写真:Kaycom D
地図を見るボリビアとの国境でもあるチチカカ湖は、標高が約3800mで汽船が航行する湖としては世界一の高所にあります。
空気も薄くカラッとしているので、なんとなくあたりの風景もキリッと鮮やか。真っ青な湖と所々に生えるトトラの黄緑色がとても綺麗です。
湖にはいくつもの島があり、その中にはウル族が暮らすトトラの浮島もあります。
湖をどんどん奥へ進んでいくと、あちこちに島らしいものが見えてきて、その間をゆっくり行き交う小船や、島の上で暮らす島民の姿が見えてきます。
高地の強い日差しの中に浮かぶその光景は、まさに日常とはかけ離れた別世界。
長い道のりを越えて、はるばる日本からやってきた甲斐があったと思える瞬間でしょう。
写真:Kaycom D
地図を見る湖の浮島には観光客も訪れることができ、その中のウロス島には、湖岸から船で30分ほどで行くことができます。
島民たちに迎えられて島に下り立つと、トトラで作られた地面のフワッとした感触が気持ちいい。
本当によくこれで人が何十人も暮らす島を形成・維持できているなと思いますが、そのあたりの疑問を晴らしてくれるレクチャーもきちんと用意されています。
島には、彼らが暮らす家の他に、各島で趣向を凝らした櫓(上に上って島とチチカカ湖を一望することができます)、みんなが集まれる広場などがあり、家の脇には小さなソーラーパネルも設置!聞くと、ペルー政府がつけてくれたのだそう。
家の中ももちろんトトラでできているのですが、壁も屋根も厚めに作られているので風や雨もちゃんと防ぐことができます。
島の中央にある広場では観光客が訪れると、各家の女性たちが布を広げて、浮島ならではのお土産を売り始めます。民族衣装を着た小さな人形から、トトラで作られたバルサのミニチュア、刺繍製品、持って帰るのが大変そうな大作のオブジェまで様々。
浮島のお土産は島以外の場所でも売られていますが、やはり島のものは島で買うのが思い出にもなるし、お店を広げているお母さん達と、身振り手振りで交渉しながら買うのもまた楽しいでしょう。
そして、ここでのもうひとつの見所は、島を去るときに歌ってくれる「ちょうちょ」などの日本の童謡。日本人観光客のために一生懸命練習してくれたのでしょうね。
写真:Kaycom D
地図を見る島ではみんなが伝統的な民族衣装を着ていて、特に女性たちの装いはかなり派手で独特。原色を使ったカラフルな生地のフワッと広がるスカートに、長く垂らした三つ網の髪型、その頭にちょこんと乗せた小さな帽子は、この濃い青が広がる風景の中ではよく映えます。
それに比べ男性の衣装は白い生地に少しの刺繍が施されているだけで、女性に比べるとなんとも地味で質素。
日本の着物もそうですが、多くの国の男性の服は、共通してシンプルのような気がします。
写真:Kaycom D
地図を見る島を一通り見学した後は、トトラで作られたバルサに乗ってチチカカ湖を遊覧してみましょう。
舟は見た目にも頑丈そうで、サイズも大きくなんと二階建て。よくトトラだけでここまで作ったものだと感心します。
そしてここでは、さきほどまで目立たなかった男性陣が活躍。
舟の先端の突き出た部分に座り、この標高の高い場所で十人以上も乗せた舟を人力で動かします。モーターを使っていないので、男性がオールを漕ぎ始めると舟は音もなく湖面を滑り、チチカカ湖本来の静けさの中での船旅が体験できます。
舟の二階に上がるとチチカカ湖の風景がよりよく見え、湖面を吹く風を全身で感じることができるでしょう。
写真:Kaycom D
地図を見る夕暮れ時に訪れると、湖に沈んでいく夕日に照らされたトトラの島が、黄色からオレンジ色に染まっていく様子が見られます。
各島では、洗濯をする少女や、元気に走り回る子どもたち、一仕事終えてのんびり話に花を咲かせる島民などの姿を眺めることができ、そういう観光客の相手をしていない日常の光景を垣間見ると、本当にみんなここで暮らしているんだな~というのを実感できます。
チチカカ湖の美しい風景を見るなら、日没前の数時間がおすすめ。強い日差しの中の色鮮やかな光景と、夕焼け色に染まる光景の両方を見ることができます。あまり遅くなると真っ暗で何も見えなくなるので注意。
チチカカ湖の絶景をバルサの船上から眺めるというのは、きっと貴重な思い出になるでしょう。ただ島に上陸して戻ってくるのとは違い、舟からしか見えない景色もたっぷり堪能できるので、ここまで来たらぜひ乗船してみてください。
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