<都知事選 わたしたちの一票>女性の生きづらさ変えて 杉並の高校3年・丸岡愛子さん(18)

2020年7月5日 06時40分

 女性の声に耳を傾けて、誰もが活躍できる社会にしてくれる都知事がいいですね。高校一年の冬から一年間、ニュージーランドに留学して、日本では男女の格差がとても大きいと実感したからです。
 ホームステイ先の家庭には、子どもが三人いましたが、お父さんとお母さんの育児や家事分担は50対50でした。お父さんも夕方ごろには仕事から帰ってきていて、家族みんなで過ごす時間も長かったです。お母さんばかりに負担が偏らず、生き生きしていて驚きました。
 男女間の格差を示すジェンダー・ギャップ指数をみると、ニュージーランドは今年、世界で六位でした。日本は百二十一位で、いまだに「男は仕事」のような固定観念にとらわれているような気がします。トップが育休を取るなど積極的に子育て支援を進めると、みんなの意識が変わっていくと思います。
 留学中、LGBTの人や自分らしく振る舞う人を見て、ニュージーランドは多様性のある社会だと思いました。小学生のころ、「女子のくせに」と言われて、「女らしく」という同調圧力を感じ、嫌な気分にさせられていた私も、自分らしくいられました。
 日本に残る固定観念を是正して、女性の生きづらさを変えてくれるような人が、東京のトップになってほしいです。また、長時間労働も問題になっています。働き方を見直す政策をとれば、みんなが幸せになれると思います。

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