離婚の噂を直撃のはずが…吉田拓郎の自宅で見た巨人広島戦
直撃は取材の基本。これまで数多くの人を直撃してきたが、どんなに場数を踏んでも直前の緊張感は変わらない。最近の直撃は動画撮影する時代になっているが、昔は1人で直撃という心細い現場がよくあった。
「ノーコメント」「事務所を通して」の対応が大半だが、直撃することで表情や口調などを記事に反映できるメリットがある。一方で、直撃によってミスに気付くこともあった。アイドルグループのメンバーが妙齢の年上女性と半同棲現場をキャッチしたが、女性の素性が一向にわからない。隠し撮りで女性の写真を撮っていても、どこの誰かがわからないでは記事にはできない。とりあえず、部屋から出てきた女性を直撃することにした。
「○○君と一緒にお住まいですね」と聞くと「いつもお世話になっています」と頭を下げてきた。すぐさま素性が判明した。近くに住む姉が時々、家事や洗濯を手伝いに家に来ていただけだった。直撃せずに記事にしていれば誤報。ホッと胸をなで下ろした。