カザフスタンで原因不明の肺炎、致死率は新型コロナよりはるかに高い=中国人も死亡
2020年7月9日、人民日報は、カザフスタンで原因不明の肺炎が発生し、中国人を含む多くの死者が出ていると報じた。
記事によると、カザフスタンにある中国大使館が「6月中旬以降、カザフスタンのアティラウ州、アクティウビンスク州、シムケント市で肺炎の発病率が高まっており、現時点で500人近くが感染し、30人余りが重症である」との情報を発表した。同国では今年上半期に肺炎で1772人が、6月だけで628人が死亡しており、死者には中国人も含まれているとのこと。また、致死率が新型コロナウイルスよりもはるかに高いとしている。
そして、現地の衛生当局がこの肺炎を引き起こすウイルスについて研究を進めているものの、現時点で特定ができていないとし、同大使館が現地滞在中の中国人に注意を呼び掛けていることを伝えた。
このニュースについて、中国のネットユーザーは「今年の目標はもはや、生きることだ」「2019年の年末に戻りたいよ」「まさか新型コロナ肺炎が変異したのでは」「また来た。一難去ってまた一難だ」「新型コロナが、旧型コロナに改名することになるかも」「本当にもうお願いだから、世界の状況が早く良くなってほしい」といった感想を残している。
また、カザフスタンと国境を接する新疆ウイグル自治区に住むネットユーザーから特に憂慮の声が見られる一方で、「恐れても仕方ない。恐れてもどうにもならないのだから」という意見もあった。さらには「米国がカザフスタンに生物実験室を建てたのかもしれない」とするユーザーもいた。(翻訳・編集/川尻)
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