傷害の罪 ベトナム人技能実習生に求刑

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富山2020.07.07 18:42

 ことし4月、富山市のアパートで同僚の男性を刃物で複数回刺したとして傷害の罪に問われているベトナム人実習生の男の裁判が7日、富山地方裁判所で開かれ、男は起訴内容を認めました。裁判は即日結審し検察側は懲役1年6か月を求刑しました。

 傷害の罪に問われているのはベトナム国籍で富山市婦中町速星の技能実習生チェウ・クァン・ファット被告(26)です。起訴状などによりますと、ファット被告はことし4月、富山市婦中町速星のアパートで同僚の23歳の男性と口論になり、刃物で男性の右足を複数回刺したとされています。

 7日の初公判で、ファット被告は「まちがいありません」と起訴内容を認めました。

 検察側は、「包丁を使用したことは甚大な結果になりかねない行為」として懲役1年6か月を求刑しました。一方、弁護側は「既に示談も成立していて被告は反省し、二度と罪を犯さないと誓っている」として減刑を求めました。

 判決は今月16日に言い渡されます。

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