皆様こんにちは
スザンナのブログへようこそ(*´▽`*)
今日はいつもと趣向を変えて少し雑学的な話をしてみたいと思います
これを読んでくださってる方々の中で4年制大学を卒業された方は
ご自身の大学時代を少し思い出しながら読んでみてください
今回は、編み物をされる皆様が最近頻繁にご覧になっている
京都大学の農学部を舞台に
4年で学士を取得しながら中高一種の理科教員免許も同時に取得するための生活を
シミュレーションしてみたいと思います。
京都大学の農学部には6つの学科があります
1.資源生物科学科(農業・水産)
2.応用生命科学科(農業)
3.地域環境工学科(農業)
4.食料・環境経済学科(農業)
5.森林科学科(農業)
6.食品生物科学科(農業)
カッコ内は高校一種免許のみを取得する場合に教えることが出来る科目であり、この免許では理科を教えることはできません
中高一貫校で理科を教えるには別途、中高一種理科教職課程を履修する必要があります
教職課程では、「教科」と「教職」の2種類を指定単位ずつ修得します
これはあくまでも教職課程であり、専攻学科の履修とは別に修得します
別に、という点にご注目ください
つまり、
大学を卒業するための専攻学科の履修と
教員になるための教職課程の履修を
同時に修得しなければならないのです
■大学ってどんなところ?
大学は主に月曜日から金曜日まで5日間開講しています
学校の授業(45分)と異なり、1講義90分なので、1日4講がほとんどです
つまり1週間に履修できるのは最大でも5x4x2=40単位となります
また、大学は前期、後期の2期制で、
前期または後期のみで修得できる単位と、通年でしか修得できない単位が存在します
前期は修得できて、後期で落ちた場合、翌年、後期をやり直します。
専攻学科は、一般教養課程と専攻課程の2種類をそれぞれ必要な単位ずつ修得します
教職課程も、教科と教職の2種類をそれぞれ必要な単位ずつ修得します
ただし、大学側のルールによって、いろいろな制限がかけられており
1年ごとにそれぞれの最大履修可能単位には制限がかけられています
また、1回生、2回生、3回生、4回生からのみ履修できる講義などの制限もあります
つまり、
20講義全てを埋めたいと思っても
実際には埋めれないことがほとんどです
単純計算なら、
通常年間に取れる単位のマックスは
40単位x2(前期&後期)=80単位
4年間なら320単位(4x80)となります
この320単位という数字はあとで出てくるので覚えておいてください
しかし、これは非現実的です
なぜなら、
上記の制限のほか
必要な講義の曜日と時間が重なってしまった場合
体は一つしかないのでどちらかをあきらめなければならなかったり
必要な講義の種類によって履修しても単位とみなされない講義も存在するからです
私の場合、平均30単位しか受講することが出来ませんでした。
さらに、人気の講義になると受講できるかどうかの抽選になります。
抽選に落ちると、あとから他の講義を申し込むことが出来ないので
いつも多めに申し込んでました。
ですから、もう少し現実的に話を見ていきたいと思います。
厳密に言いますともちろん大学には5限目もありますし、
土曜日も開講しています
ですが、
ここはほぼほぼ使われない時間帯で、主に4回生のゼミに充てられたりしています
そしてそれとは別に卒業論文の提出や教育実習、ゼミ研究があることもお忘れにならないでください
次に、履修最低ラインと履修制限についてお話します。
■卒業に必要な単位と上限
全学共通科目(一般教養課程とも言われる)は60単位以上
農学部専門科目は84単位以上
それぞれの合計144単位以上
ただし、京都大学農学部では履修単位申し込みの上限が決められています。
前期&後期、それぞれ34単位が上限です。
これは実際に受講できる単位ではなく、申し込みの上限です。
ですが、その申し込みが全て受け入れられたことが無く、
申し込みの8~9割受講できれば良い方でした。
よって、先ほど出てきた320単位ですが、計算のし直しが発生します。
・申し込み上限:34単位x2期x4年=272単位
・現実に即した実際の想定最大受講単位:240単位
教職課程を履修している場合、3単位のみ卒業単位として算入することが認められます
先ほどの単位を覚えてますか?
実際に単位がもらえそうな最大受講単位は 240単位 でしたよね?
残りはいくつでしょう?
96単位です
そのうち3単位だけは算入が認められるので
実質残りで使える単位は、99単位です
ただし、実際には、
抽選で外れたりするので、
どうしても保険をかけて受講を多めに申し込む必要があります。
だから、不必要な単位も出てきます。
1年あたり6単位ほど不必要な単位を取ってしまうのが現実です。
よって、4年で不要になってしまった単位が24単位ほど出てくると仮定しますと、
残り使える単位は、75単位です。
では、この4年の残75単位で教職課程を終えることが出来るのかどうか
実際に見ていきましょう
■教職課程に必要な単位
日本国憲法 2単位以上
体育 2単位以上
外国語コミュニケーション 2単位以上
道徳教育論 1単位
教育実習 1単位
教科 20単位以上
教職 中学校教諭一種免許取得 37単位以上
教職 高等学校教諭一種免許取得 33単位以上
教職課程は中高共通となりますので、実質37単位以上となります
そのうち59単位以上は教科と教職でなければなりません
つまり、2単位は余分に単位が必要となります
教科と教職以外で必要な単位は8単位でした
よって、合計67単位が必要です
さらに、先ほど同様、保険をかけて申し込むので、
不要な履修も出てきます。
こちらを1年あたり4単位としましょう。
すると4年で16単位です。
67+16=83単位
■4年で中高一種理科教員免許を取得し卒業できるのか?
皆さんは先ほどの数字を覚えてらっしゃいますか?
75単位分の時間が残されていましたね?
では教職に必要な単位は?
83単位でしたね?
4年で教員免許を取得し卒業できるでしょうか?
運が良ければギリギリできるというラインですね
運が悪ければ上記のように不要な単位を取らされて、
コマ数を奪われて
4年では足りない、という事態に陥ります。
2単位1コマなので、
1コマでも落第すると、
再履修のために1年待たなけれならず
翌年、履修項目のコマが重なるなんてことがあれば悪夢に変わります。
■結論
大学で専攻学科の履修を終えて、教員免許を取得するには
普通の学生の3倍くらいの時間的制約を抱えながら勉強するのですね。今回、履修項目の中に運動なども含まれていたので
体の弱い人や、病気を抱えている人は、履修自体が困難になるかもしれません。
先生って体力勝負ですね。
そして、大学って自分の計画した通りに物事が進むので
履修単位のプログラムの決め方や
勉強する内容の構成など
いろいろ大変だったことを思い出しました。
■教員免許状
現在、無職の人で、教員免許があるとおっしゃってる人がいた場合、
教員免許があるのであれば、ぜひ口頭ではなく、見せてもらいましょう。
引用元
京都大学 農学研究科・農学部
卒業要件
教育職員免許状について
■終わりに
先日、視聴者さんから、小町さんに水森亜土さんからお手紙が届いたというキャンディーポップさんの動画があると教えてもらいました。
私も水森亜土さんは小さいときに覚えているので、すごーいって思って見に行きました。
視聴者さんからは、水森亜土さんは小町さんのことを
みーちゃん先生
って呼んでたんですよ!
編み物も送ってらっしゃったの!
って驚いてらっしゃったので
ワクワクしながら見てたんですが、
どこにも水森亜土さんから届いたというお話はありませんでした。
なんでだろう?
皆さんがご覧になったときは話してらっしゃいましたか?
水森亜土さんと直接のお知り合いがいたので
少し尋ねてみました。
娘さんからその人経由で連絡を頂戴し、水森亜土さんのことを教えてもらいました。
水森亜土さんは娘さんが知る限り編み物をなさらないそうです。
だから、もしかして内緒で編んで贈られたのかしら?
っておっしゃっておられました。
あと、娘さんに教えてもらったんですけど
水森亜土さんは、いつもお手紙にオリジナルのスタンプと直筆サインを忘れないんですって。
皆さんも良かったら
小町さんに届いた水森亜土先生の手紙は
まだその動画に残っているそうなので
スタンプと直筆サインを探してみてくださいね(*´▽`*)
0 件のコメント:
コメントを投稿