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転生したら悪役令嬢だったので引きニートになります(旧:悪役令嬢は引き籠りたい) 作者:フロクor藤森フクロウ
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ヴァン・フォン・マクシミリアンの襲来

 呼んでねー奴がご来場なさいました。総員配置へ。

 アルベルティーナの受難です。


 それから数日もしないうちに、先触れもなくヴァンという男がやってきた。ヴァユの離宮にいきなり突撃してきたのです。

 わたくし、お手紙では予定をお伺いしただけのはずでしたが?

 フォルトゥナ公爵はあんな叩きつけた封筒を、ちゃんと出したのですね。

 あんな失礼な渡し方をしてしまったのに……ちょっともやっとしたのは罪悪感でしょうか。

 わたくしがぼんやりと庭を眺めていたら、メイドたちの制止を振り切りながら大柄な男がずかずかと入ってきたのです。

 背が高い、美形といえばまあ美形といえなくもない雰囲気イケメンみたいなやたら分厚く暑苦しい感じでした。我の強そうな顔立ちと大声が、マクシミリアン侯爵とよく似ています。

 騒動の気配に身を固くしていたら、騎士よりも早くなぜか庭師の二人がさっと立ち上がって前に出ました。あれ? 庭師のいつものおじいちゃまが心なし目が怖い気がする。


「アルベルティーナ様! ヴァンです! マクシミリアン侯爵が子息、ヴァンです!

 ああ、愛しい我が姫よ! あの日、城でまみえた時から! 俺は貴女の虜になったのです!」


 あまりの声量と勢いに、体が硬直します。そしてそれに被せる様に訳の分からないことを叫ぶので呆然としました。

 脳みそお花畑ってこういうのを言うのでしょうか。

 頭に響くような大声がわんわん聞こえてきます。吠え癖のある駄犬のようですわ。

 極めて訝しんでいる庭師や騎士たちを一瞥すると、ヴァンはわたくしの前に膝をついていきなり手を取ってキスをします。

 思わず背筋が凍り付き、掴まれた手を振り払います。アンナがさりげなく拭いてくださり、新しい手袋まで嵌めてくれました。わたくしのメイドが優秀過ぎる。


「……なんですの? いきなり」


「なにもではなく、貴女を心より愛する一人の男が会いに来たのです! おお、なんとつれないのでしょう! 我が姫よ!」


 三文芝居以下の王子様ごっこは他所でおやり。

 ねっとりと欲に塗れた視線がわたくしの顔から首、肩、そして胸に止まるのが判りました。大体顔と胸、そしてたまに腰を凝視している。

 背が高いけれど大柄で容姿は凡庸。逞しいといえば聞こえはいいけれど暑苦しく圧迫感があります。この男の額をもう少し広くして、でっぷりと太らせて縮めて、年齢を重ねたら父親そっくりですわね。

 躾のなっていない駄犬は嫌いよ。遠慮というものを知らないの?


「アルベルティーナ様より頂いたこの手紙! 良くあなたの心が伝わってきました……まだ恥ずかしいでしょうが、ご安心を! このヴァン! アルベルティーナ様の全てを受け入れ、すべてを分かち合う覚悟はできておりますとも!」


 ただのお茶会への招待状ですわ! 社交辞令だけの!

 なにをどう、こんなに飛躍していますの!?

 言葉は通じているはずなのに、理解はされていない。意味の分からない人間が急激に近づいてきて、かなり畏縮します。


「ん? なんだ、この小汚い使用人たちは。シッシッ、散れ! 折角の逢瀬の邪魔だ。気の利かない奴らだな。首にされたいのか?」


 主人面というか、亭主面が酷い。

 たった数分の出会いでこれだけ好感度を下げまくれる人も凄いですわね。

 世の中にはこういう強引な俺様系? オラオラ系? といった方がお好きな方もいるそうですが、わたくし嫌いだわ。


「さあ、姫様! あっちの東屋で我々の未来を話し合いましょう!」


 腕を掴まれたと思うと、強引にぐいぐい引っ張られる。その強さと、こちらの歩幅を考えない歩き方に引きずられる。

 護衛よりなにより、アンナがすっとんできてヴァンの歩みを止めようとする。


「おやめなさい! 姫様が嫌がっておいでですよ!」


「ん? 何だこの侍女の癖に……へぇ、やっぱり王宮の侍女ってレベルも高いんだな」


「アンナはわたくしの腹心よ。何かしたら許さないわ」


 わたくしの大事な侍女を汚い目で見ないで頂戴。

 だが、何を勘違いしたのかヴァンなやけにきざな笑みを浮かべて、ウィンクをしてくる。控えめではなく鳥肌が立ちましたわ。気持ち悪い。


「おや、我が姫。嫉妬をなさっているのですか? 可愛い人だ」


「それよりも手を離してくださる? マクシミリアン侯爵家では、レディのエスコートの仕方は腕を掴んで引き摺ることなの?」


「え? おっと! 失礼失礼! 柄にもなく緊張してしまいまして!」


 漸く手を離しましたわ。鈍い痛みと熱さのような違和感。きっと、二の腕は痣ができているでしょう。

 周りの使用人や護衛たちに目配せをして、下がらせる。騎士などは既に殺気立っており、いつ剣を振り下ろしてもおかしくなかった。明らかに納得がいっていないようですが、これも契約の一つ。今日を我慢すれば、一月呼ばずに済むのですから。

 蔓薔薇の見事に咲き誇るアーチの向こうにあるガゼボまでいくと、その男は向かい合うのではなくすぐ隣に腰を下ろしてきた。


「近くてよ、まだまともな挨拶すら交わしておりませんのよ」


「ふふ、恥ずかしがらないで。愛しい人。俺たちの結婚は運命だ。二人で国を、公爵家を盛り立てて行こう!」


「飛躍し過ぎではなくて? わたくしたち今日会ったのが初めてですわ」


「冷たい人だ。知らないふりをするつもりかい? 最初は城の階段で! 次は謁見の間で! あんなにも俺を見つめていたじゃないか!」


 全く覚えがない。両方とも私にとってはトラウマ級の嫌な思い出の場所ですわ。

 そんなことをわざわざ口にするなんて……

 少し離れている護衛も使用人たちも「何いってんだコイツ」「頭にウジでもわいてんじゃねーの、コイツ」みたいな顔をしていますわ。一応露骨には表情は出ていませんが、雰囲気が既に歓迎が微塵もない。

 中には「もうぶっ殺していいんじゃねーか、コレ」と思っている過激派も居たそうですが、そこは割愛します。


「いましたの? 覚えがないわ」


 正直に事実を言うと、ヴァンはかなりショックを受けたようですわ。あの時、どれだけの数がいたと思いますの。わたくしは目立っていたかもしれませんが、わたくしから見れば知らない人間ばかりで恐ろしい限りの場所でしたのよ。謁見の間は、お父様に会えると最初は浮かれていましたが。

 その大仰な言葉や身振り手振りも鬱陶しいのでやめてほしいのですが。

 そして、いちいち距離を詰めながらわたくしの腰に手を伸ばすのも、手を重ねるのもやめてほしい。セクハラです。気持ち悪い……キシュタリアたちには、こんなこと一度も感じたことなかったのに。

 ヴァンの中では、わたくし達は運命的な出会いで一目ぼれしあった仲ということになっているらしい。

 どれだけ脳みそがフラワーフェスティバルですの。火の魔法か除草剤をまき散らして差し上げたいわ。

 あのマクシミリアン侯爵が無駄に話しを盛ったという可能性もありますが。


「こんな恋文をくれたというのに、なんでそんなつれない態度なのですか?」


「それは恋文ではなく、離宮への招待の打診ですわ。返事もなく、先触れなく来るなんて……わたくしの不興をかいたくて? 例の話はお辞めになることをご希望かしら」


 最後の扇で口元を隠し、それでいて小さな声で。一応の為の確認でした。

 この男は、どこまで父親から話を聞いているのかしら。わたくしが、どういう立場の人間か分かっての所業なのかしら。


「そんなことを言って! ですが貴女の気持ちは勿論分かっていますとも! ああ! 美しき人! 我がファム・ファタール! 君が俺の運命だ!」


 そんな運命、くたばればいいのですわ。

 この男の耳はどうなっていますの? 都合の悪いことは自動消去するフィルタリングでもされていますの?

 顔を近づけようとするので、開いた扇で隔てます。わたくし、貴方の貴族としての在り得ない不作法も咎めているのですが、それすら分からないのかしら。


「ならば、もう少しマナーを学んできて下さる? ――お客様がお帰りよ。ご案内して差し上げて!」


 ティーセットのワゴンを持ってきてくれたアンナだが、わたくしの言葉にすぐさま隠して「殿下は来客のご予定がありますので、お引き取りを」と粛々と頭を下げますが、その頬っぺたには『一昨日きやがれクソ野郎』と書いてある気がします。激しく同意ですわ。

 こんな男を夫なんてありえない!

 サンディス王国? ラティッチェ公爵家? 国主で当主でもあり得ないバカボンじゃない!

 こんな男に、お父様のいた場所が汚されるの? キシュタリアたちが排斥されようとしているの? 


 ――それは、わたくしがあの契約書にサインをしてしまったから。


 あの時、破り捨ててでも逃げれば――また何度でも接触してこようとする。でも、マクシミリアン侯爵にとって、お父様の首は最後にして最強の切り札でしょう。諸刃の剣でもあるが、絶大な威力を持つ。

 しかし、その最強の手札を使ってまであのヴァンという馬鹿息子を宛がう意味はあるのかしら。いえ、あの侯爵もあまり頭が良くない。

 あの非常識はレナリアに通じるものがある気がします。

 こちらでもコントロールが難しい。もう少し常識を覚えている人間なら、まだ何とかなりそうですが……あの男、喪が明ける前にわたくしと契りたいとか言い出しそうですわ。

 誰かが裏で糸を引いている? 確かにあの愚か者であればいくらでも揚げ足の取りようがある。いらなくなれば捨てればいいという扱いであれば、使うかもしれない。

 ヴァンの俗物そのものの視線を思い出す。あんな不躾な視線受けたことない。恐怖にぞわりとして身を震わせていると、アンナがショールを持ってきてくれました。




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