Fitbit Charge4を使って分かった!Charge3との違いは単体GPS、アクティブ心拍ゾーンなど5つの変化が!?

Fitbit Charge4を使い始めてしばらく経ちました。
使っていると見た目がほとんど変わらないCharge3との違いが見えてきました。

前回は外観に関して見ていきましたが、今回は機能関係について見ていきたいと思います。
大きく変わったのは単体で動作するGPS機能を搭載したことです。
そのほかにもSpotifyコントロールや、アクティブ心拍ゾーンの搭載、カレンダ機能の刷新、ウオッチフェイスの種類UPなど地味に進化しています。



では、Fitbit Charge4のCharge3との違いについてみていきましょう。




Fitbit Charge4は下記の製品です。




Fitbit Charge4 GPS搭載 フィットネストラッカー (ビックカメラ)







そしてCharge4の発売により値下げが期待できる、Charge3はこちらです。








GPS関連






FBc4dif-0.JPG
Fitbit Charge4



まず大きく変わったのは、単体で動作するGPS機能を備えたことです。
アクティビティをするのにこれまでのようにスマートフォンを持ち歩かなくても、スマートフォンとリンクしなくても、途中でスマーフォンとのリンクが切れることを心配しなくてもよくなりました。
では、使い勝手はどうなったのでしょう?
Charge3でスマートフォンの GPSを使用する際は、最初に、スマートフォンとの接続を行う必要がありました。
常時Fitbitとのリンクが正常に行われていれば、Charge3とスマホのリンクはそれほど待たされることはありません。
一方、Charge4はどうやってGPSで位置情報を取得するのでしょう?同様にアクティビティを選択して、実行しようとすると、そこから GPS測位が始まります。GPSの測位には電力がかなりかかりますから、仕方ないことです。
Charge4も他のデバイスと同じように位置情報が必要なアクティビティの開始動作をきっかけに、GPSの電波の探索を開始し、位置を取得しようとします。最初に位置を取得するときは、時間情報も衛星の位置も把握できていないため、どこに GPS衛星からの電波が飛んでくるのかわからないのであらゆる方角・角度から GPS電波を探そうとします。そのため、初回の位置情報の取得には、GPS電波をつかむのにかなり時間がかかるようです。一度電波を掴んでしまえば、時間と衛星軌道の情報を覚えているため、比較的高速に位置をつかむことができるようです。Charge4は他のデバイスと同じかそれ以上にGPSの位置をつかむのに時間を要します。検証のため Garmin Venuと一緒に測位が完了するまでの時間をチェックしていますが、Garmin Venuだと測位が1分以内で終わるのに対し、Fitbit Charge4は場合によっては3分程度かかることもあります。これまでCharge3の場合は、私のスマホはFitbitをAndroidとiPhone両方にリンク設定してあるために、スマホとのリンクに少し時間がかかっていましたが、スマホとのリンクが完了しているスマホから接続する場合は、1分以内で準備できていました。ですが、Charge4はそれよりも時間がかかるようです。GPSの電波をつかむのが得意ではないためか、はたまたアンテナの性能がよろしくないのか、定かではありませんが、最初の測位に時間がかかるだけでなく、記録されたコース情報も結構、ブレが大きいです。

今まで使っていたCharge3はどうかと言うと、スマホとリンクして記録していたためか、Charge3の方がコースのズレはひどくありませんでした。スマホは通信手段を持っているので、通信の方でも衛星の位置を把握し正確さが向上していたのかもしれません。何れにせよ、Charge4も内蔵しているGPSとスマホのGPSを併用して精度を上げるなどの仕組みを取り入れて欲しいと思いました。難しいならば、本体のGPS機能の使用をオフにしてスマホのGPSを使うという選択肢もつけてくれると位置ずれが減るのでは?と思います。
最近は、スマホを持って音楽を聴きながら走るという場合も多いので、スマホを持って走ることもあると思います。なので、その辺りも考慮して、記録された位置情報(走行コース)が正確になるため良いのではないでしょうか?



FBc3and4.JPG
Charge3とCharge4のアクティビティ開始時の位置情報スキャン待ち画面
(左:Charge3(スマホとの接続中、右:Charge4(GPS衛星との接続待ち))




FBc4dif-1A.jpg
GPS衛星との接続が完了したFitbit Charge4




FBc4dif-4.JPG
Charge4のアクティビティアプリの設定から、GPSをオン(この画面はランニング)








カレンダー機能




新たにカレンダーアプリに対応しました。
これまでもCharge3の時にもカレンダアプリの説明がありました。
少なくとも私はこの機能の認識はなかったのですが、Charge4で対応が完了しました。
Charge3でも予定を入れてリンクをしておけば、時間になると通知で教えてくれていました。
それが、Charge4で正式にカレンダというアプリが入りました。

一方で、今まで、スマホのアプリから行えていた、アラームの追加がCharge4本体からしかできなくなっています。
カレンダ機能に完全対応したからでしょうか?

FBc4dif-2.JPG
Fitbit Charge4 カレンダアプリアイコン
(ホーム画面で右から左へスワイプしてアプリリストより)



FBc4dif-7.JPG
Fitbit Charge4カレンダアプリ画面



Spotifyコントロール機能





Spotifyのコントロールに対応しました。
Fitbit画面からいいねをしたり、プレイリストやポッドキャストを表示できるようです。
とはいえ、音楽を聴くときは、イヤホンをしているでしょうし、
イヤホンからコントロールできるので、この機能は使ったことはありません。
FitbitからSpotifyコントロールをするんにはプレミアムアカウントが必要です。


FBc4dif-3.JPG
Fitbit Charge4 Spotifyアプリアイコン
(ホーム画面で右から左へスワイプしてアプリリストより)









アクティブ心拍ゾーン時間





今までは、アクティブ時間といって、体を動かしてアクティブになっている時間を累積で積算しているだけでした。Charge4からは、有酸素運動は1分が1ゾーン時間、有酸素運動やピークパフォマンス運動が1分が2ゾーン時間となって、有酸素以上の運動を推奨するカウント方式に変えました。有酸素運動とピークパフォーマンスが同じカウントなのがちょっと違和感がありますが、そもそもFitbitは本格的にスポーツをする人向けというより、生活の中でアクティブにしたいとか、健康的な生活をしたいくらいの人向けなので、あまり求めすぎずないくらいがちょうどいいんだと思います。
今までアクティブ時間といっていたところがCharge4ではアクティブ心拍ゾーン時間表記に変わります。下から上にスワイプすることで出てくる現在のステータス画面(TODAY)や、アクティビティを完了した時に出てくるアクティビティの結果の画面でもアクティブ心拍ゾーン時間という項目で確認することができます。一日22ゾーン時間、週で150ゾーン時間というのが目標となります。



FBc4dif-5.jpg
Fitbit Charge4の一日のステータス(TODAY)画面(下から上にスワイプ)



FBc4dif-6.JPG
Fitbit Charge4のアクティビティ結果(ランニング)画面(アクティビティ記録終了時に表示)




アクティブ心拍ゾーン時間、確認(アプリ)





では、アクティブ心拍ゾーン時間というのがアプリでどのように表示されるのかを見ていきましょう。
アクティブ心拍ゾーン時間は今までアクティブ時間(minutes)の表示があったところに、置き換えの形で取り入れられています。
標準だとホーム画面で歩数の下に四つの指標が表示されていますがそこの左端から三つめ、右端から二つ目の^(への字)が上に三つ重なった形のアイコンの部分です。



FBc4dif-8.jpg
Fitbit Charge4がメイントラッカーに設定されたアプリのホーム画面




FBc4dif-8A.jpg
Fitbit Charge4にて記録したアクティブ心拍ゾーン時間(日表示)




FBc4dif-8C.jpg
Fitbit Charge4にて記録したアクティブ心拍ゾーン時間(週表示)
Charge3を使用した期間はActive minutes、Charge4を使用した期間はゾーン時間を記録



FBc4dif-9.jpg
Fitbit Charge4にて記録したアクティブ心拍ゾーン時間(日表示、目標達成日)時間の割合表示



FBc4dif-9A.jpg
Fitbit Charge4にて記録したアクティブ心拍ゾーン時間(日表示、目標達成日)心拍数表示



FBc4dif-9C.jpg
Fitbit Charge4にて記録したアクティブ心拍ゾーン時間(日表示、目標達成日)時間の内訳表示




FBc4dif-9D.jpg
Fitbit Charge4にて記録したアクティブ心拍ゾーン時間(概要説明)




FBc4dif-9B.jpg
Fitbit Charge4にて記録したアクティブ心拍ゾーン時間(週表示、日別棒グラフ)




FBc4dif-9E.jpg
Fitbit Charge4にて記録したアクティブ心拍ゾーン時間(週表示、目標達成週)




FBc4dif-12.jpg
Fitbit Charge3にて記録した日はActive minutes(アクティブ時間)のみ表示
(心拍数が一定以上になった時間( 分))










ウオッチフェイス





Charge4から設定できるウオッチフェイスが増えています。
Charge3では15種類くらいだったのが、Charge4では22種類程度に増えています。
といっても私が使っているのはStats Heavyなので、Charge3と変わらない画面になっています。
Versaシリーズのように自由にウオッチフェイスを選べるようにしてもらえるともっと良いのですが、画面のサイズの制約もあり難しいのでしょうか?
Fitbitさん、もし可能なら是非お願いしたいです!!!



FBc4dif-13.jpg
Fitbit Charge4のウオッチフェイスリスト(例)










最後に




デザインの大幅な刷新がないようですが、実は筐体がプラスチックになってより単独でのGPS電波受信に対応したり、Spotifyコントロールに対応したり、進化しているChargeシリーズです。Charge3のwovenバンドが気に入っていたので、悪くない進化だと思います。欲を言うなら、バッテリーの持ちを改善して欲しいとか、画面の常時表示に対応して欲しいとか、SpO2測定も推定酸素変動度ではなく、SpO2値を直接表示して欲しいとか、ウオッチフェイスやアプリのサードパーティへの解放とかありますが、まずは順当な進化ですので、最新のFitbit Charge4をまずは活用していきたいと思います。


Charge4の発売に伴って新作バンドが発売されています。
下記のページにてレビュー記事を載せてますので参考にしてください。
Charge3/4交換用WOVENバンド Midnight Lサイズです。


Fitbit Charge3/4の新色WOVENバンドをチェック!紺色に白とライトブルーの模様が入ってスタイリッシュになった!



スポンサーズリンク



この記事へのコメント