第八章 麻雀の役一覧
この章では麻雀の役について説明します。
出現頻度が高めの役については役名を青く目立たせて表示していますので、率先して覚えるようにしましょう。 (役満の出現率はとても低いですが、その中でも出現頻度が高めの役満は目立たせて表示しています)
第一章からこの章の最期まで読み終えたら、麻雀の基本的なルールは理解できていると思います。一人用の麻雀ゲーム 麻雀天聖 で練習してみて下さい。


【 一翻役 】

■ 立直(リーチ)
チー、ポン、カンなどをせずにテンパイをすると場に1000点を出してリーチをかけることが出来ます。 その状態でアガると「リーチ」という一翻の役がつきます。

■ 一発(イッパツ)
リーチをかけた後の一巡以内(自分の番が来るまで)にアガると成立する役です。ただし、その一巡以内にチー、ポン、カンなどの鳴きが入ったときには、この役は無効になります。

■ 門前清自摸和(メンゼンチンツモホー)
チー、ポン、カンなどをせずにツモであがると成立する一翻の役です。

■ 断幺九(タンヤオ)

全ての組み合わせが2~8の数牌のときに成立する一翻の役です。この役は鳴いても一翻です。

■ 一盃口(イーペーコー)

同じ種類のシュンツ(3枚連番になっているもの)を「7,7,8,8,9,9」のように同じ並びで揃えるもので一翻の役です。鳴くとこの役はつきません。図ではマンズの「3,3,4,4,5,5」が揃っています。

■ 役牌(ヤクハイ)

三元牌(白発中)、場の風、自分の風のどれかをコーツ(同じ牌を3枚揃えたもの)にすると成立する役で一翻役です。鳴いても翻数は変わりません。(図は三元牌の「中」がコーツになっています) 例えば東場なら「東」のコーツが役牌になり、自分が西家なら「西」のコーツが役牌になります。 東場で東家の場合に「東」のコーツがあると、役が重なり「ダブ東」の二翻になります。
*場の風、自分の風についてわからない方は、前章の ゲームの流れについて をご確認下さい。

■ 平和(ピンフ)

下記の3つの条件が揃うと成立する一翻の役です。鳴くとこの役はつきません。
・メンツはすべてシュンツ(3枚連番になっているもの)であること。
・ジャントウ(同じ牌を2枚揃えたもの)が上で説明した「役牌(ヤクハイ)」でないこと。
・待ちがリャンメン待ちであること。(例えば手の中に数牌の「7,8」と持っていて6か9で待つこと)

■海底撈月(ハイテイラオユエ)
海底(局の最後の牌)でツモあがったときに成立する一翻の役です。

■河底撈魚(ホウテイラオユイ)
河底(局の最後の牌)でロンあがりしときに成立する一翻の役です。

■嶺上開花(リンシャンカイホー)
カンをしたときに引いてくる牌であがると成立する一翻の役です。

■槍槓(チャンカン)
ポンしている人がポンした牌と同じ種類の牌をツモって、その牌をカン(加カン)したとき、 他の人はそれがアガリ牌だったらロンすることができます。そのときにつく例外的な役で一翻役です。



【 二翻役 】

■ 三色同順(サンショクドウジュン)

マンズ・ピンズ・ソーズで同一並びの順子を完成させる二翻の役です。 チー、ポン、カンなどをして鳴くと一翻になります。 図の例ではマンズ・ピンズ・ソーズで「6,7,8」の並びを揃えています。

■ 一気通貫(イッキツウカン)

同じ種類の数牌で、「123,456,789」のシュンツを完成させる二翻の役です。 チー、ポン、カンなどをして鳴くと一翻になります。

■ 三暗刻(サンアンコー)

アンコ(手の中で同じ牌を3枚揃えたもの)を3組つくるつ成立する二翻の役です。アンコは手の中で揃えたもので、ポンして揃えたコーツはアンコには入りません。 アンコが2組ある状態でシャンポン待ちの場合は、ツモらなければいけません。(ロンした場合は3組目がアンコとはみなされないため)

■ 対々和(トイトイホー)

メンツ全てをコーツ(同じ牌を3枚揃えたもの)で揃えると成立する二翻の役です。ポンして揃えたコーツでも成立します。この役は鳴いても二翻です。

■ 七対子(チートイツ)

七種類の七組のトイツを作ると成立する二翻の役です。待ちは必ず単騎(タンキ)待ちとなります。同一の牌を四枚で対子二組とすることはできません。

■ 全帯幺(チャンタ)

全ての組み合わせに一、九、及び字牌が含まれていると成立する二翻の役です。 チー、ポン、カンなどをして鳴くと一翻になります。

■ 二重立直(ダブルリーチ)
チー、ポン、カンの無い一巡目(最初の捨て牌)でリーチをかけると成立する二翻の役です。 偶然性の高い役です。

■ 小三元(ショウサンゲン)

白発中の三元牌のうち、二種類でコーツ、残りの一種でトイツを作ると小三元となります。鳴いても翻数は下がりません。 この役自体は二翻ですが、必ず役牌が二つ入るため実質的に四翻となります。

■ 混老頭(ホンロウトウ)

全ての組み合わせを一、九、字牌のコーツ(七対子の場合はトイツ)で揃える二翻の役です。 鳴いても翻数は下がりません。

■ 三色同刻(サンショクドウコー)

マンズ・ピンズ・ソーズで同じ数のコーツ(同じ牌を3枚揃えたもの)を完成させる二翻の役です。鳴いても翻数は下がりません。図ではマンズ・ピンズ・ソーズの「1」を揃えています。

■ 三槓子(サンカンツ)

三組のカンツ(カンで出来たメンツ)を作ると成立する二翻の役です。鳴いても翻数は下がりません。



【 三翻役 】

■ 混一色(ホンイツ)

全ての組み合わせをマンズ・ピンズ・ソーズどれかの一種類と字牌だけにすると成立する三翻の役です。チー、ポン、カンなどをして鳴くと二翻となります。図はマンズと字牌だけの組み合わせです。

■ 純全帯幺(ジュンチャンタ)

全ての組み合わせに一か九の数牌だけが含まれる三翻の役です。 チー、ポン、カンなどをして鳴くと二翻になります。

■ 二盃口(リャンペーコー)

一盃口(イーペーコー)を二組揃える成立すると三翻の役です。チー、ポン、カンなどをして鳴くと成立しません。



【 四翻役 】

■人和(レンホー)
この役は子だけに与えられるもので、チー、ポン、カンの無い、一巡目以内に他の人からロンあがりすると人和になります。この役を役満扱いとするルールもあります。



【 六翻役 】

■ 清一色(チンイツ)

全ての組み合わせを一種類の数牌で構成する六翻の役です。チー、ポン、カンなどをして鳴くと五翻になります。図はソーズだけの組み合わせです。



【 役満 】

■ 四暗刻

アンコ(手の中で同じ牌を3枚揃えたもの)を四組揃えたもので役満となります。テンパイはシャボ待ちをツモるか、単騎待ちとなります。単騎待ちの場合、ダブル役満扱いとするルールもあります。チー、ポン、カンなどをして鳴くと成立しません。

■ 大三元

白発中の三元牌を全てコーツ(同じ牌を3枚揃えたもの)で揃えたもので役満となります。白発中以外のメンツやジャントウはどんな形でも構いません。鳴いてもOKです。

■ 国士無双

一、九、字牌をそれぞれ一枚ずつ、計十三枚集めて、その内のどれかをジャントウ(同じ牌を2枚揃えたもの)にしたもので役満となります。 ジャントウのないテンパイ形の場合、一、九、字牌のどれでもあがれる十三面待ちとなり、この場合はダブル役満扱いとするルールもあります。

■ 天和(テンホー)
親が配牌の時点でアガリになっていると天和になり、役満です。

■ 地和(テンホー)
子が、チー、ポン、カンのない第一ツモであがるとこの役満となります。

■ 大四喜

字牌の「東南西北」を全てコーツ(同じ牌を3枚揃えたもの)で揃えたもので役満となります。ダブル役満扱いとするルールもあります。鳴いてもOKです。

■ 小四喜

字牌の「東南西北」のうち、三種類をコーツ(同じ牌を3枚揃えたもの)、残り一種をジャントウ(同じ牌を2枚揃えたもの)で揃えたもので役満となります。鳴いてもOKです。

■ 清老頭

ジャントウ(同じ牌を2枚揃えたもの)とコーツ(同じ牌を3枚揃えたもの)の全てを一、九牌で揃えたもので役満となります。鳴いてもOKです。

■ 四槓子

自分一人で四組のカンツ(カンで出来たメンツ)を揃えると成立する役で、役満となります。テンパイ形は単騎待ちになります。鳴いてもOKです。

■ 字一色

全ての組み合わせを字牌だけで揃えると成立する役で、役満となります。鳴いてもOKです。

■ 緑一色

ソーズの 「2,3,4,6,8」と、字牌の「発」の、緑色の牌だけを使うと成立する役で、役満となります。鳴いてもOKです。

■ 九連宝燈

マンズ・ピンズ・ソーズの内どれか一種類で、一を三枚、九を三枚、二から八を一枚ずつと、ジャントウ(同じ牌を2枚揃えたもの)を一から九までの間で一つ揃えると、この役満となります。チー、ポン、カンなどをして鳴くと成立しません。ジャントウのないテンパイ形は一から九ま でどれでもあがれる九面待ちとなります。九面待ちをダブル役満扱いとするルールもあります。
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