【ソウル聯合ニュース】新型コロナウイルスの感染拡大や日本政府の対韓輸出規制強化の影響で、日本の対韓輸出額が11年3カ月ぶりの低水準となった。
韓国貿易協会と日本関税協会によると、5月の日本の対韓輸出額は前年同月比18.0%減の3293億円だった。2009年2月(3002億円)以来の低水準。
今年に入り日本の対韓輸出額は1月の3716億円から2月は4150億円に増え、3、4月も4000億円を上回ったが5月に急落した。
輸出額を品目別にみると、食料品が41.6%減少したほか、原料品(48.9%減)、鉱物性燃料(69.5%減)、化学製品(27.9%減)、原料別製品(29.5%減)、電気機器(11.1%減)、輸送用機器(61.1%減)なども2桁の減少幅となった。
5月の韓国からの輸入額も2009億円で27.3%減少し、10年4月以来の低水準となった。
韓国貿易協会の関係者は「5月の日本の対韓輸出額を品目別に詳しくみると、鉄鋼(48.5%減)、半導体(29.4%減)、石油製品(68.8%減)などの減少幅が大きかった。新型コロナウイルスの影響による需要減少、鉄鋼と石油製品の世界的な供給過剰、対韓輸出規制と韓国内の日本製品不買運動などが複合的に作用したようだ」との見方を示した。