一人暮らしならば、外出から帰ってきたとき、トイレの前後、調理の前後、食事の前後が、手洗いの基本的なタイミングです。
家族と同居している人は、さらに頻度を上げたほうがいいでしょう。同居人に高齢者がいる場合は、なおのことです。
とくに、新型コロナウイルスのように、症状が現れない期間(潜伏期間)が長い感染症が流行しているときは、「自分がすでに感染している可能性」を念頭に置く必要があります。できるだけマメに手を洗うことをおすすめします。
外出先では、「『みんなが触るもの(共有物)』に触れた後は、顔に触れないように気をつけつつ、すぐに手を洗う」と覚えておくといいでしょう。
公共交通機関の手すりやつり革、エスカレーターの手すり、ドアノブ、エレベーターや信号機のボタンや電気のスイッチ、銀行のATM などパスワードを入力するボタン、さらにはシェアリングエコノミーの車や自転車、駅で借りた傘などに至るまで、日ごろ手を触れる共有物は、挙げだしたらキリがありません。