東京都で2日、新型コロナウイルス感染者が新たに107人確認されたことを受け、鳥取県の平井伸治知事は同日、記者団に「非常に衝撃的。東京から他の自治体に飛び火もしており、政府は日本全体のためにも東京をおさめるための何らかの措置を考えるべきではないか」と訴えた。
新宿や池袋の「夜の街」関連の感染拡大が目立つことを踏まえ、平井知事は「関係者には外出の一律禁止など針を元に戻すことへの抵抗があるかもしれないが、起きている事象は限定的だと思う。特定の対象に対して特別な措置を考えてもいいのでは」と指摘した。
県は県民が訪問する際に警戒を求める地域の独自基準も策定。1週間の人口10万人当たりの新規感染者が0.2人で「感染警戒地域」、同1人以上を「重要感染警戒地域」と定めている。この基準で東京都は重要感染警戒地域に当たり、平井知事は「県民には接待を伴う店に近づかないなど警戒メッセージを強める必要がある」と述べた。