<おまけ> マドレーヌを紅茶にひたす。 = 元ネタはマルセル・プルーストの小説「失われた時を求めて」

紅茶に浸したプティット・マドレーヌの味わいによって、かつて住んでいたコンブレーでの日々を回帰した、という挿話がある。

【槙島流マドレーヌの食べ方】マドレーヌはべちゃべちゃになるし、紅茶には油が浮くのでオススメ♡ pic.twitter.com/NIok4YgD

ある特定の匂いがそれにまつわる記憶を誘発する現象は、フランスの文豪マルセル・プルーストの名にちなみ「プルースト効果(プルースト現象)」として知られている。

第14話「甘い毒」

岩上安身
講談社 (1996/06)
第18回(1996年) 講談社ノンフィクション賞受賞
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1991年、ソビエト連邦は崩壊した。だがその後のロシアは、民衆を煽り、時に裏切り続ける。崩壊からクーデター、ジリノフスキー現象、チェチェン紛争まで、激動の6年間を徹底取材したノンフィクション。(「MARC」データベースより)

第11話「聖者の晩餐」

「第11話の朱との対話で語った “デカルトは、決断ができない人間は、欲望が大きすぎるか悟性が足りないのだと言った” は、『情念論』(ルネ・デカルト著、1649年・フランス)からです。“自分はきれいなままでいたい上に、友人も助けようなんていうのは欲望が大きすぎるんじゃないかな” ということですね」(深見真)

出典オトナアニメディアvol.7/2013年1月25日発行

第8話「あとは、沈黙。」

「第6話〜第8話に登場するシェイクスピアの『タイタス・アンドロニカス』は一番わかりやすいですね。槙島が全部朗読してくれるので」(深見真)

出典オトナアニメディアvol.7/2013年1月25日発行

小説 PSYCHO-PASS サイコパス (上)にて<参考資料・引用文献>として紹介されていた書籍。

第7話「紫蘭の花言葉」

「……ユーストレス欠乏性脳梗塞」槙島は、そう話しながら本を読んでいる。ページをめくっているのはレ・ファニュの『女吸血鬼カーミラ』。

出典小説 PSYCHO-PASS サイコパス (上) P209

第6話「狂王子の帰還」

辱めを受けた命から解放されて、ラヴィニアは幸せだったと思うかい?

ヴィクトリア&アルバート博物館(ロンドン)所蔵のもの。
槙島が読んでいた「赤い表紙の本」は、シェイクスピアの戯曲をまとめて出版した最初の作品集「ファースト・フォリオ」かと思われます。
「タイタス・アンドロニカス」は悲劇の章の31ページ~52ページ。
オトメディア 2012年12月号のPSYCHO-PASS特集「脚本・高羽さんによる ミステリアスな男のプライベート密着Q&A」コーナー(P15)に『シェイクスピアの初版本を持っているくらいですから……』と書かれていたのもヒントにしました。
サイズが 38.2cm × 30.5cm なので、サイズ的にも一致するかと思います。