新型コロナ感染拡大に伴う出入国制限の緩和に向け、政府が羽田、成田、関西の3空港と、東京都と大阪府の中心部各1カ所に出入国者専用のPCRセンターを設置する方針であることが2日、政府関係者への取材で分かった。検査態勢強化で人の往来を増やす狙い。早ければ今夏にも整備を始める。
政府関係者によると、3空港の周辺にPCRセンターを設ける方向で調整。主な対象は入国者。現在は空港検疫所でPCR検査を実施しているが、1日当たりの件数は千件程度で、結果判明まで1、2日程度かかっている。センターの開設で4千件超に拡充する。東京と大阪の中心部では、出国者の検査を想定している。