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登録日:2017/01/30 (月) 17:41:09
更新日:2020/06/30 Tue 00:45:19
所要時間:約 6 分で読めます
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殆どの読者はこんな表情だろうが、
だってこうするしかないんだもん。
SCP-2521は共同創作サイト「
SCP Foundation」によって生み出された
オブジェクトであり、
現在未収容(どころか収容不可能)のオブジェクトである。
項目名は『
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オブジェクトクラスは堂々のKeter。
セキュリティクリアランス4未満の職員は報告書の閲覧ができない。
概要
いわゆる人型オブジェクト。身長は普通男性のちょいデカ(2m)ぐらい。
頭には毛らしきものが生えているが、体毛かどうかは不明。
両手に数本で構成される触手を持ち、ネバネバした粘液のようなもので物を掴む。報告書の限りでは、細かい動作も可能らしい。
性格自体は非常に温厚で、こちらから【ある条件】をけしかけない限り基本的に何もしてこない。
瞬間移動が可能なSCPでもあり、これが収容不可能とされる理由の1つ。
ある条件
ある条件とは、報告書の書式通りである。 ………え? わからん?
この記事の上部、もしくは
本家記事
の通り、報告書に言語はほぼ入っていない。
そう。このSCP、
言語によって自身について言及したあらゆる存在を持ち去ってしまうのである。
音声だろうが文字だろうが、デジタルだろうがアナログだろうが、とにかく「言語」が用いられる限りにおいて一切の例外は存在しない。こいつのことを記録したレポートの類はもちろんのこと、うっかり「話して」しまった人間までお構いなしにお持ち帰りされてしまうのだ。
喋ったやつを消すとかどこの恥ずかしがり屋だよと思うかもしれないが、上述の通り性格は非常に温厚。出会っても何もしない。
「あ、2521だ」とか言った瞬間触手ゲーと化すが。
弱点
代わりに弱点もあり、映像やイラスト、マークやピクトグラム、標識については分からないのだ。
これが報告書をあのようにする最大の理由である。(同じ言葉でもマークだと分からないらしい)
実際、報告書にはばっちりオブジェクトの写真が載っているが、見事にスルーされている。言語は完璧に理解するくせに、単なる画像に対しては白痴同然という不可解・不条理な性質が、このSCPをより印象深くしているとも言えるか。
実験記録の解説
①②③
④⑤⑥
という形になっている。
①Dクラス職員(D-█████)1名が密閉された暗室に入っています。壁には「SCP-2521」の報告書があります。
②外側から████博士が『報告書を解釈して文章にしろ』と呼びかけます。
③D-█████は報告書のマークを独自解釈して文章に書き起こします。
④背後から突如としてSCP-2521が出現、手と思われる部分の触手でD-█████が書いた紙を巻き取ります。
⑤SCP-2521は嬉々として作業を行った後、闇へ消えました。消失するまでの間、D-█████は何かを訴えるような動作を続けていました。
⑥暗室に光が戻ったとき、D-█████は机の下で恐怖に怯えつつうずくまっていました。
①Dクラス職員(D-█████)1名が密閉された暗室に入っています。壁には「SCP-2521」の報告書があります。
②外側から████博士が『報告書を解釈して読み上げろ』と呼びかけます。
③D-█████は報告書のマークを独自解釈して読み上げます。
④背後から突如としてSCP-2521が出現、手と思われる部分の触手でD-█████を巻き取ります。
⑤SCP-2521は嬉々として作業を行った後、闇へ消えました。
⑥暗室に光が戻ったとき、D-█████の存在を確認できませんでした。
余談
このSCPオブジェクトは、本家のSCPコンテスト(アニオタWiki内のお友達に
SCP-2165がいる)における
【500単語以内でSCPを完成させる】という課題に対し、
言葉を1つも使わないという大胆な発想で爆誕。
あろうことか
優勝している。確かに、使われている単語は0なので「500単語以内」というルールは守っているが。
本部ディスカッションでは、『ユニークで斬新すぎる発想』『コンテストルールの世界が崩壊する!』などと非常に話題となった。
またikuragunkan氏のTale漫画である【静かな森】では、SCP-2521が何故自らの情報を嬉々として集めるのか、その答えの一端が示されている。(あくまでTaleは非公式)
追記・修正よろしく……あーっ! 俺のPCを返せ!