日本ボクシングコミッション(JBC)は6日、東京都内にあるジムに所属する20代男子のプロ選手1人が新型コロナウイルスに感染していることが判明したと発表した。選手、ジム名は個人情報に配慮して明かさない方針としている。
JBCによれば、当該選手は3日に発熱したため、4日にPCR検査を受け、5日に陽性と判定された。発熱、せきなどの症状はないため、自宅で療養し、経過を観察しているという。
所属ジムは現在、閉鎖しており、保健所の指導に従い、館内の消毒を済ませている。今後、ジムの営業再開を予定。現状、濃厚接触者はいない。また、選手の担当トレーナーもPCR検査を受け、6日に陰性と判定されている。
国内のプロボクシング界では、4月下旬に愛知県内のジムで男子ボクサー2人とトレーナー2人が新型コロナに感染した事例がある。
興行は2月27日に東京都内で開催されて以降、全国で中止、また延期とされているが、7月12日の中日本新人王予選(愛知・刈谷市)で再開する予定。