「東京裁判史観(自虐史観)を廃して本来の日本を取り戻そう!」
そう願う心が臨界質量を超えるとき、思いは実現する。
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《 いま注目の論点 》
★なぜ声を上げない「尖閣危機」――酒井充さん
★「国賓中止」の決議 自民の及び腰に失望した――産経新聞
★朝鮮半島有事に日本は無関係か――江崎道朗さん
★国境紛争 二番煎じは失敗――矢板明夫さん
★駐留米軍削減 独の本音は――三井美奈さん
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従軍慰安婦はなかったのである。虚妄である。その虚妄が事実として広く信じられ、事あるごとに日本人を貶(おと)しめる材料に持ち出される。最近は戦前のことを知る人が少なくなった。そのことが虚妄をより強く事実と信じさせる条件にもなっている。こうなった発端は、官房長官の任にある人が謝罪したからである。事実を曲げて譲ったからである。そのために日本は子々孫々まで謂(い)われのない汚辱にまみれなければならなくなったのだ。
◆従軍慰安婦は虚妄である
連載 第184回「歴史の教訓」――渡部昇一・上智大学名誉教授
【『致知』http://www.chichi.co.jp/ 2012年5月号、p118 】
従軍慰安婦についてはすでに何度も述べている。くどくど言う必要はあるまい。日本軍が朝鮮やシナの婦女子を拉致し、軍隊の管理のもとに兵隊のセックス奴隷にしたという従軍慰安婦などは絶対になかったのだ。
あったことを証明するには証拠を見つければいい。しかし、なかったことを証明するのはなかなか難しい。なかったことに証拠などあるわけがないからである。
だが、これは従軍慰安婦などなかったことの有力な証拠になる。それは日韓基本条約を結ぶための日韓交渉である。
この日韓交渉は短期間の交渉で済んだのではない。予備交渉から締結の1965年まで14年を費やし、重ねられた交渉は数え切れないほどだ。交渉では日韓間のあらゆる問題が洗い出され、俎上(そじょう)にのり、激論が戦わされ、ある時は前進し、ある時は後退するという状態だった。
もし従軍慰安婦が事実なら、これは韓国側にとって有利な条件を日本に突きつける絶好の材料である。交渉に持ち出さないはずはない。だが、長時間の日韓交渉で従軍慰安婦の問題が持ち出されたことはまったくない。たったの一度もない。これはどういうことなのか。
日韓交渉を主導し、基本条約の締結に持っていった韓国側の主役は、朴正熙(パクチョンヒ)大統領である。この人は日本の陸軍士官学校に学び、満洲国軍の将校だったという経歴である。日本の軍隊のことは日本人以上に知っている。だから、従軍慰安婦などは見たことも聞いたこともなく、したがって従軍慰安婦など発想さえ持ちようがなかったのだ。
朴大統領だけではない。交渉に連なった韓国側の人たちも、戦前のことはよく知っていた。ない従軍慰安婦を交渉に持ち出すなど考えようもなかったのである。
この事実が従軍慰安婦などなかったことの何よりも証明である。
ところが、何をトチ狂ったのか、官房長官の任にあった河野洋平が韓国に対して、従軍慰安婦問題について謝罪してしまったのだ。官房長官が謝罪した。この事実は重い。これで従軍慰安婦問題は決定的になってしまった。
挙句にはアメリカ下院で従軍慰安婦問題で対日非難決議がなされ、日本は非人間的で不道徳な国というイメージが世界に広まることになった。
これを追い風に、韓国の李明博(イミョンバク)大統領は日韓首脳会談でこの問題を持ち出し、三・一運動記念式典とやらでも従軍慰安婦問題の解決を日本に迫る演説を行っている。韓国は大統領改選時期が近づいている。従軍慰安婦問題をクローズアップして韓国民の反日感情を煽(あお)り、票に結びつけようとする意図がそこには働いていると思われる。
しかし、従軍慰安婦はなかったのである。虚妄である。その虚妄が事実として広く信じられ、事あるごとに日本人を貶(おと)しめる材料に持ち出される。最近は戦前のことを知る人が少なくなった。そのことが虚妄をより強く事実と信じさせる条件にもなっている。
こうなった発端は、官房長官の任にある人が謝罪したからである。事実を曲げて譲ったからである。そのために日本は子々孫々まで謂(い)われのない汚辱にまみれなければならなくなったのだ。
河野洋平の罪は万死に値する。それでも己の罪を自覚したならば、いまからでもできることがある。韓国への謝罪は過ちだった、従軍慰安婦はなかった、と日本国民に詫びることである。それが日本がかぶっている虚妄の濡(ぬ)れ衣(ぎぬ)を払拭(ふっしょく)する端緒になるだろう。河野洋平は政界を引退したからといって楽隠居を決め込む立場ではないことを知るべきである。
彼には寿命を終える前にやらなければならない重要なことが残っているのだ。
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★国境紛争 二番煎じは失敗――矢板明夫さん
★駐留米軍削減 独の本音は――三井美奈さん
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従軍慰安婦はなかったのである。虚妄である。その虚妄が事実として広く信じられ、事あるごとに日本人を貶(おと)しめる材料に持ち出される。最近は戦前のことを知る人が少なくなった。そのことが虚妄をより強く事実と信じさせる条件にもなっている。こうなった発端は、官房長官の任にある人が謝罪したからである。事実を曲げて譲ったからである。そのために日本は子々孫々まで謂(い)われのない汚辱にまみれなければならなくなったのだ。
◆従軍慰安婦は虚妄である
連載 第184回「歴史の教訓」――渡部昇一・上智大学名誉教授
【『致知』http://www.chichi.co.jp/ 2012年5月号、p118 】
従軍慰安婦についてはすでに何度も述べている。くどくど言う必要はあるまい。日本軍が朝鮮やシナの婦女子を拉致し、軍隊の管理のもとに兵隊のセックス奴隷にしたという従軍慰安婦などは絶対になかったのだ。
あったことを証明するには証拠を見つければいい。しかし、なかったことを証明するのはなかなか難しい。なかったことに証拠などあるわけがないからである。
だが、これは従軍慰安婦などなかったことの有力な証拠になる。それは日韓基本条約を結ぶための日韓交渉である。
この日韓交渉は短期間の交渉で済んだのではない。予備交渉から締結の1965年まで14年を費やし、重ねられた交渉は数え切れないほどだ。交渉では日韓間のあらゆる問題が洗い出され、俎上(そじょう)にのり、激論が戦わされ、ある時は前進し、ある時は後退するという状態だった。
もし従軍慰安婦が事実なら、これは韓国側にとって有利な条件を日本に突きつける絶好の材料である。交渉に持ち出さないはずはない。だが、長時間の日韓交渉で従軍慰安婦の問題が持ち出されたことはまったくない。たったの一度もない。これはどういうことなのか。
日韓交渉を主導し、基本条約の締結に持っていった韓国側の主役は、朴正熙(パクチョンヒ)大統領である。この人は日本の陸軍士官学校に学び、満洲国軍の将校だったという経歴である。日本の軍隊のことは日本人以上に知っている。だから、従軍慰安婦などは見たことも聞いたこともなく、したがって従軍慰安婦など発想さえ持ちようがなかったのだ。
朴大統領だけではない。交渉に連なった韓国側の人たちも、戦前のことはよく知っていた。ない従軍慰安婦を交渉に持ち出すなど考えようもなかったのである。
この事実が従軍慰安婦などなかったことの何よりも証明である。
ところが、何をトチ狂ったのか、官房長官の任にあった河野洋平が韓国に対して、従軍慰安婦問題について謝罪してしまったのだ。官房長官が謝罪した。この事実は重い。これで従軍慰安婦問題は決定的になってしまった。
挙句にはアメリカ下院で従軍慰安婦問題で対日非難決議がなされ、日本は非人間的で不道徳な国というイメージが世界に広まることになった。
これを追い風に、韓国の李明博(イミョンバク)大統領は日韓首脳会談でこの問題を持ち出し、三・一運動記念式典とやらでも従軍慰安婦問題の解決を日本に迫る演説を行っている。韓国は大統領改選時期が近づいている。従軍慰安婦問題をクローズアップして韓国民の反日感情を煽(あお)り、票に結びつけようとする意図がそこには働いていると思われる。
しかし、従軍慰安婦はなかったのである。虚妄である。その虚妄が事実として広く信じられ、事あるごとに日本人を貶(おと)しめる材料に持ち出される。最近は戦前のことを知る人が少なくなった。そのことが虚妄をより強く事実と信じさせる条件にもなっている。
こうなった発端は、官房長官の任にある人が謝罪したからである。事実を曲げて譲ったからである。そのために日本は子々孫々まで謂(い)われのない汚辱にまみれなければならなくなったのだ。
河野洋平の罪は万死に値する。それでも己の罪を自覚したならば、いまからでもできることがある。韓国への謝罪は過ちだった、従軍慰安婦はなかった、と日本国民に詫びることである。それが日本がかぶっている虚妄の濡(ぬ)れ衣(ぎぬ)を払拭(ふっしょく)する端緒になるだろう。河野洋平は政界を引退したからといって楽隠居を決め込む立場ではないことを知るべきである。
彼には寿命を終える前にやらなければならない重要なことが残っているのだ。