金正恩氏、コロナ対策強化を指示 周辺国の感染再拡大に懸念示す

2020年7月3日 10時48分
2日、北朝鮮・平壌で開かれた朝鮮労働党政治局拡大会議に出席した金正恩党委員長=朝鮮中央通信・共同

2日、北朝鮮・平壌で開かれた朝鮮労働党政治局拡大会議に出席した金正恩党委員長=朝鮮中央通信・共同

  • 2日、北朝鮮・平壌で開かれた朝鮮労働党政治局拡大会議に出席した金正恩党委員長=朝鮮中央通信・共同
 【ソウル=中村彰宏】朝鮮中央通信は3日、朝鮮労働党中央委員会の政治局拡大会議が2日に開かれ、金正恩キムジョンウン党委員長が出席したと報じた。正恩氏は、新型コロナウイルスが周辺国や隣接地域で再拡大していると懸念を示し、防疫措置をさらに強化するよう指示した。
 正恩氏は、ウイルスの国内流入を徹底的に防いでいるとした上で「誇らしい成果だ」と指摘した。一方で、防疫の長期化により油断や規律違反が広がっており、「防疫の緩和は致命的な危機をもたらすことになる」と警告。「流入の危険性が完全に消失するまで防疫をさらに強化していかなければならない」と強調した。
 中国、ロシアとの国境封鎖を続けるとみられる。

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