疑惑について菅原氏の回答は……
菅原氏にバス旅行について尋ねると、弁護士名で次のように書面回答した。
「全体としてバス旅行に要した費用が参加者等から頂いた参加費等を上回った事実はないものと認識しております。引き続き法令遵守を徹底してまいる所存です」
だが、「週刊文春」の取材に対し、複数の元秘書や元スタッフが、旅行代金の内訳書や領収書、LINEなどの物証とともに詳細に証言しており、菅原氏は今後説明が求められそうだ。また、香典や枕花の寄附行為で菅原氏が違法行為を認めながら不起訴とした東京地検特捜部を巡っては、「不起訴ありき」で捜査していたと指摘する声も上がっており、今回の疑惑について、どう対応するのか注目される。
7月2日(木)発売の「週刊文春」では、内訳書やLINEを写真付きで公開するとともに、菅原氏が6月16日に香典や枕花に関する違法行為を認めて謝罪会見し、その9日後に東京地検が不起訴を発表した舞台裏、今年1月末に黒川弘務東京高検検事長(当時)の定年延長が決定されて以降、菅原氏の捜査が一時“打ち切り”となっていたことなどを5ページにわたって詳報する。