マスクの着用拒否は飲酒運転と同じ、英学術団体の会長が訴え
【7月8日 AFP】新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)のさなかに、マスク着用を拒否する人々は、飲酒運転をする人々と同じように汚名を着せるべきだとの見解を、権威ある学術団体「英国王立協会(Royal Society)」の会長が7日、表明した。
ベンカトラマン・ラマクリシュナン(Venkatraman Ramakrishnan)会長は新たに発表された、新型コロナウイルスといったウイルスの拡大を著しく減少させることに、マスクの着用がどれだけ役立つかを示した査読済みの論文2本にコメントを寄せた。
同会長はこの記事の中で「かつて、少なからぬ量の酒を飲んでから、運転して帰宅するのはごく普通のことだったし、またシートベルトを締めずに運転するのも普通だった」と指摘。
だが「今日ではどちらも反社会的行為だと考えられており、公共の場で顔の覆いを身に着けないことも同様とみなされるべきだ」と記した。
同会長は、多くの人々が着用してこそマスクの真の効果があると強調。「もしわれわれ全員が着用すれば感染が減り、お互いを守り、従って自分自身を守ることになる」と述べた。(c)AFP/Patrick GALEY