セントレアの免税店で働いていた中国籍の男2人が、客が提示していない割引クーポンを利用したことにするため、ウソの情報をレジに入力したとして逮捕されました。

 逮捕されたのは、いずれも中国籍で無職の程志嘉容疑者(29)と唐錫磚容疑者(33)です。

 2人は中部国際空港の免税店でレジを担当していた際、客が提示していない割引クーポンを利用したことにするため、ウソの情報をレジに入力するなどした私電磁的記録不正作出・同供用の疑いです。

 今年4月、中部国際空港から警察に相談があり、防犯カメラの映像などから2人の犯行が明らかになったということです。

 このクーポンは利用すると、決済金額の5パーセントが手数料として免税店から旅行会社に支払われるもので、2人が関与した客11人分の決済から、およそ1万4000円が旅行会社にわたっていたということです。

 調べに対し、程容疑者は「不正にクーポンの番号をレジで入力しました」と容疑を認め、唐容疑者は「よく覚えていない」と否認しています。

 警察は2人と旅行会社の関係など、事件の背景を詳しく調べています。