春日大社国宝殿
Kasugataisha Museum
主な収蔵品
武将の崇敬の証 -刀と鎧他武器武具-
春日大社には平安時代以降の各時代を代表する太刀が揃って残っています。飾剣(かざたち)、毛抜形太刀(けぬきがたたち)、兵庫鎖太刀(ひょうごぐさりたち)、革包太刀(かわづつみたち)などの各種の最高級品を所蔵しているのは春日大社のみで、その内8件25点が国宝に、8点が重要文化財に、7点が重要美術品に指定されています。さらに刀身が研ぎ減りの見られない生(うぶ)な状態なものが多く貴重です。
また春日大社では究極の豪華さと美しさを誇る国宝の赤糸威大鎧2領、機能美と優美さを兼ね備えた国宝の黒韋威の胴丸が2領伝えられています。これらは日本の甲冑の代表として様々なメディアで紹介されています。
春日美術の世界 -春日曼荼羅と絵巻物-
美しい自然の中に春日社を描く宮曼荼羅や鹿の背に乗って神様が春においでになったという、 春日社創立の来歴を描いた種々の″鹿曼荼羅″その他、神様の使いである鹿を造形する様々な宝物が 伝わっています。 また春日明神の霊験の数々を描く雅やかな鎌倉絵巻の名品、春日権現験記。国宝殿には、 文化4年(1807)松平定信の自筆の奥書のある優れた模写本が収蔵されます。