新型コロナウイルスで、北海道内で最大のクラスターが発生した札幌市北区の介護老人保健施設「茨戸アカシアハイツ」が、7月3日集団感染の終息を宣言しました。
茨戸アカシアハイツではこれまで入所者や職員合わせて92人が感染し、このうち17人が死亡しました。
施設の運営法人である札幌恵友会は、5月24日以降、新たな感染者がいないことや、基礎疾患を持ち長期入院している入所者以外は全員退院して施設に戻ってきたことから、クラスターの終息を判断しました。
札幌市も約1か月設置した現地対策本部を6月22日に解散していて、法人は7月2日に「新型コロナウイルス感染防止・災害対策室」を立ち上げ、今後は国の専門家チームの指導の下、感染防止マニュアルを作成していく予定です。
札幌恵友会は「法人として検証作業を進めて、二度とこのような事態が起こらないように教訓として生かして参ります」とコメントしています。