2020年7月11日土曜日

SwanⓇはスワン社?メタコン社?

スザンナのコミュニティアーカイブです

★以下に記載する内容は、下記の引用を元に作成いたしました★

【弁護士法人クラフトマンさんの解説より】
非典型的な商標権侵害行為

【古物営業法】

【税関】

【EC法務.COMさんより返品に関して】


■はじめに

小町さんのインスタグラムにおいて変な投稿を見つけました。
私の動画に「スワン社に通報します(アカウント:きなこさん)」というコメントが届いたのですが、
小町さんは、なぜかきなこさんとさん同様、「重大問題」とお書きになられて、
さらに
重大問題にもかかわらず、
「メタコン社が悲しむから問い合わせるのをやめました」とありました。
小町さんはそれまでずっとSWANⓇの糸をスワン社と呼んでらっしゃいました。
私が、きなこさんに、「SWANⓇの会社の名前すら知らないくせに」と書いたら、
なぜか小町さんが、スワン社からメタコン社に突然仕入れ先名称を変更しました。

そもそもスワン社がSWANⓇを扱っておられるのでしょうか?
そのスワン社はどこにあるのでしょうか?
スワン社というまた別の類似の会社があるのでしょうか?

と思っていた矢先、
突然メタコン社に名称を変更されましたので、また矛盾が出てきました。


■矛盾とは?

では一体、「正規ルート」って今までどこと取引されていたのでしょうか?
メタコン社ではなくスワン社から購入されてたはずですよね?
メタコン社でもスワン社でもどっちでも正規ルートになるのですか?

また、 正規ルートとおっしゃっておられるのに、
「タイ語と日本語が堪能なサポートの人」、
それを仲介業者と呼ぶのでは?、
を通しておられました。

そもそも正規ルートっていう表現は一体何を指しているのでしょう?
詳しくは動画でお話しました。
おそらく小町さんは俗にいう並行輸入業者です。
しかしいまのところまだ確証はありません。

また、 公に販売契約を本社と結んでおられる場合、
正規代理店としてすべての質問に答える義務が発生します。
開封後劣化するのかどうか という単純な質問でさえ
「問い合わせるのをやめる」
というのは理解に苦しみます。
また、 正規代理店として商品の強度説明を怠るのは職務怠慢だと思われます。

よって、私は勝手ではありますが、
小町さんは正規代理店ではなく、
単なる並行輸入品の小売業者であり、
さらに、
メタコン社に無断で開封販売しているSWANⓇの糸の
2次的、3次的販売業者と位置付けたいと思います。
詳しい理由は後程説明いたします。


■開封はなぜダメ?

日本では、江戸打ちひもが裸のまま並べられているからスワンも大丈夫、
と小町さんはおっしゃっておられましたが、
何度も申し上げますが、
そもそもSwanⓇはパッケージも含めて製品です。

あのパッケージは特殊で、
2段階で空気に触れない形で糸を引き出せるようになっています。
また、パッケージにはしっかりとメタコン社の商標登録である
白鳥ロゴと商標権が明示されています。

つまり、あのSWANⓇの糸は、パッケージも含めて製品なのです。

その製品を開封した時点でリスクが発生します。
中身を入れ替えることが可能になるからです。

その中身を本物かどうか見分けることが出来るのは
この世で唯一、メタコン社だけです。

いくら小町さんが本物だと言い張っても、
公的にも法的にも証明することはできません。

だから、開封販売してはいけないのです。
私は、小町さんのためを思って言っているのです。

つまり、開封してしまうと、
SWANⓇの糸と名乗ることはできなくなります。
なぜなら、本物である証を失うからです。
それをSWANⓇのブランド力を残したまま販売することは商標権侵害にあたります。

そんな、開封してしまったSWANⓇのブランド価値を失った糸を
新品としてネット通販で購入した場合は返品しましょう。
小町さんは
「欠陥がある場合を除き、基本的に返品は受付ません」
と書いてらっしゃるので、見本帳、開封済み商品は
・パッケージの欠如、欠損、破損
・本物かどうか分からない
・新品かどうか分からない
として返品しましょう。

あるいは、
購入時の記載不備による「法定返品権」(詳しくは省略)で返品しましょう。

詳しくは、消費者センターにご相談ください。

さらに、小町さんはSWANⓇの糸を
小売り用として輸入し税関で申告し関税を支払っているはずです。
なぜなら未開封の密封パッケージで、裸ではないからです。
裸の場合は、原糸となります。
原糸と小売りでは税率も異なりますし
申告時の原料表示におけるルールも小売り用は原糸よりも緩いのです。

ばら売り販売、見本帳販売は開封し中身を取り出しているので、
それは小売商品ではなく原糸になるため
関税逋脱、原料表示の記載不備が疑われます。

また、透明袋が簡易包装に見えたとしましても
小町さんの輸入元という表現や原料表示のラベルが貼られている時点で
そのパッケージは包装とみなされ簡易包装ルールが適用されません。
よって、小町さんはすでに小売り業者ではなく製造業者かもしれません。
製造業者には安全基準を順守した表示義務と製造業者としての義務が発生します。

その自作のパッケージをさらにメタコン社のSWANⓇの糸として販売しています。
つまり、この時点で小町さんは、
メタコン社の商標権をも侵害しています。
それは紛れもない事実です。
ただし、海外の企業なので、警察庁や特許庁の判断にゆだねることになります。

通常、企業が小売り企業に開封小分け販売を許している場合、
その企業の商標権を使用する許可も同時に与えているはずです。
よって、小分け袋にもメタコン社の商標登録である
白鳥マークⓇやSWANⓇが記載されているはずです。
どうぞ購入なさった商品パッケージや糸の見本帳を良くご覧ください。
私が動画で見せたロゴはついていますか?
どこから輸入されたのか、製造元の表記は正しく不備なく書かれていますか?

ご購入されて不安が残る方は
最寄りの消費者センター
および
最寄りの警察署の生活安全課
までご相談ください。

【引用】梅本合同会社より(下記リンク)
商標権者の許諾のない再包装品やバリエーション
(詰め替え品、小分品、セット品、バンドル品)など、
商標権者の商品の品質が害される恐れがある商品は、
商標権の侵害にあたります。(大阪地判平成6年2月24日判決)。
さらに、
特許庁の見解では、リパッケージは、
「商品の品質が害される恐れ」の有無の立証をまたず、
ただちに商標権を侵害すると明確に指摘しています。

※判決文は最下部に記載いたします。

これらのことは
輸入食料店KALDIなどが
海外のパッケージに日本語の小さなラベルを貼っただけの状態で
未開封のまま販売していることからもお分かりいただけるのではないでしょうか?

まだ問題が残ります。


■オリジナルの2色セット、3色セットの問題点

株式会社手遊び小町さんが販売している
オリジナル2色セット、3色セットは
SWANⓇを開封し、別パッケージに移し入れる際に、
量を変更し、他の色と組み合わせたり、加工を施して
「幾分の手入れ」をしていますよね?
でも、それでも糸は糸のままですし、
本来の目的のまま糸として販売されています。
本来の使用目的に変更はありません。
そしてそれをSWANⓇの糸として販売しています。

それの何が問題か?

そもそも小町さんは
「開封した新品ではないものを小売り販売する権利」
を有しているのでしょうか?

メタコン社に了解を得ている、
とおっしゃっておられますが、
実は問題はそれだけではありません。


■メタコン社の了承があっても違法なの?

仮に、
メタコン社が開封小分けを許していたとしても、
違う問題が発生します。

メタコン社のパッケージから取り出されて
汎用パッケージに詰め替えられた糸は
新品ではないかもしれません。
だれも、新品かどうか判断できないからです。

新品でないものを小売販売する権利を有しているかどうか、
そのことについてはいまだに回答がございません。

小町さんは古物商許可証をお持ちなのでしょうか?

これで終わりではありません。


■未開封販売でも問題?

もし未開封状態のまま販売するとしても問題が残ります。
株式会社手遊び小町さんに当初SWANⓇの糸をプレゼントされたのは、
確か所属会員のクレアクラフトさんでした。

今回、入手経路が明らかになっておりませんが、
手遊び小町さんがどの方法でSWANⓇの糸を入手されているのかが問題となります。

①クレアクラフトさんからSWANⓇの糸を買い取って販売
②日本にいる仲介業者からSWANⓇの糸を買い取って販売
③タイにいるSWANⓇの糸を輸出販売している業者から買い取って販売
④タイのメタコン社から直接購入し発送されたSWANⓇの糸を販売

この場合、①と②は転売の可能性が発生します。
転売ビジネスは、古物商許可証が必要です。
③と④は新品として販売できます。

なぜなら、
①と②には株式会社手遊び小町さんが輸入したという通関証明書がないからです。
もし転売であるならば、
ネット通販における古物商許可証の提示義務が発生するかもしれません。

③と④の場合も、口頭だけの説明では証明にはなりません。
輸入時のインボイスと通関証明書、関税支払い領収書等の
全ての経路が証明できる書類を提示して初めて立証できます。

さらに、上記でも説明いたしましたが、
③と④の場合でも、万一開封して原料として糸を小分け売りした場合
関税率と申告ルールが異なるため
関税逋脱の疑いが発生しています。

もし、口頭のみで株式会社手遊び小町さんが
「直輸入」とおっしゃっておられるのであれば、
それは信用性に欠けます。

続いて、
なぜ開封販売が問題かを説明いたします。


■開封したら劣化が始まる?

開封すると、その時点で新品ではなくなる話は先ほど書きました。
そのほかに残る問題点は酸化や劣化の問題です

小町さんにSWANⓇの糸を紹介されたクレアクラフトさんが、
同じインスタグラムのコメント欄にて
5年前に開封して巻いてある糸があるが全く劣化していない、
といったような発言をされておりましたが、
それは耐久性テストを受けたうえでの発言でしょうか?

そうであるならばテスト結果を公表する義務があると思います。
自分の目、自分の感覚は数値化できません。

私は長年自動車及び自動車部品の並行輸入業を営んでまいりました。
輸入自動車においては、
①排ガス検査
②非破壊検査もしくはメーカー公式の詳細スペックを提出、
その他
を受けてようやく陸運局で登録できるのです。
その際、別途、強度計算書を求められることもあります。

実は、 強度は計算によっても求めることが出来ますし、
経年劣化についても耐久性テストで数値を出すことが出来ます。

何度も繰り返しますが、
小町さんが本当に正規代理店であり、
開封販売を公に認められている企業であるのであれば、

①メーカー公式の詳細データ
②商標権のある小分け用ロゴパッケージ
③メーカー承認済みの商標ロゴが付いた公式の見本帳

の全てをお持ちであるはずです。

また、今回のような劣化発言に対して反論されるのであれば、
クレアクラフトさんの5年前の酸化が進んだ糸と
新品の糸の両方の耐久性テストを受け、
数値結果の違いを公表するべきだと思います。
また、変色経過観察も行うべきです。
確かにメタコン社は紫外線に強い素材を使っている、
と公式に発表しています。
しかし、紫外線に強い、と、劣化しない、は別問題です。

ただし、 クレアクラフトさんの糸が本物で、さらに5年前のもの、ということを
「公的に証明」できるのでしょうか?そこが疑問です。
上記で書きましたが、
パッケージから出された糸を
本物かどうか見極めることが出来るのは、
法的にもメタコン社だけだからです。


■まだ残る問題点、それは成分とアフターサービス

今までの内容を見る限り、
小町さんがメタコン社と直接取引されていないことはほぼ明らかです。
コンタクトを取ってくださる仲介業者を挟んでいる
とご自身でも認めてらっしゃいます。

また、その仲介業者さんが信用できるかどうかも怪しいところがあります。
開封したら劣化が始まるのかどうか、
という誰でも簡単にこたえることが出来る質問を
「そんなのこわくてメタコンに質問できない」
と返答する仲介業者を信用できますか?

アフターケアが大切なのに、
それをしようとしてくれない仲介業者だと
劣化するのかどうかと同じくらい大切な問題
不良品が見つかった場合の対処にも不安が残ります。

もし、思わぬ不良品に当たった場合、
どこに言えばいいのでしょう?
誰が保証してくださるのでしょう?

この流れで皆さんが予想されるこの仲介業者の返答は
「そんなのこわくてメタコンに言えない」
ではないでしょうか?
 
その仲介業者は小町さんにとって本当に良いパートナーでしょうか?
不良品が見つかった場合も責任逃れをする仲介業者だと
責任を負って商品の交換や返品の負担を負うのは小町さんただ一人になってしまいます。

するとどういうことが起こるかと言いますと、
小町さんは、仲介業者やメタコン社の代わりに
返品リスクを抱えなければならないので
仕入れ価格に返品リスクを上乗せして販売価格を決める必要があります。

つまり、返品交換が仲介業者に受け付けてもらえないために
小町さんの販売価格は必然的に高くなってしまう、ということです。
そのリスクを消費者が仲介業者の代わりに負担している、ということなのです。

分かりますか?
アフターサービスを嫌がる仲介業者と組んだ場合
損をするのはいつでも私たち消費者なのです。
だから、仲介業者選びはとても大切です。

私は小町さんの販売価格が適正であるとは思いません。
本来、もう少し安く提供できるはずです。
それが出来ないのは、
返品リスクとして、
1袋に2袋分の原価が上乗せされているのではないか?
と仮定した場合、ちょうど計算が合うのです。
私が想定する価格より400円~800円高いのです。
※下記の白鳥ロゴの業者の見積もり内容に準じた場合

だから、早く大手の商社が参入してくれないかなあって期待しているんです。
適正価格と不良品に対するアフターサービスも安心です。


次に、小町さんが小分け商品や見本帳に記載してらっしゃる成分について
ナイロン100%と書いてらっしゃいました。
それは本当でしょうか?

メタコン社では様々な原料を特別配合してSWANⓇの糸繊維を作っている(詳細省略)
と公式発表しておられます。
特別配合された糸は本当にナイロン100%なのでしょうか?

PEテープはポリエチレン
PPロープはポリプロピレン
など、どこのメーカーでも原料を明確に記載しています。

小町さんは繊維製造業者にあたる可能性もあり、
SWANⓇの糸の輸入販売元を謳っておられるので、
家庭用品として、明確に原料と構成比率を記載する義務が発生しています。
記載漏れや誤表示はないものと思いたいです。



■見本帳と白鳥ロゴの業者

皆さんの中にもSWANⓇの糸の見本帳を
小町さんが販売されているのをご存知の方もいらっしゃると思います。
その見本帳を小町さんは
「スワンから許可を得ている」
っとおっしゃっておられました。

先ほども申し上げましたが、SWANⓇの糸のメーカーはメタコン社です。
スワン社はSWANⓇの糸のメーカーではありません。
この流れは以前にも実はブログで書いております。
詳しくはこちらのURLをご覧ください。

実は、SWANを名乗るSWANⓇの糸を輸出販売する業者がタイにいます。
その業者は白鳥マークを使っています。
その業者が公式非公式なのかは分かりません。
ですが、多くのスワン糸を扱う海外の業者がその人から購入しているのを
私は長らく見てまいりました。
その業者の主な出荷先はイタリアです。
イタリアにはその業者から購入したSWANⓇの糸を転売する業者がいます。
値段は良心的で、小町さんの約半額です。
その白鳥マークの業者はもちろん未開封のSWANⓇの糸を出荷していると思われます。

私が自分用にストックしているSWANⓇの糸は全て
タイのメタコン社の本店で直接選んで購入してきた本物の新品で領収書もあります。
ただし、販売する意思がないため不要な証拠の提示は致しません。
しかし、ブログにも書きましたが、メタコン社本店に色の見本帳はなく、
あるものを選んで買っていってもらうだけの商法を長年続けてらっしゃいます。
「お友達に買いに来てもらったらいいのよ」
がスタッフさんの口癖です。

上記の白鳥マークの業者を通じて購入したことはありませんが
見積もりを出してもらったことはあります。
値段が定価に上乗せされている都合上、
1回の購入で大量に買わせて1個当たりの値段を下げていくスタイルです。
少量販売には応じない大口の顧客だけを担当する業者です。
私のように個人的に使うだけの人間には量がさばききれないので、
購入しませんでした。

白鳥ロゴの業者は新色が出るたびフェイスブック上で色を紹介したりしていました。

小町さんは、警告を受けるたびに
ネット上の商品を取り下げたり
記載を変更したり
指摘があるたびに
見本帳をその都度変更したりします。

しかし、小町さんが作成する見本帳にはいつもメタコン社の商標ロゴが入っていないのです。

もしかすると、
見本帳の許可や開封販売を許しているのはメタコン社ではなく、
この白鳥マークの業者なのではないでしょうか?

あるいは、
こんな遠い国まで言ってこないだろう、と
許可を受けている、ということにしているだけ、ということも
最悪の場合考えられます。
そうは思いたくないですが。
実際、そのような海外メーカーの商標権侵害を平気で行っている業者は
多々見受けられます。


■感想

上記の通り、私は並行輸入業者でしたが、
常にメーカー公式の詳細スペックデータへのアクセス権を有しておりました。
なぜ小町さんが正規代理店として メーカーへの直接のアクセス権がないのか、
それが不思議です。

以上、 わたくしの経験に基づく個人的な感想を述べさせていただきました。


■最後に

大阪地裁平成6年2月24日判決文

当該商品が真正なものであるか否かを問わず、

また、

小分け等によって当該商の品質に変化を来すおそれがあるか否かを問わず、

商標権者が登録商標を付して適法に拡布した商品を、

その流通の過程で

商標権者の許諾を得ずに

小分けし

小袋に詰め替え

再包装し、

これを

登録商標と同一

又は

類似の商標を使用して

再度流通に置くことは、

商標権者が適法に指定商品と結合された状態で

転々流通に置いた登録商標を、

その流通の中途で

当該指定商品から故なく剥奪抹消することに他ならず、

商標権者が登録商標を指定商品に独占的に使用する行為を妨げ、

その商品標識としての機能を中途で抹殺するものであって、

商品の品質と信用の維持向上に努める

商標権者の利益を害し

ひいては

商品の品質と販売者の信用に関して

公衆を欺瞞し、

需用者の利益をも害する結果を招来するおそれがあるから、

当該商標権の侵害を構成する

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