またまた佳作出る!! 連日授賞の「24時間365日新人賞」!!
少女2人の心の距離を丁寧に描いた、静かな青春の一幕!
焚書少女
影革(27)
<こんな漫画!>
図書委員の女子高校生・阿南の目の前で、初恋の本が燃やされた。「この本は呪われている」と話す謎の黒髪少女が現れ――。
<ここを評価!>
キーワードはファンタジー的なのに、安易にファンタジーにせずしっかりと少女2人の心を向き合わせた真面目な物語。そこが長所でもあり、短所にもなりました。未熟ながら作品世界を描き切った姿勢は好印象で、こういう姿勢がある漫画家さんは絶対に伸びると思います。ただ冒頭の期待感はかなりのものですが、優等生すぎる展開と終わり方には残念な印象を覚えた人が多かったです。背景の描き込みは十分なのでしっかり作品世界に入り込めますが、人物の描き方はまだまだ物真似感が強いので、ここから伸びてほしいと思います