秀吉をエネルギッシュに演じた竹中直人、明智光秀役の村上弘明が名場面を振り返る。

番組内容
竹中直人が豊臣秀吉をエネルギッシュに演じて話題を呼んだ、1996年放送の「秀吉」。「心配ご無用!」のセリフは流行語にもなった。織田信長を渡哲也、明智光秀を村上弘明が演じた。なりふり構わぬアピールで信長の家臣に抜擢されるシーンや、妻・おねの心を手に入れる名場面、ライバル光秀との人間関係は見ごたえたっぷり。野際陽子さん演じる光秀の母の悲劇も必見だ。竹中直人、村上弘明が撮影秘話を語る。
出演者
【出演】高橋英樹,川島明,竹中直人,松村邦洋,村上弘明,【語り】桑子真帆


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麒麟がくるまでお待ちください 戦国大河ドラマ名場面スペシャル
  1. 秀吉
  2. 光秀
  3. 信長
  4. 心配御無用
  5. 日吉
  6. 天下
  7. 本当
  8. 今回
  9. 地味
  10. 竹中
  11. 拍手
  12. 明智光秀
  13. 矢銭
  14. ハッハッハッハ
  15. 今日
  16. 母御前
  17. 本能寺
  18. 名場面
  19. 明智殿
  20. 役目


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数ある「戦国大河ドラマ」の中から
今回 ご紹介するのは…

やったぞ~!

竹中直人さんが
豊臣秀吉を エネルギッシュに演じ

話題を呼びました。

秀吉を取り巻く人々を…。

定めでございましょう。

豪華俳優陣が熱演!

何一つ 怖がるでない!

中でも ライバル
明智光秀との関係が大きな見どころ。

竹中直人さん そして 村上弘明さんが…

え~ 今回は「秀吉」の名場面を
たっぷりとお届けいたします。

僕の中では 学生時代 バンバン見てた
「大河ドラマ」なんで…。

「秀吉」という作品なんですけども
さあ スタジオには

その秀吉を演じました
竹中直人さんにお越し頂きました。

(拍手)
うわ~ どうも お邪魔します。 懐かしい!

よろしくお願いします。
よろしくお願いします。

ちょっと お召し物が すごいですね。
ちょっと よろい風でしょ?

(笑い声)
革ジャンっすか? それ。

一応 そうです。 ライダースっぽい
よろいですね。          かっこいい。

今回に合わせて…。
今回に合わせて? わざわざ…。

秀吉公 ありがとうございます。
かたじけない。

さあ 改めて 竹中さんにとって
「秀吉」とは どういう作品でしょうか?

楽しかったですね。 もう
テンションを落とさないっていうか

朝から夜中まで ず~っと…

最初の約束というか…。

その演者によって
そのドラマの特徴というか

全てが変わってきて また新しい解釈で

何か 一つの人物を
見ることができるっていうのが

これが また
「大河」の楽しさの一つなんですよね。

竹中さんの秀吉が走り回るのは 本当に
秀吉って こんなんだったのかなって

ちょっと こう… 思ってしまうぐらい
入り込みますよね。

さあ それでは 豊臣秀吉が
人生を切り開いていく名場面。

ご覧頂きましょう。
うわ~。

尾張の
貧しい農村に生まれた秀吉。

その初登場シーンがこちら。

うわ~! あいてっ!

何しとるんだ こんなとこで。

ばか… 大根かじって 本当の猿!

日吉! 日吉! 何で逃げる~?

何で ふんどし一枚なんだ~!?
日吉~!

その風貌から猿と揶揄されていた秀吉。

人生の大きな転機が…。

織田信長との出会いでした。

それは 秀吉が放浪の旅の途中

ある屋敷の納屋で 昼寝していた時のこと。

猿鍋じゃ! 猿め!
いてっ! いてっ!

いてっ いてっ いてっ!

そこは信長の側室の屋敷だったのです。

奇妙丸様 落ち着き下されませ。
新介 なんとかせえ!

奇妙丸様 ご静粛に!
参ったか 参ったか! 猿め!

参りました… 参りましたでござる~!

猿じゃ 猿鍋じゃ 猿退治じゃ!

猿ではない。 人じゃ。

(奇妙丸の泣き声)
人…。

猿ではなく人…。

(むせび泣き)

こんな所に信長様がいるなんて…
俺を家来にしてくれぬかのう。

秀吉は
ここから なりふり構わぬアピールで

成り上がっていきます。

信長についていく決心をした秀吉は

無断で屋敷に出入りし
雑用をしていました。

草履がぬるい! 尻に敷いたか!?

抱いておりました!

貴様~!

何度申したら分かるのだ!?

なぜじゃ?
小者でもないのに

勝手に母屋に入り
おやかた様の馬の世話をしおって!

その上 草履を尻に敷くとは!?

猿! 貴様~!

凍るような寒さでございますゆえ
草履を胸に抱いて温めておりました。

父と思うております。

許せぬと申されるのなら
お斬り下さいませ。

猿。
(日吉)はっ。

死ねるか? わしのために。

はっ。 命など とうに
おやかた様にお預けいたしました。

今日から 小者頭をせい。

小者頭…?

ただの小者ではございませぬか?
小者頭じゃ!

ごもっとも!

ありがたき幸せにございまする!

織田信長様 ご出陣! 信長様 ご出陣!

こうして織田家の家臣となった秀吉は

生涯の伴侶にも
熱烈アピール!

秀吉が心引かれていたのが

身分違いの娘 おねでした。

夢… 捨てねえ…!

おやかた様~! おやかた様~!

信長様~!

♬~

うまい!

俺の嫁になって下され!

(笑い声)

夢でござるよ~!

夢を持たねば つまりませぬ。

そうか…。 いっときはのう

どうしようと思うたぞ。
お前が 娘に妙なことを申したと

みんなに笑われてのう。

妙なことと申しますと?

祝言を挙げたいなどと…。

そのことは本気でございます。
あと3年 お待ち下さりませ。

きっと侍大将になり おね様を…。

(又右衛門)黙らっしゃい!
(日吉)はっ!

(又右衛門)猿が3年で侍大将とな!?

男が そのような大風呂敷を
広げるものではない!

猿殿。
(日吉)はっ。

お握りは おやかた様に
差し出したものでござります。

猿殿にではございませぬゆえ
思い違いをなさりませぬよう。

もちろん
それは よ~く分かっております。

分かっているのに
何故 パクッと横取りをなさったのです?

つい…。
つい…?

「つい」で済みますか!
み… 皆が いかにも私が猿殿に

お握りを差し出したみたいに
わ~っとお笑いになりました!

皆 そう思っております。

<おね様は ご自分の心の底に
日吉を思うとる

かすかなものがあることに
気が付かんで

ただ猿に似た若者に
好かれてしまったという恥ずかしさが

先に立っておられましたわ。
おね様は まんだ 幼い娘でござりました>

しかし 秀吉の一途なアピールに
おねも次第に心を許します。

おね様が
こちらにいらっしゃると聞いて…。

私? 何の用です?

危のうございますゆえ。

日吉殿。

何故 このように たくさん
雪のように 蛍が湧くのでしょう。

このように美しい蛍は
見たことがありません。

定めでございましょう。

定め…?

ええ。 私と…。

(日吉)「私と…」。

あなた様の…。

♬~

(拍手)
すごい。

沢口さん かわいいっすね~!

美女と野獣ですね 本当!

当時… そうですね 身分も
そういう関係だったわけですけども。

オープニングのあの大根 食べるとことか
今までないですよね。

泥 塗るのは嫌だなと思ってたんですけど
ちゃんと…

さあ そんな秀吉のなりふり構わぬ行動
アピール力の最たるセリフが…。

ありますね。

ハッハッハッハ…。
「心配御無用」!

猿。 銭を大切にいたせ。

心配御無用。

心配御無用。

当時 流行語にもなりました
「心配御無用」ですけど

どういうふうに台本では…?
台本には 「心配御無用」は

もちろん 書かれていて それを ただ
「心配御無用」って言うんじゃ

つまらないんで
その場だったと思いますね。

「心配御無用」ってやった方が…

確か ちょうどね
オリンピックのシーズンもあって

オリンピックの時も
「頑張れ 日本! 心配御無用」って

やってらっしゃったのもあったんです。
よく覚えてるな~。

それが こちら。

来週の「秀吉」は オリンピック放送のため
お休みいたしまする。

頑張れ 日本! 心配御無用。

(松村)あ~ ありましたね。
すごいな~。

あと 「大河」ウォッチャーの僕として
脇を固める俳優さんも すごいんですよね。

ちょっと見てみましょう。 いや~…。

(松村)仲代達矢さんの千 利休ですよ。

いささか 出過ぎましたな。

(松村)渋いな~。 それと がんまくですよ。

がんまく いいんですよ。
石川五右衛門と秀吉がね

幼なじみという設定は これ もうね
「大河ドラマ」やられたなと思いましたね。

誰がこんなこと思いつくんだと。

大仁田さんも 時々 ちょっと こう…。
そう!

最高でしたよ。
本気で… 「殿 危のうござる!」って

僕を こう抱き締めて 弓とか
守ってくれるシーンがあるんですけど…

痛い 痛い 痛い… と思って。

「分かったよ 手ぇ抜きゃあいいんだろ」
みたいな感じになっちゃって…。

そういうつもりで言ったんじゃない
とかね… 懐かしい!

そして もう一人 忘れてはならない
重要人物といえば こちらでございます。

明智光秀公でございます。

では そんな秀吉と光秀の名シーン

存分にご覧頂きましょう。

2人の出会いは
まだ 信長に仕える前のこと。

すまぬ。

すまぬが ドジョウを分けてくれぬか?

自分で とればいいさ。 いっぱいいるぜ。

侍だから 田んぼには入れねえなんて
立派なこと言ってねえで…。

病気なの?

うむ…。

もうよい! 風邪をひくぞ!

上がってくれ! おい!

とったぞ~! ハハハハッ!

光秀を演じた村上弘明さんは
当時について…。

今回は とにかく 光秀をね…

やはり…

そういう思いは
あったんじゃないでしょうかね。

十数年後 秀吉と光秀は 再会します。

秀吉は 信長の家臣として
着実に功績を挙げていました。

一方 光秀は…。

将軍に仕えよ。

足利義昭に仕え
信長との仲介役を担っていました。

初めて御璽を得ます。
織田信長にございます。

うむ。 子細は明智光秀から聞け。

はっ。

織田信長殿に申し上げる。
足利義昭様を奉じ 上洛せよ。

御意。 それなる 明智光秀殿。

知行4, 000貫分をもって
この信長の家臣にいたしたく存ずる。

もちろん 将軍様とのご縁は
今までどおり。

へえ~ 知行4, 000貫か。

すごいのう 光秀。

はっ。

秀吉は この時 2, 500貫。

光秀は いきなり 4, 000貫。

ここから 秀吉のライバル心は
一気に燃え上がります。

光秀の任務を秀吉が横取り。

信長は 反抗的な態度を見せていた
堺の商人から

軍資金を取り立てるよう
光秀に命じました。

堺より矢銭を取ってまいれ。

難しい役目ぞ。 …が お前ならできよう。

かしこまりました。

堺の矢銭2万貫
この秀吉が取ってまいります!

(秀吉)おやかた様 この秀吉
上方の人間は得意でございますれば

矢銭の件 この猿めに
お申しつけ下さいませ!

木下殿。 私の役目でございますゆえ。

ずうずうしい男とお思いかもしれませぬが
この秀吉に 堺のこと どうしても!

私の役目にござる。
申し訳ございませぬ。

この猿めに 是非 是非
この役目を果たさせて下さりませ!

お断り申す!
お願い申す!

(信長)猿よ。
はっ!

このわしが なぜ 堺より
矢銭を取ってまいれと申すか分かるか?

はっ。
(信長)ん?

天下布武のためにございまする。

おやかた様は天下を統一し
理にかなったおきてをお定めになり

民 百姓が 安寧に暮らせる天下を
築こうとしておられまする。

ご自分の欲得などは露一つもなく
天下のために生き 戦うておられまする。

堺は 何人の支配も拒む
強大な町にございますれば

この町を屈服させねば
天下布武の道 開かれず!

よし。

この猿めに 堺をお任せ下さいまするか!?

任せた。

ありがたき幸せ!

堺より矢銭2万貫 取ってまいりました!

大儀であった。
はっ!

フッフッフッフ…。

そんな2人のライバル関係は
実は 撮影の裏でも。

「吸ったら?」って…

比叡山延暦寺 焼き打ち。

秀吉と光秀 考え方の違いが
明らかになった名場面です。

書状のとおり 根本中堂 山王二十一社を
ことごとく焼き尽くし

山におる全ての者の命を奪え。

光秀。

仏法は天下の法にござりまする。

万民が帰依さす仏に火を放ち
学僧を殺さば

人は皆 おやかた様を
悪逆のお人のごとく申し…。

おのれ 光秀!

(秀吉)おやかた様!
(信長)どけ!   おやかた様!

おやかた様!
明智殿の申されるとおりでございます!

佐久間様の申されるとおりでございます!
いや…

この猿めのおふくろ様も おねも
決して そのようなことなきよう

御仏に手を合わせておりまする!
猿 貴様!

うっ! うっ ううっ!

図像などというものは
木と金と泥で出来た

でく人形のごときもんじゃ!
ごもっとも!

(信長)わしの命に従わぬのか!

はっ… は… 従いまする!

この猿 おやかた様が神でございますれば
反抗などいたしませぬ!

おやかた様に
飯を食わせて頂いております。

命をつなげて頂いておりますれば
比叡山を全て残らず焼き尽くし

全ての者を皆殺し…
皆殺しにいたしますれば…!

地獄などと申すもんは
人の作った絵空事じゃ!

よいか! このわしに従う限り
神仏など一切信じるな!

何一つ 怖がるでない。 分かったか!

はっ!
はっ!

はっ。

(村上)あたかも…

多分 その辺りの…

秀吉の嫉妬心が爆発!

着実に手柄を立てる光秀は
織田家臣の中で最も早い 城持ち大名に。

一方 その2年後
やっと城を持つことを許された秀吉。

この日 信長が訪ねてくるのを
心待ちにしていました。

屏風が地味じゃのう。
これでは おやかた様の気が沈む。

もっとギラギラしたものを持ってまいれ!
(2人)はっ。

なあ 兄者。
小一郎 どうじゃ? これ 地味かの?

残念じゃがのう
おやかた様は 坂本城に行った。

地味かの?

地味かの?

地味かの~!
(小一郎)おい やめっ…

やめろ! おい! やけになるなよ!
おやかた様だって 急に

こっちに寄ると言いだされるやもしれぬ!
来るわけがねえ!

おやかた様は明智殿が好きで
この俺が嫌いなんじゃ!

ああああ~!

あああ~!

♬~(歌声)

今のは…。
猿か。

♬「めでたき御代には
せんじょうまんじょう」

♬「富 ふれり ふれりやふれり」

♬「富 ふれり ふれりやふれり」

お許し下さりませ。

おやかた様が坂本にお越しと伺い
ご挨拶をいたさねば

秀吉は城持ちになった途端に 気が抜けて
積年のご恩を忘れたのかと

叱られると 義母が申しました。

ご無礼と存じましたけれども
酒のさかなの「田植え歌」を踊りたいと

義母が申しました。

おやかた様が笑うて下さった。
ああ…。

(笑い声)

(泣き声)

おやかた様に嫌われて…

悲しくて悲しくて…。

よう来てくれた。

(拍手)

そうですね。

立場を本当に分かっておられるという…。

でも 本当に村上さんがおっしゃった
タバコに通じるものですよ。

本当に常に…

僕にとっちゃ
渡さんに愛されたいっていう

それだけに
向かってたっていうだけですけどね。

この2人って
やっぱり最高だと思うんですよね。

どちらも輝かすんですけど
ちょっと テンションが違うというか…。

向日葵と月見草。

(野村監督のモノマネで)
だからといって モノマネはしませんよ。

してますやん。
ハハハハッ!

「いいかげんにしてください」って
言われちゃった…。

このあと起きる 本能寺の変。

ドラマでは そのきっかけとして
ある悲劇が描かれました。

丹波に向け全軍を動員する。

光秀は 丹波の波多野秀治を攻略するよう
信長に命じられます。

争いを避けたい光秀は 和平の交渉をし

約束として
最愛の母を人質に差し出しましたが…。

おやかた様 波多野秀治は…。

斬った。

光秀。

はっ…。
わしの許しも得ず

波多野一族の助命と
領地の安堵をいたしたと聞いた。

ただちに丹波に戻り
波多野一族を皆殺しにせい。

分かったか!

母御前!

母御前~!

母御前! ご無事でござるか~!?

うろたえるか 光秀殿!

(秀吉)明智殿!
(銃声)

光秀… 死に目に 間に合うてくれて
うれしい。

お許し下さりませ!

人質の約定 たがいし上は 是非もなく…!

光秀…。

鬼の世は長くは続かぬ。

鬼は きっと誰かに退治されるもの。

天下を…!

天下…。

明智光秀の母じゃ!
お刺しなされ!

刺せ~!

♬~

(光秀)母御前~!

さあ このことがきっかけで
本能寺の変へと続いていくわけですが

そういう意味では
「麒麟がくる」ではですね…

さあ それでは 本能寺の変
その名場面 とくとご覧下さい。

(喚声)

光秀め… やりおるわ!

かかれ~!
(喚声)

(喚声)

もうよい!

蘭丸 新介!

もうよい。
おやかた様…!

女子たちは苦しゅうない。 急ぎ退出せよ。

光秀は女子を殺すようなやつではない。

織田信長公 お出会い候~!

一度 生を得て 滅せぬ者のあるべきか。

神か。

神が死ぬか。

今日 本能寺にて
明智殿が おやかた様を謀殺したと…。

ハッハッハッハ…
ハッハッハッハッハッハ…!

偽の文じゃ 偽の文じゃ!

佐吉よ。
はっ。

この俺が殺されたらどうする。

必ず 相手を殺しまする!

それが おやじ様の大義と…。

おやかた様は この俺の父であられた。

猿と嘲られた このあほうを引き立て
120万石の大大名にして下さった。

百姓を大大名にするなど
織田信長様のほかに誰がおるか。

俺の大義は弔い合戦よ。

明智光秀は この俺の父を殺した男じゃ。

八つ裂きにしても飽き足らん。

必ずや明智光秀の首を取り

おやかた様の御霊に
ささげねばならん。

しかし 光秀は 秀吉が到着する前に…。

野盗に襲われ 命を落とします。

昔 流浪の旅の途中 羽柴殿には
病の妻のために

コイを
抱き取ってもろうたことがござった。

この度の戦 人間の器量の違いにて

この光秀 負け申した。

信長の遺志を継ぎ
天下統一を果たした秀吉。

今日より わしは…。

豊臣… 豊臣秀吉である。

ここからは
正室 おねとの関係が深く描かれました。

茶々。

(茶々)猿 久しいのう。

これは 茶々様にございまするな。

小谷落城の折 命を救うて下さり

茶々も このように大きゅうなりました。

なんと お美しくなられたことか…。

おね。

こっちへ来い。

腰布に継ぎはぎをいたすような女子と
同じお布団に入って

どこが面白いのです?
面白いとか つまらぬとか

そういうことではない。
めおとであるからには

きちっとすることは せねばならん。
お茶々殿の所に。

茶々は おやかた様に目がそっくりじゃ。

私 あなた様の身内に
この家の全てをお渡しいたすのは

嫌でござりますよ。

おふくろ様と何かあったのか?
いいえ。

では 何じゃ?

さあ… 妻ならば
皆 そう思うのではござりませぬか?

寝ておる場合ではござりませぬ。

あなた様のややこを おつくり下さりませ。

よい! よい… 痛い!
(おね)おつくり下さりませ!

痛い 痛い…! 食い込んどる…
食い込んどるって! 痛い 痛い…!

おつくり下さりませ!
(秀吉)食い込んどる…

爪が食い込んどるって!

秀吉と茶々との間には 子どもが。

まあ 秀吉の赤ん坊の時とそっくりじゃ。

おねは 孤独感を増しますが…

ドラマのラストシーンでは

長年連れ添った2人の愛情が
描かれました。

<秀吉は 豊臣家のおもだった人々を
大坂城に集めた。

誰一人 呼ばれた訳を知る者はなかった>

すごい桜じゃ…。 丸ごと運び込むとは…。

見事じゃのう…。

北政所様は あちらへ。

少しでも気を晴れさせようとする
夫の気持ち… 胸にしみまする…。

されど かようなことをしてもろうても
つらいだけにござります。

花をめでそうらえ!
酒を飲みそうらえ!

うまい料理を食うてそうらえ!
ハッハッハッハ…!

おねよ。 帰るでない。 帰るでないぞ。

のう。

花をめでそうらえ!
酒を飲みそうらえ!

皆の衆! 花見じゃ 花見じゃ~!
ハッハッハッハ!

(拍手)

こちらへ来い。 なっ。

ここに座れ。 さあ。

おやかた様も参られたんじゃ。

<秀吉は おねと めおととなって
35年目を祝し

杯を交わした>

(一同)おめでとうござりまする。

ありがたき幸せ。

♬~

(拍手)

かなり異色な最後だったと
思うんですけども…。

切ないですね。 急に思い出して
泣けてきそうになりましたよ。

これ ラストは
こうだと決まってたんでしょうか。

決まってたと思うんですけどね。
僕は とにかく…

…っていうのは
最初の段階で プロデューサーや

脚本家の方とも
話してはいたんですけども

やっぱり そういう形で
終わらせたくないっていうこともあり

明るく終わったんだと思うんですね。

誰でもが 最後 亡くなってるのは
知ってるわけだから

そこまで描く必要は
ないんじゃないかっていうふうに

思ったのかもしれませんね。

だから いいイメージのまま
明るい秀吉のまま終わったのが

僕 すごくよかったですね。
ファンとしては…。                うん。

もし 将来 また竹中さん 主演で
っていう話が来たら どうですか?

しつこく掘り下げたいですね。

今 竹中さんがやる秀吉
また見たいですね。  いや~ 面白いな。

竹中さん 今日は
どうも ありがとうございました。

こちらこそ ありがとうございました。

それでは 皆さん またお会いしましょう。
さようなら~。


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