沖縄県は12日、浦添市のキャンプ・キンザーで新たに1人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。キンザーでの感染確認は初めて。米軍施設では5施設目。7~12日の6日間で在沖米海兵隊関係で62人が感染したことになる。2日のキャンプ・マクトリアスの1人を加えると7月に入って63人目。
県は11日、普天間飛行場で38人、キャンプ・ハンセンで23人の感染を確認したと発表したが、12日の発表で普天間39人、ハンセン22人に訂正した。合計に変更はない。
キャンプ・フォスター(瑞慶覧)の日本人基地従業員で接触者2人の行政検査を実施している。陽性は確認されていない。
県は米軍の意向で感染者数を非公表としてきたが、11日夜に玉城デニー知事と会談した在沖米軍トップのクラーディー四軍調整官が「県の公表は妨げない。公表しても報告を続ける」と公表に応じる考えを示したため、公表に転じている。
3月には嘉手納基地関係で3人が感染している。


