緊急搬送すでに昨年比1.5倍 マスク着用が熱中症引き起こす

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 マスク着用の影響か、すでに熱中症で倒れる人が急増している。

 消防庁によると、今年6月以降に熱中症で救急搬送されたケースは、今月21日までに4241人。昨年同期間の2879人に比べ、約1・5倍を記録。マスクをしたままバタバタ倒れる人が続出しているのだ。

 気象庁気候情報課の担当者は、「今年の6月は昨年よりも暑く、熱中症で搬送された人が多いのにも関係があるでしょう。今後、7~8月はもっとも気温が高くなるので十分に備えてほしい」と語った。

 厚労省は「新しい生活様式」における熱中症予防行動のポイントをまとめたリーフレットをHP上で公開。注意を呼び掛けている。のどが渇いていなくてもこまめに水分補給し、屋外で周りの人と2メートル以上離れたらマスクを外して休憩することなど、コロナ版「暑さ対策」を発信している。コロナも怖いが猛暑も危険――。今年は大変な夏になる。

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