先日、「1TBは何GBですか?」という質問をいただきました。
写真を撮っていると、ハードディスクは○TB、メモリーカードは○GB、写真データは○MBなど、様々な単位に遭遇します。
単位がバラバラなので、容量のイメージがしにくい方もいるかと思います。
というわけで今回は、TB、GB、MBについて解説していきます。
![](https://haretoki.net/wp-content/uploads/2018/03/torifuki03.jpg)
TB(テラバイト)、GB(ギガバイト)、MB(メガバイト)
まずはハードディスクなどで使われるTB(テラバイト)、GB(ギガバイト)からみていきましょう。
1TBとは
1TBは、GBより上の単位で
- 1TB=1000GB
になります。
GBはメモリーカードで使われている単位と同じです。16GB、32GB、64GBなどありますね。
1TBには、16Gのメモリーカードならおよそ62枚分のデータが入ります。
32Gなら約31枚分、64GBなら約15枚分と、かなりのデータ量であることがわかるかと思います。
1GBとは
次は1GBについてみてみましょう。GBは、MB(メガバイト)の1つ上の単位で
- 1GB=1000MB
になります。
MBは、写真1枚あたりの容量で使われる単位です。
機種や被写体にもよりますが、1枚あたり10MB前後と考えると、1GB(1000MB)にけっこうな枚数が入ることがわかりますね。
国際単位系
さて、ここまで紹介した「1TB=1000GB」「1GB=1000MB」は、少しむずかしい言い方をすると、国際単位系(SI)に基づく考え方になります。
一般にTB、GB、MBという場合はこの考え方を使います。市販されているハードディスクやメモリーカードの容量表示もこれに沿っています。
![](https://haretoki.net/wp-content/uploads/2018/03/torifuki03.jpg)
コンピューターの世界では「1GB=1024MB」?
ここまで「1TB=1000GB」「1GB=1000MB」と説明してきましたが、
- 1TB=1024GB
- 1GB=1024MB
と聞いたことがある方もいるかと思います。
これはコンピューターの世界の話で、2進数を基本に2の10乗(1024倍)ごとで考えます。
つまり、ちょっとややこしいのですが
- 一般的には :1TB=1000GB、1GB=1000MB
- パソコンでは:1TB=1024GB、1GB=1024MB
という2つの考えがあるわけですね。
ハードディスクの容量を、パソコンでみるとパッケージよりも少なく表示されるのはそのためです。
メビバイト (MiB)、ギビバイト (GiB) 、テビバイト(TiB)
さて、この一般的な表示(国際単位系)とコンピューターの表示では、容量が増えるほど誤差が大きくなっていきます。
そのため、IEC (国際電気標準会議)はコンピューター上の単位(2進数に基いた単位)を次のように定めています。
- TB(テラバイト)ではなく、Tib(テビバイト)を使う
- GB(ギガバイト)ではなく、GiB(ギビバイト)を使う
- MB(メガバイト)ではなく、MiB(メビバイト)を使う
このようにすれば一般的な表示との区別がついて、わかりやすくなるというわけすね。
つまり
- テビバイト(TiB)1TiB=1024GiB
- ギビバイト (GiB) 1GiB=1024MiB
となるわけですが・・・・なかなか普及しておらず、TB、GB、MBが変わらず使われています。
![](https://haretoki.net/wp-content/uploads/2018/03/torifuki06.jpg)
まとめ
今回はTB、GB、MBについてでした。
通常は、一般的に使われる1TB=1000GB、1GB=1000MBで問題ありません。
2進数との違いは少しややこしいですが「パソコンで見ると容量が少なく表示される」ぐらいの理解で大丈夫ですよ。
はれときどきカメラ編集部 RYOTA
はれときどきカメラの中の人その2。よく単焦点レンズをつけて街歩きをしています。好きなものは洋画とフエキくん。最近はツバメノートを愛用しています。
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