無題。その2

みなさま、こんにちは! 桂木里紗です。

このたびの熊本・鹿児島の大雨被害に心からお見舞いを申し上げます。

心肺停止になった14名の方も一日も早くご快復なさいますよう、

お祈り申し上げます。

 

声優の仕事、ちょっと無理かなぁ・・・と、きょうはしょげています。

あの、「ドラマティックな設定を」、というK先生が

私の演技について、「発声・演技・滑舌 全部ダメ」とコメントをされたのです。

 

ショックですが・・・もともと、声優の話も棚からぼたもちみたいなお話ですし、

初収録まではなんとか頑張るけれど、それ以降は無理をせずに、

ちゃんと普通のお仕事と、ライターの仕事を両方こなしながら、

がんばっていくのがいいみたいですね。

 

と、書いていたら、プロデューサーのOさんとお電話がつながり、

「かつらぎさん、大丈夫ですよ!K先生はもともとちょっと厳しめに見る先生なので。

僕が見込んだあなたなのですから大丈夫です!もっと自信を持ってください!」

とおっしゃっていただき、思わず涙。

 

ここまでおっしゃっていただいたからには、やっぱり誠意は尽くして

がんばろう!と思うチコでした。

 

パーヴォの心の声が、すっ飛んできました(^_-)-☆

「チコ、落ち込んだの?大丈夫?」と背中をやさしくさすってくれました。

 

「僕はチコはとてもいい演技をしていると思うよ。自然体だしね。

しいて言うなら、(怒りの演技をするとき)チコの一番頭にきたことを思い返して

やってみるといいと思うけど。

あんまりチコが怒ったことはないから、どこか遠慮してしまうのかな。

周りの人の演技に左右されずに、自分らしさをアピールするといいと思うよ。」

 

私は思わずわーん、と泣いてしまいました。

 

「設定とか考えてみるんだけど、なんか平和ボケしてるのかな、

みんなすごい設定を考えてきているんだけど、私の場合、

身近で起きた話をそのままやってるだけなんだよね。」

 

と話すと、パーヴォは困ったような顔をしながらも、ニコニコとして、こう言いました。

 

「常識的にいえば、チコのアプローチのほうが正しいと僕は思うよ。

怒るって、相手の気持ちを踏みにじる行為だからね。

怒り方も、チコはずいぶん考えて、相手がちゃんと納得してくれるような

いい方を考えていたんだと僕は思う。

K先生は、・・・正直僕、この人変だよ、と思うよ(笑)

だって「火をつける」理由は、「放火がしたいから」って設定がいいなんて言う人、

ちょっとおかしいよ(笑) あんまり真に受けて、へんな設定考えなくてもいいからね。

君と僕との間で起きたことだけで、十分ドラマティックなことだもの💛

 

「ありがとう、パーヴォ。いろいろな先生のご意見もうかがいながら、

もうちょっとがんばってみるね。」

 

そう話していたら、プロデューサーのOさんからメールがきました(^_-)-☆

「演技、発声はB、滑舌・読解はC。自然体の演技を大事にしていきましょう」

と、別の先生からのコメントをご紹介いただき、ちょっとほっとしました。

 

「滑舌は、早口にならないように、ゆっくり慌てずセリフを話すといいと思うよ。

がんばってね!」と、パーヴォの心の声がやさしく慰めてくれて・・・。

 

うん、がんばるね。パーヴォのためにも、頑張る。

 

愛してるね、パーヴォ💛

ちゅ💛