不正「B-CAS」で有料サッカー中継を視聴疑い 国交省航空局技官ら逮捕
2020年7月6日 11時24分
有料衛星放送の視聴に必要な「B-CASカード」の不正プログラムを他人に提供したとして、警視庁生活経済課は6日、不正競争防止法違反などの疑いで、国土交通省航空局技官の常安亮裕 (40)=東京都足立区関原3=と不動産経営の大熊啓泰 ( (46)=さいたま市南区大谷口=の両容疑者を逮捕した。2人とも容疑を認めている。
逮捕容疑では、大熊容疑者は2018年3月4日、不正に改変されたプログラムを、LINE(ライン)で常安容疑者に送り、常安容疑者は同5日、このプログラムを元同僚の男性ら2人に提供したとされる。
常安容疑者は自身も不正プログラムが入ったカードを使ってサッカー中継などを視聴していたという。
同課によると、2人はサッカー観戦をきっかけに知り合った。大熊容疑者は不正プログラムを「友人からもらった」と話しており、同課は作成した人物を調べている。
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