社員紹介

目標は、海外で新規プロジェクトに挑戦すること。
そのために、日本からの支援業務で必要な知識を習得中。

加藤 直之Naoyuki Kato

本社 国際事業本部 海外鉄道事業部門(2011年入社)

志望動機

東京で生まれ育ったこともあり、JR東日本は幼いころからなじみのある会社でした。鉄道は環境問題などの観点から、今後ますます交通手段としての需要が増加すると考え、この会社ならエンジニアとしての経験を活かし、やりがいをもって過ごせると考えました。また、当時は国際事業の職種の募集はありませんでしたが、経営構想に、今後海外事業に取り組む可能性について触れられていたことから、いつかは海外という大きな舞台で働いてみたいという思いもありました。

私の仕事

2016年8月、タイ王国バンコクに全長23kmの新たな路線として、パープルラインが開業しました。車両は、当社グループの総合車両製作所が製造して納入しました。現地では、当社も共同出資しているJTT(Japan Transportation Technology (Thailand) Co., Ltd)が、鉄道車両などのメンテナンス業務を請け負っています。こうしたパープルラインにかかわる技術、総務、商務、広報など幅広い分野について、関係各所と連携しながら現地を支援することが、私の主な仕事です。

一番印象に残っている仕事

鉄道車両はある程度使用すると、部品の劣化や摩耗などが生じてくるため、適切な周期で、適切な部位を、適切な方法でメンテナンスすることで、故障を未然に防止します。現地で実施するパープルラインの車両メンテナンスについて日本からの支援を検討した際には、前職で学んだ品質に妥協しない姿勢と当社での現場経験と計画業務を通じて培ったヒト・モノ・カネ・情報の知識を活かせることができたと実感しました。また、パープルラインを題材としたCM撮影や海外向け雑誌への寄稿に携わったことも、自身を成長させる良い経験となっています。

今後の目標

現在は日本からの支援業務を通じていろいろと学んでいる日々ですが、将来は自分自身が海外に駐在して新規プロジェクト案件に挑戦したいと考えています。もちろん現地で仕事をするためには、今以上に技術や商務面の知識が必要になります。当社の業務知識を向上させるとともに、英語は現地でのコミュニケーションツールとして必須ですので、英語力の向上にも努めます。

前の勤務先での仕事内容
自動車の完成車両工場に勤務し、ボディの精度と溶接の品質管理を担当していました。ボディは数百のプレス部品などで構成されており、約4000点の溶接で組み上げます。新型車両の生産準備ではCAD検討から携わり、何度も試作を繰り返して精度を高め、完成車での見栄えを0.1mm単位で造り込みました。「すべてはお客さまのために」という考えのもと、仕事に対して取り組む姿勢と、良い製品を提供するためにはいかに最新の技術があっても、肝心なのは「ヒト」であるということを学びました。
これまでのキャリア

職場名は当時のものを記載しています

応募者へのメッセージ
入社後、しばらくの間は現場でのメンテナンス作業を担当していました。そのとき、海外事業に携わるためには、車両職としてのさらなる知識が必要と考え、メンテマスター育成塾という社内研修に参加し、企画・計画業務を学びました。そして、シドニーへの短期留学を経験後、公募制異動で現在の業務に従事できました。当社では数多くの研修や制度が用意されており、自分で道を切り拓くことが可能です。ぜひ一緒に、会社を盛り上げていきましょう。

(掲載内容は取材当時のものです。)