「アイ・シー・エフ」「シグマゲイン」被害者の会専用ブログ
1, 「被害者の会」発足および「被害者の会」専用ブログ設置のご案内
平成23年6月7日
このたび、株式会社 アイ・シー・エフ(その後、株式会社オーベンを経て現社名 株式会社 トリプルリーチ)ならびに株式会社 シグマゲイン(現社名 ユートピアキャピタル)により経済的被害を受けられた方々の救済、および加害者である取締役ならびに周辺関係者への責任追及(刑事・民事双方)を目的として、「アイ・シー・エフ」「シグマゲイン」被害者の会を発足させ、そのために当方より情報を提供させて頂くとともに、広く皆様からの情報をご提供いただく窓口として当ブログを設置させて頂きました。何卒宜しくご高配のほど、お願い申し上げます。
2, 本会の発足に至る経緯
2008年2月13日、証券取引等監視委員会が金融商品取引法違反(偽計)の容疑でアイ・シー・エフに対して、強制調査を行い、同日、同社元社長の佐藤克ら4名が同容疑で大阪府警に逮捕されました。その結果、アイ・シー・エフは2008年4月19日付で、東京証券取引所における上場を廃止されました。
組織ぐるみの犯罪により、代表者と法人が刑事告発され、その結果上場廃止になったわけですので、信用不安から同社の株価は下落し、上場廃止日には、4,930円まで値を下げて市場の取引を終了いたしました。
当方は以前より同社の株主でありましたので、上記事件発生以降、同社のIR担当者に対して、幾度となく事情説明の申し入れを行いましたが、何ら具体的な回答のないまま、上場廃止の日を迎えることとなりました。
しかしながら、上場廃止後の2008年8月に、アイ・シー・エフは9月30日付で同社株式1株につき6,500円の配当を発表し、実施いたしました。上記のとおり、上場廃止直前の株価は5,000円を下回っており、上場廃止直前に株式を買い付けた者は、配当により利益を得られたことになります。
その後の当方の調査により、配当の事実(重要事実)を知りえた会社関係者が、信用不安により株式を投げ売る一般株主の方から安く株式を買い付け、ノーリスクで利益を得ていた疑義が判明したため、東京地方検察庁と証券取引等監視委員会に対して、金融商品取引法違反での捜査ならびに刑事処分を求める告発を行いました。
被告発人の属性や関与した犯罪行為については、別章にて後述いたします。
さらに、本刑事告発を行うにあたり、アイ・シー・エフ関係者が長田雄次の支配下にあった「シグマゲイン」や海外のファンドを通じた複雑な手法を用いて100億円近い株主の資金を不法に詐取した疑義も判明いたしました。
これらは、複数の上場会社、海外ファンド間の取引を巧みに偽装した金融犯罪であり、別途、「金融商品取引法違反(有価証券報告書虚偽記載)」、刑法の「業務上横領罪」「特別背任罪」「詐欺罪」に該当し、到底許されない犯罪行為であります。
加えて、「アイ・シー・エフ」ならびに「シグマゲイン」は両社とも上場廃止となり、現在開示義務のない未上場会社であることから、両社の実質的支配者である長田雄次らは、社名、本店所在地、代表者等を転々と変更し、さらには本来、上場時の株主に帰属するはずであったマカオ開発事業(後述)等を別会社に事業譲渡した上で、両社を清算しようと企んでいます。つまり、直接的な被害者である会社を消滅させることにより、間接的な被害者である株主の皆様を封じ込め、事件を隠蔽しようと目論んでいるのです。
当方としては上記の不法行為、またその隠蔽行為を看過することは到底できかね、また、緊急性を要することから、このたび「アイ・シー・エフ」「シグマゲイン」被害者の会を発足させるとともに、当ブログを通じて、被害者の皆様に一連の事件内容の調査結果をご報告するとともに、皆様方からの情報のご提供をお願いするものであります。
発起人: 大阪府大阪市東淀川区2丁目1-9-301
株式会社 スターコーポレーション21
代表取締役 酒井 勢津子