【無料配布】Web制作で受注率の上がる見積もり作成方法+テンプレ
Web制作の見積作成を学びたい人「Web制作で見積もりの出し方を知りたいなぁ。サイト制作の相場から、具体的な見積もり作成を解説して欲しいです。あと、見積もりのテンプレもあると助かるな。」
こういった疑問に答えます。
本記事の内容
- Web制作で見積もり出す際の相場感とは
- Web制作で受注率の上がる見積もり作成方法
- Web制作で使える見積もりテンプレを無料配布
この記事を書いている僕は、フリーランスで生計を立てています。
基本的にはこのブログからお仕事を受注しておりまして、自分のスキルは安売りしないようにしています。そのため、しっかり価値を認識してくれるクライアントさんとのみお付き合いしています。
こういった背景から、フリーランスとしては少し値段が高い見積もりを出すことがあるのですが、、、見積もり提出からの受注率は90%以上です。
見積作成はフリーランスや会社経営にとって大切なスキルです。
今回は受注率の上がる見積作成方法のノウハウを共有します。
Web制作で見積もり出す際の相場感とは
結論としては、Web制作に相場はないのですが、、、あくまで目安が下記となります。
内容 | ページ数 | 金額 (フリーランス) |
金額 (中小企業) |
金額 (大企業) |
LP制作 | 1ページ | 3万円〜 | 7万円〜 | 15万円〜 |
コーポレートサイト | 10ページ以下 | 6万円〜 | 10万円〜 | 30万円〜 |
比較サイト | 6ページ程度 | 3万円〜 | 7万円〜 | 15万円〜 |
Webメディア | 10ページ程度 | 10万円〜 | 15万円〜 | 30万円〜 |

相場とは、、、雰囲気である。
上記の表を見て頂けたら分かるように、相場ってあってないようなもの。
いうならば、バッグと同じですね。
ユニクロのバッグとヴィトンのバッグ、機能的にはほぼ同じだけど、値段の開きは数十倍。Web制作もこれでして、例えば電通や博報堂といった大手が絡むと高くなりますね。
見積作成を無料で学ぶ方法
フリーランスとして活動する僕ですが、見積作成は独学しました。
学習方法
[Web制作 会社]
とかでググればいくらでも企業が出てきます。
そこへ適当に見積依頼を出してみましょう。あまり良い方法じゃないですが、裏ではみんなやっているはず。なぜなら相見積って言葉が存在しているので。
5〜10社くらいで見積を取れば、どういった見積が優秀なのか、という事が分かってくると思います。
ここからは、『実際に見積をとってみた&過去の経験から学んだこと』をまとめますね。
Web制作で受注率の上がる見積もり作成方法
- ポイント①:とにかく細分化
- ポイント②:提案を混ぜること
- ポイント③:自社内で比較させる
見積作成に直結するのは、ポイント①だけです。
ポイント②と③では、見積作成前後におけるコミュニケーション術といった話です。
受注率を上げるには。しっかりした見積を作ることだけじゃなく、前後のコミュニケーションも重要です。
それでは順番に見ていきましょう。
ポイント①:とにかく細分化
見積作成で一番大切な大切なこと、それは”相手の納得感”です。
A社の見積
- サイト制作費:15万円
- WordPress初期費用:5万円
- 合計:20万円
B社の見積
- トップページ制作費:5万円
- 下層ページ制作費:2万円 × 5ページ
- WordPressインストール費用:3万円
- WordPressの初期設定費用:2万円
- 合計:20万円
あなたならどちらに発注しますか?
同じ20万円でも、B社の方が”納得”できますよね?
見積作成のポイントがここでして、とにかく細分化して、相手の納得感を得ましょう。
これが最大のポイントです。
ポイント②:提案を混ぜること
ここは具体例を見たほうが分かりやすいです。
見積依頼のメッセージ
コーポレートサイトを作りたいと考えております。 BtoB事業なので、簡易的なサイトで大丈夫です。 お見積を頂けますでしょうか。 どうぞよろしくお願いいたします。
次にA社とB社の返答を見てみましょう。
A社の返答
コーポレートサイトは20万円〜で請けております。 まずはお電話にてヒアリングできましたらと思います。
B社の返答
コーポレートサイトは20万円〜で請けております。 しかし、20万円ですと少し予算オーバーである場合は、テンプレートを使った制作をおすすめしております。 テンプレートを使った制作をすることで、制作工数とデザイン工数を減らすことが可能でして、10万円〜の金額で開発可能となります。 お時間いただけましたら通話で詳細をお話いたします。 どうぞよろしくお願いいたします。
あなたならどっちを選びますか?
大半の人はB社を選びますよね。
提案の混ぜたメッセージには”返報性の原理”が働く
”返報性の原理”とは、『人は他人から何らかの施しを受けた場合に、お返しをしなければならないという感情を抱く』という原理です。
B社のメッセージでは、”提案+値引き”の文章が入っているので、受け取り手は相手に好感をいだきます。ここがポイントでして、こういった感情を持ってもうらことで、返答率が高まります。
これだけの工夫でも、受注率は大きく上がると思います。
しっかり覚えておきましょう(`・ω・´)ゞ
なお、こういった心理学の原理は影響力の武器で学べますので、興味があれば是非どうぞ。
ポイント③:自社内で比較させる
またまた具体例で見てみましょう。
コーポレートサイトの見積依頼をしたときの返答を例にします。
A社の返答
コーポレートサイトは20万円〜で請けております。 まずはお電話にてヒアリングできましたらと思います。
B社の返答
コーポレートサイトは制作方法により値段が変わります。 ・ライトプラン:10万円〜 ・ベーシックプラン:20万円〜 ・プラチナプラン:35万円〜 個人経営のお客様はライトプランを選ぶことが多いです。 中小企業さんの場合は、ベーシックプランとプラチナプランが多いです。 各プラン詳細は下記にまとめております。 >>プラン詳細の解説書
この場合においても、B社が有利です。
なぜかというと、自社内での選択肢で比較するから。
A社の返答を見たときのお客さんの反応は、『まぁこれくらいの金額か・・・さてどうしようかな…?』といった感じ。
B社の返答を見たときのお客さんの反応は、『ふむふむ、、、ライトプランが安いけど、中小企業はベーシックプランとかを選ぶのか・・・。さて、どのプランがいいのかな?詳細資料を見てみよう』といった感じ。
お分かりだと思いますが、B社の方が受注率が高まりますよね。
なぜなら、自社内比較に持ち込めているから。なので、制作パッケージを用意する場合は、必ず2つ以上を準備しましょう。
受注率UPに直結するメールテンプレを考えてみる
ポイント②と③を組み合わせると下記の形となります。
※コーポレートサイトの見積依頼に対する返答です。
コーポレートサイトは制作方法により値段が変わります。 ・ライトプラン:10万円〜 ・ベーシックプラン:20万円〜 ・プラチナプラン:35万円〜 個人経営のお客様はライトプランを選ぶことが多いです。 中小企業さんの場合は、ベーシックプランとプラチナプランが多いです。 各プラン詳細は下記にまとめております。 >>プラン詳細の解説書 なお、最近ではテンプレート制作プランも対応しております。 テンプレートを使った制作をすることで、制作工数とデザイン工数を減らすことが可能でして、ベーシックプランを10万円〜の金額で開発可能となります。 お時間いただけましたら通話で詳細をお話いたします。 どうぞよろしくお願いいたします。
どうでしょう?
良さでげですよね\(^o^)/
Web制作で使える見積もりテンプレを無料配布
最後に使い回しが効くテンプレを配布します。
基本的には赤文字部分を変更すれば使い回しできます。
下記からダウンロード可能です。
» 見積テンプレートのダウンロードはこちら
※ファイル >> 形式を指定してダウンロードからエクセルファイルを選べます。
というわけで、今回は以上となります。
最後に記事のポイントをまとめております。
- Web制作の見積作成で大切なことは”相手の納得感”です。
- 納得感を得るために、見積は出来る限り細分化すべき。
- 見積関連のメールでは、”提案”と”自社内比較”を混ぜること。
こんな感じです。
それでは、素敵なWeb制作ライフをお送りください。