発売されなかった幻のゲーム達
いつの間にか発売予定から消えていった幻の未発売ゲーム達。中止になった理由は様々ですが、埋もれさせるには勿体無いゲームもチラホラと。
更新日: 2017年04月08日
いつの間にか発売予定から消えていった幻の未発売ゲーム達。中止になった理由は様々ですが、埋もれさせるには勿体無いゲームもチラホラと。
更新日: 2017年04月08日
SNKからリリースされたアーケード用ゲーム「サイコソルジャー」のファミコン版。
「キングオブファイターズ」シリーズの麻宮アテナや椎拳崇の出演作品として有名。
前作に当たる「アテナ」のファミコン版に「サイコソルジャー」のテーマソング入りカセットテープを同梱するなどの展開を行い、雑誌広告なども掲載されたが、発売される事は無かった。
■ドンキーコングの音楽あそび(ファミコン)
任天堂からリリースされたファミコン初期の作品「ドンキーコングJR.の算数遊び」「ポパイの英語遊び」の流れを汲むゲーム。
広告に画面写真が掲載されるなどしたが、発売はされていない。
著作権の問題、マイクの精度、全体的なクオリティの問題。
発売中止の理由は様々な憶測がされているが、正式な発表はされていない為不明となっている。
当時は音楽ゲームというジャンルが確立されていなかったが、もしこのゲームがリリースされていたら「ビートマニア」や「ポップンンミュージック」等の音楽ゲームにも少なからず影響があったのかもしれない、そう思うと非常に興味深いゲーム。
■改造町人シュビビンマン零(スーパーファミコン)
メヤイヤからPCエンジンで発売された「改造町人シュビビンマン」シリーズの流れを汲む作品、スーパーファミコンでリリース予定だった。
ソフト自体は完成していたが、発売中止となる。
後にスーパーファミコンの衛星データ放送「サテラビュー」にて配信されるが、サテラビューの受信環境を持った人は少なく、プレイできた人は極少数であり、とても貴重なソフトとなっている。
ゲームバランスやBGM、操作性も良く、良質なアクションゲームだっただけに今でもバーチャルコンソール化などが望まれている。
■黒い瞳のノア シェルグリス クロニーク(ワンダースワン)
ガストから発売されたプレイステーション用RPG「黒い瞳のノア」の続編。
ワンダースワンで発売する予定だった。
前作から過去の世界の話で、前作で残っていた謎の一部が語られる予定だった。
画面写真も出ていたが、続報などが無くいつの間にか消えてしまった。
発表から発売までそれほど期間も無かったことから、それなりに開発は進んでいた様だが詳細は不明。
■痕 ポータブル(プレイステーションポータブル)
アクアプラスの別ブランドであるリーフから発売されたパソコン用ビジュアルノベルゲームのプレイステーションポータブル版。
こちらはアクアプラスブランドで発売される予定だった。
コンシューマーゲームの枠組では原作のシナリオ・設定を表現できず、作品の世界観が壊れてしまうとの判断により発売中止に。
しかし、ポータブル版用に用意した新たなシナリオ、グラフィック、ボイスは没にするには勿体無いと思ったのか、PC用のリニューアル版としてリリースしている。
携帯ゲーム機というお手軽さは実現しなかったものの、新規シナリオなどはしっかりとファンに届いたので、発売中止ソフトの中では良い終わり方をしたソフト。
■メタルマックス ワイルドアイズ(ドリームキャスト)
データーイーストの人気RPG「メタルマックス」シリーズの一つ。
版権を借りてアスキーからドリームキャストで発売される予定だった。
ここまでに出ていたメタルマックスシリーズではサブタイトルが無かったが、版権を借りる条件の一つに「ナンバリングタイトルではない事」というのがあったため、メタルマックスシリーズで初めてサブタイトルが付けられた。
破滅した未来を舞台にした、メタルマックスシリーズ最強のラブストーリーになる予定で、戦車のカスタマイズやお馴染みの指名手配などシリーズファンにはお馴染みの要素もパワーアップしていた。
予定していた世界観やシステム、シナリオなどが膨大で「このボリュームでは収まり切らない」と開発現場に言われ、一からゲームを作り直しになったエピソードが公表されており、開発は難航していたものと思われる。
また、この作品で使われる予定だったシステムやキャラクターの一部は後にリリースされた「メタルマックス3」以降の作品で利用している事が公表されている。
■メタルマックス リターンズ改(ゲームボーイアドバンス)
上記と同じく、「メタルマックス」シリーズの一つ。
ナウプロダクションからゲームボーイアドバンスでリリース予定だった。
版権元であるデータイーストの破産により権利問題が発生し、発売中止となる。
これと同時に発表された「メタルマックス2改」は無事にリリースされていたが、その品質があまりに酷く(まともにゲームが出来ない程)当時ネット上で大騒ぎとなった事から「リターンズが汚されなくて良かった」と開発中止を喜ぶ声もあったという何とも悲しいゲーム。
■奇々怪々2(プレイステーション2)
タイトーから発売されたアーケード用アクションゲーム「奇々怪々」の続編。
スターフィッシュ・エスディからプレイステーション2で発売される予定だった。
ヒロインのデザインが前作から変更されており、前作ファンからは賛否両論あったようだが、誰も期待していなかった続編だけにレトロゲームファンには気になる存在であったようだ。
発売中止の理由は明らかにされていないが、スクウェア・エニックスにタイトーが吸収合併された時期と重なることから、版権の問題が生じたと言われている。
後に、版権問題クリアのためにキャラクターなどを差し替えた「雪ん娘大旋風 さゆきとこゆきのひえひえ大騒動」がプレイステーション2とWiiでリリースされている。
しかし、その出来が今一つだった事もあり、奇々怪々のファンからは一部で「奇々怪々2として発売されなくて良かった」と言われてしまった。
■クライオン(XBOX360)
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