なかむらさちよって誰?

イラスト:榎野マナ


コンテンツはなくても生きていけるけど、
人生にちょっとした楽しみをプラスし、
時には生きる希望になると信じています。

なかむら
どうもどうもなかむらです


クリエイター集団『あにまるぷらねっと』の代表を務めつつ、このブログ『さちまるぷらねっと』の管理人のなかむらさちよです!

はじめましての方の、そうじゃない方も……まずは読んでいただけると嬉しいですが、正直読んでもあまりためにならないので暇な時にでもどうぞ。

なかむらさちよって誰?

なかむら
まずは自己紹介をさせていただきますね!

なかむらは、CDやゲーム制作に関わるお仕事をしていました。

主に企画立案し、立案した企画のプロデュースやディレクション、シナリオライティングまで、作品やキャラに関わる事をしていた何でも屋さんと言った方が早いかもしれません。


ドラマCDのシナリオやゲームシナリオは、”柚子みかん“名義で執筆してました!
謎のシナリオペンネームの由来は飼い猫の”ゆず”と”みかん”からとってます。


とにかくゲームやコンテンツを作るのが大好きです!
あとカズアキさんが描くイラストがめちゃんこ大好きです!

好きなことを好きなだけ詰め込みつつ、時にはぶつかり合いながら、気ままでフリーダムなイカれたメンバーと一緒に、コンテンツを作っていこうと、同人サークル『あにまるぷらねっと』を始めました。

一つの作品、一人のキャラを大切にして、寄り添い、皆様の元へお届けしていけたらと思っています!

とりあえずまとめてみた簡単なプロフィール

名前  なかむらさちよ(シナリオは柚子みかん名義)
性別  メスゴリラ
誕生日  4月7日
星座  牡羊座
血液型  O型
趣味  ゲーム・ボドゲ・マンガ・映画・海外ドラマ・旅行
特技  妄想・妄言
性癖  孤独なカリスマと自己犠牲型儚い系病弱男子と金髪碧眼
Twitter @sachi_aries7

制作に携わった作品について

今までなかむらが制作してきた作品はこちら……!!

ゲーム(PCゲーム・コンシューマー)

  • 『Starry☆Sky』シリーズ(企画・プロデュース・ディレクション)
  • 『青春はじめました!』 (企画・プロデュース・ディレクション・一部シナリオ)
  • 『放課後colorful*step』シリーズ (企画・プロデュース)
  • 『Photograph Journey』 シリーズ (企画・プロデュース)
  • 『ドウセイカレシ』シリーズ (企画・プロデュース・ディレクション)
  • 『あやかしごはん』シリーズ (企画・プロデュース・ディレクション)
  • 『死神彼氏』 シリーズ (企画・プロデュース・ディレクション ・一部シナリオ )
  • 『DYNAMIC CHORD』 シリーズ (企画・プロデュース・ディレクション・一部シナリオ)
  • 『Blackish House』シリーズ (企画・プロデュース・ディレクション・一部シナリオ) 

CD

  • 『羊でおやすみ』シリーズ (ディレクション)
  • 『旦那カタログ』シリーズ (企画・プロデュース・ディレクション)
  • 『星座彼氏』シリーズ (企画・プロデュース・ディレクション・一部シナリオ)
  • 『ミツバチ声薬』シリーズ (企画・プロデュース・ディレクション)
  • 『添い寝 CD 』シリーズ (プロデュース)
  • 『添い寝羊CD』 シリーズ (企画・プロデュース・ディレクション)
  • 『ハートサプリメント』シリーズ (企画・プロデュース・ディレクション)
  • 『スキマタイム』シリーズ (企画・プロデュース・ディレクション)  等々
  • 『love U kiss』シリーズ(企画・プロデュース・ディレクション・一部シナリオ)

 

他にもちょこちょこあるのですが、割愛させていただきます。

2017年3月末まで株式会社アスガルド様に所属していたので、所属時に制作した作品になります!

こうして振り返ると結構な数の作品を作ってきたなと実感します(*´ω`*)

あにまるぷらねっとについて

『あにまるぷらねっと』は、以前所属していた会社を辞める際に、一緒にモノづくりをしていたメンバーを始めた、同人サークルです!

『あにまるぷらねっと』をはじめた経緯は以前書いたブログを読んでいただいた方が早いかもしれません!

興味がありましたらこちらからどうぞ


心を揺り動かすコンテンツを制作したい。
毎日が楽しくなるようなコンテンツをお届けしたい。

あにまるぷらねっとの『コンセプト』に沿って、自分たちが“作ってみたい”“やってみたい”“面白い”と思うものをお届けすることを目的に集まり、コンテンツを制作していて、なかむらは企画やプロデュース・ディレクションなどをしています!

今は愉快な仲間たちと、日々、女性向けのゲームやコンテンツを制作しています。

あにまるぷらねっと公式サイト

このブログは、あにぷらでの制作活動を中心に書いていきますので、あにぷらが何か知っていてくださるともっと楽しく読めるかと思います!

なかむらの生い立ち:ピュアな小学生編

ではでは、ここからいきなり趣向を変えて、生い立ちなんぞについてお話します!

はい! そこの興味ない君は戻るページを今すぐクリックorタップだ(´;ω;`)!


生い立ちと言っても語れるほどの人生を送ってないので、オタクになった経緯を書いていきます!

幼少期、親がわりと寛容だったのもあって、マンガやゲームを与えてくれていて、そのおかげで小さい頃からマンガやゲームには慣れ親しんでいました。

ただ、なかむらには一つ下の弟がいて、キッズの時は幼なじみのりえちゃんや弟、弟の友達と遊ぶことが多く、読むマンガは『ジャンプ』か『コロコロ』、プレイするゲームは『ドラクエ』か『マリオ』といったおおよそ女の子らしくないキッズ時代を過ごしていました。

弟がいたせいか少女マンガを読むのが「恥ずかしい!」と思っていた節があり、小学生の女の子ならすべからず購読しているであろう『りぼん』『なかよし』『ちゃお』に触れることなく育つことになります。

そんなやんちゃなキッズ時代を過ごしていたある日、出会ってしまったのです。

ときめきメモリアル(KONAMI)に。

好きとか嫌いとか最初に言い出したのが誰なのかって謎はいまだ解けていないのですが、この出会いがなかむらを奈落の底に落としたのは間違いありません。オタクという奈落に。

きっかけは些細なことでした。

その日、ゲームを買ってもらえることになったので喜び勇んで駅近くのゲーム屋さんの店頭で物色していたところ、一人の女の子と目が合ったのです。

そう、伝説の幼なじみ藤崎詩織様と目が合ってしまったのです。

この伝説のギャルゲーを知らない方は、こちらを読んでみてください。

当時、ギャルゲーが何かもわかっていなかったのにそれを手に取り、買ってもらうと、家に帰ってすぐにプレイスタート。

あとは、もう言わなくてもお分かりいただけるでしょう。

どっぷりたっぷりハマってしまったのです。

小学校から帰ると『ときメモ』の世界へレッツラゴーし、少しでも彼女の好みに近づくべくせっせと勉学や運動に励んで、会話で好感度をあげなげながら爆弾処理に命を燃やしては、早乙女好雄氏に女の子たちの評判を伺い、意中の彼女の好みを調査。万全の準備を期してデートに誘うべく電話を手に取り、スケジュールを埋める日々。

もう必死でしたね。

弟に気持ち悪いものを見る目で見られても1台しかないプレステを譲ることなく、どうしたら効率よくパラメーターがあげられるのか研究し(当時ネットなんて便利なものはなかった)、スチルを見るためにひたすら好感度をあげデートを繰り返し、頬が赤くなってきたのを見てニヤニヤする小学生がいたら嫌だなって思うんだけど、それ自分なんですよね。今思うと死にたい。

ちなみに推しは、片桐彩子ちゃんと館林見晴ちゃんです。可愛い(*´ω`)

幼なじみのりえちゃん、クラスメイトのまいちゃんと何故かギャルゲーに理解を示してくれるフレンズがいた事、親が寛容でプレステの次はセガサターンを買い与えてくれたことが災いし、なかむらは更生することなくギャルゲーにどんどんのめり込んでいくのでした。

と、こんな感じでピュアな小学生キッズ時代は終わりを告げたのです。

なかむらの生い立ち:暗黒の中学生編

ギャルゲーを知り『ときメモ』にハマりにハマった後、むさぼるようにギャルゲーをプレイし、『プリンセスメーカー』で娘を嫁に出すべく大事に育てあげたり、かと思ったらセガサターンで『同級生2』の意中の子をストーカーから守ったり、『下級生』で後輩にメロメロにされたりと、それはもう楽しい時間を過ごしていました。

しかし……思春期真っただ中のなかむらは、思ったのです。


物足りねえ、と。

そこで引き返せばよかったんだ。あの時ならまだやり直せたんだ。それなのに……なかむらは手を出してしまったのです。

18禁ゲームに……orz

おさななじみのりえちゃんと塾の帰りに寄ったTSUTAYAで、またしても運命の出会いをしてしまうのです。

中嶋敦子氏が描く可愛らしい、とてもじゃないがアダルトゲーム専門雑誌とは思えない表紙の『E-LOGIN』という雑誌に。

立ち読みがてらパラパラとめくったページに衝撃を受け、頭が真っ白になったなかむらはその本をレジに持って行き、お会計を済ませてました。

家に帰ってから、さすがにエロ本が過ぎるのでこっそり読んでいたら、やってみたいゲーム、可愛い女の子がたっくさんあるじゃないですか!

うぇぇやってみたい(´;ω;`)

と思うまで、さほど時間はかかりませんでしたね。時間にして5秒くらいでした。

さて、ここで……皆さん、お気づきでしょうか。

18禁ゲームはその名の通り、18歳以上じゃないと買えないゲームなのです。お値段もお高めで、とてもじゃないけど手は出せません。中学生のおなごには買えないゲームなのです。

その事実を前になかむらは諦めたでしょうか。

答えは”否”です! 否なのです!!


かの有名な歴史人物は言いました。


「店頭で買えないなら、通販すればいいじゃない」


幸いなこと(?)に『E-LOGIN』の最後の方には、ショップの通販案内があり、ソフトの値段や通販方法が記載されていたのです。

今でこそ欲しいものがあったら「ゾンアマすっか」でポチッとなですが、何度も言いますが当時ネットなんてものはありません! あったかもしれませんがそんな気やすく使えるものではありません! 今は本当にいい時代になりました(´;ω;`)

なかむらが選んだ方法は”現金書留“でした。

現金書留とは個人が現金そのものを直接送ることの出来る郵便です。 郵便物として現金を送る場合は郵便法により現金書留にする必要があります。

http://yubin.2-d.jp/y4/30.html

当時の中学生が唯一、誰にも知られずのキャッシュを送る方法……現金書留。
郵便局にありがとうの気持ちを送りたい。

この現金書留という手法を使って、なかむらは通販する計画を立てたのです。

雑誌を嘗め回すように読み、これだって1本を決め、お年玉で貯めたお金を現金書留の袋に入れ、ドキドキする胸を抑えながら郵便局に持って行き、アダルトゲームがしたいとう切ない願いと思春期の欲望を添えてキャッシュを送ったのです。

そして、数日後――
ついに、なかむの元に届いてしまったのです。

同級生2』の18禁版パソコンゲームが……。

推しは、最初水野友美ちゃんだったのですが、最終的には病弱の杉本桜子ちゃんになりまちた(*’ω’*)この頃には既に病弱好きの片鱗が見え隠れしておる。でも、可愛い。

パソコンに関してですが、親が自営業で土木の設計をしていて、たまに入力の手伝いをすることもあり、パソコンは小学生の時から触れて育ってました。おもにテトリス専用機としてですがね。

また「将来使うことになるから」と、親が小学生を卒業する時にパソコンを買ってくれていたので、同年代の子に比べたら早い段階でパソコンゲームができる環境であったことも功を奏し、中学生ながらアダルトゲームをプレイするという特殊な環境がメイキングされたわけです。今思うと全ては必然だったのではないとすら思えてくるな。実際、将来使うことになっていますしね!


初めてプレイしたアダルトゲームは、感涙の嵐でした!

ぬ、ぬいでおる……!
なんかスケベなことしてる……!!
う、うおおおおおおお……!!!

果ては、「わいがこの子を一生守るんだ!」と天に誓う謎の中学生に。

当時、弟はバレー部に入っていて部活三昧。「やべーわ、こいつ」みたいな目で見られることもあったけど、「触らぬさちよに祟りなし」と思ったのか、触れてくることはありませんでした。

こんな特殊趣味をクラスメイトには言えるわけもなく、こそこそ甘やかな時間を楽しんでいたのですが……

「さちよ、エロゲ―してるんだろ?」

と、ある日、クラスメイトの男子に言われたのにはさすがに驚愕し、家に帰って弟にキレましたね。そいつ弟と同じバレー部だったんで!!

そこからは「何が悪いの?」と開き直ってましたが、18禁ゲームを中学生がプレイしてる時点で悪くないわけがなかったんや……。

同級生2』をプレイしたのをきっかけに、お小遣いやお年玉を貯めてはゲームを買い込み、当時アダルトゲームの黄金期だったこともあり、今でこそ名作と言われるゲームをリアルタイムにプレイしていたのです。

どのゲームが好きだったか語り出すとほんっっっとに止まらなくなるのですが……しいてあげるならこちらです!

  • To Heart(あかりちゃんルートではトラウマを背負いましたが幼なじみ好きです)
  • 同級生2(アダルトゲームの入門作品でずっと大好き)
  • 下級生(イラストが可愛い! どの女の子も可愛い!)
  • Piaキャロットへようこそ2(神楽坂潤くんは、かっこい可愛い(´;ω;`))
  • 同窓会(絵師さんが本当に好きなのです! こんなゲームいつか作りたい)
  • DiaboLiQuE(このゲームいいよ! アズライトもレティシアも好き!)
  • ONE~輝く季節へ~(永遠はあるんだよ(´;ω;`))
  • WHITE ALBUM(浮気は心苦しいが時にはいたしかたなし)
  • こみっくパーティー(これでコミケというものを始めて知りました)
  • 顔のない月(この作品と金田一のせいで因習好きに……)
  • 放課後恋愛クラブ -恋のエチュード-(今この作品みたいな設定やったらウケる気がする)
  • この世の果てで恋を唄う少女YU-NO(セガサターン版しかやってないけど、この作品のタイトル名が素敵過ぎる)


他にも! 他にもあるけど……しいて言えば……ここですかね……。

アダルトゲームの魅力って、何気ない日常で芽生える恋をうまく描いてるところなんですよね。

当たり前に続く日常が一番尊いもので、奇跡みたいな瞬間の連続だってことを教えてくれました。

プレイしてきたゲームが日常の学園物が多いせいか、作りたいと思うのも日常物ばかりで、アダルトゲームのシナリオ構成や作風の影響を大分受けているなって我ながら思います。

正直な話、今の年齢で初めて上記の作品をプレイしたとしたら、きっと中学生の時にプレイした時ほど、感動はしないと思います。
あの時は、触れる作品、触れるキャラが何もかも新鮮でしたが、年を重ねた分だけ経験や記憶が蓄積されて、物語が予測できるようになってしまっているので、そういった意味で中学生の時にプレイできて幸せでした。

この経験があったからこそ、あの時ゲームをプレイしたことで得られた感動や楽しさ、切なさを伝えたくて、 今ゲームを制作しているような気がします。

綺麗な感じでまとめたけど……中学生が18禁ゲームをプレイしちゃダメですよ……。ダメ、ゼッタイ。

なかむらの生い立ち:普通の高校生編

そして、あれよあれよといううちに、高校生になりました。

あれだけ気が狂ったようにアダルトゲームをプレイしていたのですが、高校生になるとぱったり止めてしまったのです。

同じ中学からなかむらが進学した高校にいった人がまさかの0人だったこともあり……高校生活はまずフレンズを作るところから始まりました。

そこで出会ったのが、かおるちゃん。
彼女は本当に真っすぐで真面目で真っ当で、今まで「アダルトゲームなんかしててごめんな!」って気持ちにさせてくれるほど純粋で、オタク趣味がない子だったので、一緒にいるうちに自然とゲームから足が遠のいてしまったのです。

進学した高校は「1年生は全員部活に入る」という人見知りコミュ障には地獄みたいなルールを科しており、渋々かおるちゃんが演劇部に入りたいというので、人前に立って何かするのが死ぬほど嫌いなのにも関わらず、演劇部に入部。

入部直後、1年生だけで演劇をしないといけないことになり、台本を隅から隅まで読みセリフが1行しかないヤクザの役を選択。
1行しかないのに棒読みのいかにもチンピラ風にヤクザ役をこなし、とっとと音響と照明に回ったのでありました。

音響と照明をやっていたことで舞台美術に興味が出たんですよ!
これがゲームのスクリプト演出が好きな理由かもしれません(笑)。

しかし、その部活……男女関係が爛れていたので、付き合った付き合ってないですったもんだして部員同士が険悪になっている隙に、さっさと退部して、以後、帰宅部での部活動に勤しむことに。

アダルトゲームやギャルゲーはしなくなったけど、RPGをちまちまプレイしつつ、放課後はプリクラ(懐かしい)を撮りに行ったり、コンビニでバイトしたり、ピュアなラブがいつの間にか上履き隠されるようになったりしながら過ごしました。

なので、大した青春を過ごしてません!

それ故、高校生の眩しい青春を描きたくなるのかもしれませんね(遠い目)。

なかむらの生い立ち:謎の大学生編

あっという間に人生の中で一番輝いている3年間は過ぎていき、大学生に!

なかむらはちょいと厨二をこじらせていたので、心理学科に進学しました。

大学の推薦入試の日に出会ったのが、まいちゃん(※小学生の時のまいちゃんとは別の子だよ!)

以後、まいちゃんと行動を共にするのですが、彼女はマンガもゲームもする子だったので、サークル勧誘のチラシに越前リョーマがいたという理由だけで大学内でも少人数のテニスサークルに入ることに……。

それから幼なじみのりえちゃんとルームシェアするための資金を貯めるべくスロット専門店で働いたり、ルームシェアのために実家を出たり、サークル活動にそこそこ勤しんだり、高校卒業前に免許をとっていたのでドライブをしたりと……2年ほど、どこにでもある女子大学生よろしくなキャンパスライフを過ごしていたのです。

ですが!!!

これまたなんでか本当になんでかわからないのですが……

大学2年生の冬――

『To Heart2』を手にしていたのです。

みつみ美里さんだいしゅき(´;ω;`)

多分『To heart』の続編が出てるんだ~って軽い気持ちで手にとったんでしょうね。そこから乾いたスポンジのようにエロを吸収し、元気に健やかになるという事案が発生。

これでまたどっぷりギャルゲーもといアダルトゲームをプレイするようになり、偶然にもクラスメイトの男の子もアダルトゲームに詳しい事も相まって、この世界に帰って来てしまったのです。ただいま、アダルトゲームの世界。

そんなこんなでハッピーゲームライフあーんどキャンパスライフを送っていたのですが、のんきに生きているわけにはいきません!

そう、就職活動という現実が立ちはだかったのです。

だが! しかし!!

ルームシェアの資金稼ぎのために始めたスロット専門店のバイトが楽しかったのもあり、このままフリーターでいいやと就職活動を頑張る皆さんを横目に、ゲームやバイトをして過ごしていたのです。

ダメを絵に描いたような大学生でしたね……。

そのまま卒業を迎えるんじゃないかと思われた大学4年生の1月。

父に「お前就職どうするんだ?」と聞かれ、「しないよ。フリーターになる」と言ったら、めっちゃくちゃ怒られ、実家を追い出されました(当たり前だ)。

当時、幼なじみのりえちゃんとルームシェアを始めたもののお互い生活時間がすれ違ったのと、りえちゃんが車の整備の専門学校に行くことになったのもあり、ルームシェアは解消。

ルームシェアしたことで冷蔵庫等、家電の荷物が増えていたので、実家から徒歩5分のところに一人暮らしをしていたけど、弟と妹(7つ下の妹がいます)と遊ぶためにちょこちょこ実家に帰っていたのだが、「仕事決まるまで家に入れない」と父に言われてしまったのです。

こりゃまずいぞ。

と思ったなかむらは、妹と一緒に行ったマンガ喫茶で就職活動をすることに。

とりあえずやりたい事と言ったら、ゲーム(ギャルゲー)を作りたいくらいしかなく……アダルトゲームメーカーの求人情報を漁り、まずは“広報”で応募することにしました。

広報にしたのは、いきなりゲームを作ったことがない素人が来ても制作どころか就職できるわけない。それになかむらの女の子の好み(巨乳が好きじゃないとか、積極的な女の子があまり好みじゃない等々)が男性とは違うことは経験上痛いくらいにわかっていたので、まずはゲームメーカーに入ってみるところから始めようと思ったのです。それで、経験がなくても出来そうな広報を選びました(当時は考えが甘かった)。

大学4年の2月。

慣れないスーツに袖を通し、ドキドキしながら3社ほど受けたのですが、そこで事件は起こりました。

1社、2社と面接を受け、3社目の会社を受けた時、面接官である女性に「うちの他にどこ受けてるの?」と聞かれ、素直に答えたところ……

「それうちの系列会社じゃん。ちょっと待ってて」と言ったかと思うと、その女性は電話をどこかに掛け「うち広報いないから、もらっていい?」と言っているではありませんか。

そんなこんなで、その日のうちに就職が決まり……以後、10年ほどその会社で働くことになったのでありました!

ちゃんちゃん!!


余談ですが、ここから少し遡ること数年『ときめきメモリアル』から、満を持して女性向けの『ときめきメモリアル Girl’s Side』が発売されます。

当時は女性向けゲームなんてほとんどなかったので、楽しくプレイしていたのですが……

ときめきメモリアル Girl’s Side2』が発売されるや否や、リアルが充実している弟が気持ち悪い目を向ける姉の姿が。

今までギャルゲーやアダルトゲームでは、そこそこ本命がいたのですが、ここで初めて女性向けゲームでの大本命が爆誕したのです!!

名をば、 若王子貴文 となむいひける。

野山にまじって竹をとりつつよろづのことに使うことはなかったのですが、ビーカーでコーヒー飲んでるんですよ(´;ω;`)可愛い。

若王子先生の修学旅行イベントを発生させるために風呂にも入らず一心不乱にプレイしたのは、いい思い出です。
何度、下校イベントが発生する度に若王子先生が出るまでロードを繰り返したことか……。プレイしながらなかむらの根性パラメーターもうなぎ上りにあがっていったと思う。

これがきっかけで女性向けゲームに興味を持ち始めました。

なかむらの生い立ち:社畜の社会人編

そして、始まった社会人ライフ。

いろいろ書きたいけど、まずそうなので一つだけ……!

当時、スタジオ業務を専門にしていた会社に入社したのですが、アニメをあまり見ることがなかったので声優さんの名前を知らず、『テイルズ・オブ・デスティニー』のリオンが好きだったので緑川光さんと『ときめきメモリアル Girl’s Side2』の若王子先生が好きだったので森川智之さんの名前くらいしか知りませんでした。

あと、ここまで語ってきたようにギャルゲーやアダルトゲームばっかりプレイしていたのと、なかむらはボーイズラブというものを一切知りませんでした。

入社3日目。

面接官だった女性が上司になり「業務を覚えて欲しいから収録に入って」と言われて入った現場が、ボーイズラブのドラマCDの収録で、すごい衝撃を受けましたね。

喘いでいたんです……。
男の人が喘いでいたんです……。

女の子の喘ぎ声なら耳にタコができてもそのタコを愛しむ余裕があるくらいたくさん聞いてきたんですが、まさか男の人が喘ぐとは思わず、あまりの衝撃に現実を理解するのに必死でした(笑)。

本当にボーイズラブも声優さんもましてやドラマCDという文化もよく知らなかったんですよ……。

そのスタジオに広報がいないというだけで入社させてもらったので、そこからは知らない世界を勉強し、今ではちゃんと理解しております。

何も知らないなかむらを受け入れて、入社させてくれた会社には感謝ですね。

そこで過ごした10年は、自由に様々な作品を制作でき、今に繋がる仲間とも出会え、宝物のような日々でした。

実家に帰るために始めた就職活動だったのに、こんな素敵な巡り合わせに出会えたことを感謝しています。

なかむらの好きなもの

お前、まだ語るのかよって感じだと思います!

実際その通りでここまで書いてきて手が痛くなってきたので、別の記事で書こうと思います(´;ω;`)

なので、一つだけ。


好きなイラストレーター

カズアキさん @kazuaki_info  


出会ってから、一緒に作品を作るようになって早12年くらいが経ったのかな。

最初にイラストを見た時に一目ぼれしてから、ずっと好きなイラストレーターはカズアキさんです。

何が好きかって……

男の子がとにかく美しいところですね!
儚い! 美しい!
女の子も可愛い!  唇がぷるぷる!


あとは作品作りに対する姿勢も好きです。
イラストに対してこだわりを持っていて、決して、妥協がない。
長年やっているのに時間が許す範囲で全力を出してくれて、表現のためなら、それがキャラを魅力的に見せるなら、どこまでも頑張ってくれるのです。

なので、無理をさせないスケジュール組みをするように心がけてはいるのですが、マスター前とかは無理させてましたね(´;ω;`)ごめんなさい。

最初は仕事上での付き合いしかなかったのですが、お互いゲームが好きなことで意気投合し、そこでぐっと距離が縮まったような気がしてます(笑)。

リトルバスターズ』という作品の『リトルバスターズ エクスタシー(18禁版)』がちょうど出た時で、お互いそれを持っていたのがわかり、そのまま今までのゲーム遍歴を語り合ったところ、プレイしてきたゲームが似てることで話が盛り上がる、盛り上がる!

そこからは、公私ともに仲良くさせてもらっていて、今も一緒に作品作りをできているのは本当に幸せなことだと、イラストを見る度に思います。

何年見ても飽きないし、見る度に気づくことがあるしで、毎日幸せをもらってます。

出会ってからずっとカズアキさんのイラストを見られていることはとても恵まれていると思うし、カズアキさんのイラストが好きな方たちに素敵なイラストをお届けしたい気持ちがあります!

あと、こんなに素敵なイラストを描いてもらってるのに中途半端なキャラや作品を作るわけにはいかないと気が引き締まるんですよね!!

企画を考える時は、やっぱりカズアキさんのイラストベースで考えているところがあって、企画の話をした時に面白いと思ったら「いいね」と、つまらないと思ったら「微妙」だとはっきり言ってくれるので、自分を信じて安心して作品作りを出来ているのだと思っています。

それはあにぷらメンバーも同じで、いい意味で遠慮がないのでありがたい!

今までも好きだったし、これからもずっと好きです。

突然の告白でした(笑)。

好きなものを語らせてもらったので満足しました!
そろそろ締めますね!

これからのこと


ただオタク遍歴を晒しただけですが、書きながら振り返ると、とても素敵な作品に触れて生きてきたんだなと思いました。

世の中のクリエイターさんに心から感謝の気持ちを送りたいです。

ありがとう! 生みの苦しみを乗り越えて素敵な作品をありがとう!

なかむらはコンテンツ制作が大好きです!

一緒に作ってくれる仲間の笑顔も、応援してくださる方の笑顔も大好きです!

制作するコンテンツやゲームが、一人でもいいので誰かを笑顔にできるなら、作りづけていきたいな。

自分が与えてもらった感動を少しでもお届けできるように、これからも許される限りコンテンツを制作していきたいと思いますので、見守っていただけますと幸いです。

ここまで読んでくださってありがとうございます。

読んでくさったあなたの明日に、ささやかながら笑顔をお届け出来ればこれ以上ない幸いです。