7歳の娘を包丁で切りつけて殺害した罪に問われた女の裁判で、神戸地方裁判所は執行猶予付きの有罪判決を言い渡しました。
兵庫県猪名川町の無職・岩村智子被告(43)は去年9月、長女の樹里ちゃん(当時7歳)の腹や首を包丁で切りつけて殺害した罪に問われています。
これまでの裁判で、岩村被告は起訴事実を認めていて、事件当時の責任能力の有無が争点になっていました。
判決で、神戸地裁は「重度のうつ病が犯行に影響していたことは明らか」とした一方、「錯乱して意識が不鮮明であったとまでは言えない」と指摘。
岩村被告が犯行当時、心神喪失ではなく心神耗弱の状態だったと認定し、懲役3年(執行猶予5年)の有罪判決を言い渡しました。