[名](スル)事実を曲げたり、ありもしない事柄を作り上げたりして、その人のことを目上の人に悪く言うこと。「讒言されて不遇の身となる」
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
( 名
) スル 他人を陥れようとして、事実をまげ、いつわって悪あしざまに告げ口をすること。 「 -して失脚させる」 「 -にあう」
「ざんげん」の転。 「いかなる-などのありけるにか/源氏 柏木」
出典 三省堂大辞林 第三版について 情報
〘名〙 事実をまげ、いつわって人を悪く言うこと。また、そのことば。告げ口。中傷。ざん。讒口。讒舌。讒説。ぞうげん。
※後二条師通記‐寛治四年(1090)一〇月四日「有レ聞二讒言一、承レ之、申二不レ便候由一」
※仮名草子・身の鏡(1659)中「頼朝に義経を讒言(ザンゲン)したるを」 〔詩経‐小雅・青蠅〕
〘名〙 「ざんげん(讒言)」の変化した語。
※枕(10C終)一八七「いささかもかの御ことにたがふ者をばつめたて、ざうげんし、あしけれど」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報