未来に繋がる技術を
学歴が無くても、高卒であっても、これまでの経験から身につけた技術、これから技術を身につけたいという意欲があれば、正社員として採用されるチャンスが製造業界にはあります。製造業で働く方の平均年齢は40歳を超えており、今後を担う若者に、技術をどう伝えていくかが大きな課題となっています。
企業規模は小さくとも、実は海外にまで広く普及している製品を製造している企業や、独自の技術を継承しながら長期に渡って事業を続けている企業があります。ぜひ積極的に自分に合う企業を探してみましょう。
スムーズなスケジュールを
企業が正社員で中途採用を募集する時期は、10月入社、4月入社が最も多いタイミングと言われています。今すぐに転職したいという事でなければ、まずはそのタイミングから逆算してスケジュールを考えてみるのが一般的です。
4月正社員入社を目指すのであれば、活動は1月から開始するのが一般的。まずは1か月~程度をかけて、転職サイト他様々な所で求人情報をチェックしながら、自分がやりたい事、求めている事をしっかり棚卸しましょう。それがその後面接で聞かれる事が多い、志望動機や自己PRにも繋がっていきます。
棚卸が終われば、いよいよ応募と面接が始まります。お勧めは、気後れしないで沢山の企業に応募して面接を受けにいってみる事。自分なんて評価されないだろうと思っていた企業から意外な評価を受けたり、外部からでは分からない企業の良さを感じられたりする事と思います。最初から上手くいかなくてもめげずに回ってみる事も大切です。
応募~スムーズに進めば、2月下旬~3月中旬までに転職先から内定をもらい、その後に今の勤務先に退職願を提出し、迷惑をかけないように引き継ぎをきちんとしましょうね。
新たな選択肢も視野に
転職活動を始める前には、年収や給与、勤務地、職種、休日や労働時間等、様々な希望条件を考えるもの。その全てが叶えられたらいいのに…と思いますが、もし上手くいかない場合には、その優先順位を変えてみるのも一つの手段です。
「年収の希望は通らなくても、正社員で、家族との生活が維持できる勤務地で、休日がしっかり取れる企業にまずは応募をしよう。これまでの経験が活かせる職種で入社する事で、入社後に年収アップを狙おう。」等々です。
転職はすればいいものという訳ではなく、入社後も仕事は続いていきます。「今どうしても必要なもの」「入社後に頑張って勝ち取っていくもの」に希望を分けて考えると、新たな選択肢が見えてくるかもしれません。
面接の前に勉強を
企業の見方の一つとして、「沿革」を見る方法があります。創業から何年位経っている企業なのだろうか、その間どんな風な出来事があったのだろう、少し興味を持ってみてみると面白いですよ。工場を大きく新設した、海外に展開しようとした、商品を増やした等、色々な出来事が企業にはあります。
そんな出来事が積み重なって今の魅力的な企業が存在しています。正社員でその企業に入るのは、これからの企業の歴史をともに作っていく事。面接の前に少し勉強していくだけで、面接の場がとても有意義になるかもしれませんよ。