豪雨で被災した日田市天瀬町では、12日、災害ボランティアセンターが開設されました。一方、被災した建物では空き巣の被害も出ています。日田市天瀬町に開設された災害ボランティアセンターには朝から多くの人が集まりました。新型コロナウイルスの感染防止対策のため、受け付けは県内在住者に限定していて検温なども行われていました。きょうは、およそ220人のボランティアが参加したということで土砂のかき出しや家財道具の運び出しに汗を流していました。また、現地では地元の人たちによる炊き出しも始まっていて12日は、あたたかいおにぎり500食が被災者やボランティアに配られていました。一方、被災地では、空き巣被害も。建物の所有者によりますと、2階に保管していた骨董品の壺などが盗まれていたということです。現場では、警察の捜査が行われていました。被害にあった建物の所有者は「2階に上がっていないのに足跡がたくさんあった。それで物品が全部盗まれているのがわかった」と話していました。また、日田市天瀬町では天ヶ瀬温泉を流れる川の上流にある湯ノ釣温泉でも被害が広がっていて被害の全容が分かるにはまだ時間がかかりそうです。