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(ヽ^ゝ^)ちわー! リア☆GYOです!
え~~と、一週間数機で記事を書くとか言って挫折した奴!・・・俺です。
どうも、すみませんでした。m(_ _)m
・・・・・・・・というわけで(どういう訳かはよく分からないが)これからそのお詫びというか、何というか、高校時代に書いていた、黒歴史小説が有りますので、それをさらしていこうと思います(笑)
事の発端は、私が駄目人間コミュニティ(以下:駄目コミュ)でニコニコ生放送していたときの賭が切っ掛け。
駄目コミュの生放送で、あろう事か、私のコミュニティの宣伝をふとした切っ掛けからしてしまい、その時に見た、自分のコミュニティの人数の上昇数に驚愕してしまう。
私は、始めは一人か二人くらい入ってくれれば良いかな位に思い、コミュ宣伝を行ったところ、1放送終えてから見た自分のコミュニティの人数とレベルの上がり具合が予想以上だった。
なんと、はじめはレベルが2くらいだったのが、レベル3になったかと思いきや、いきなりレベル4に。しかも、後プレミアムユーザーが一人はいればレベルが5になろうとするところまで増えていたのだ。
この異常な上昇率に驚き、私はふと思った。「ひょっとするともしかしたら、このまま調子こいて放送すればレベル5までいくんじゃね?」と。しかし、同時にそうは思いながらも、片方に「いや、そんな都合の良い事があるか!」というネガティブな思考がふとした思いに絡みつき、なんだかすっきりしないという事態に。この私の脳内の交通状態を正常に戻したく、私は訳の分からないことを放送でぼそりとつぶやくこととなる。
・・・・「次の放送で、レベル5になったら今日明日中に俺の書いた黒歴史小説をあげる(うpする)よ。」
その時、後悔と主に私は思わず願ってしまった。「ああ、神様仏様聖霊様。どうか、レベル5にしないで下さいまし・・・・・」。
しかし・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・私は理解させられた。物語は時として、人々を苦悶させ、魂をゆがませ、今の幸福を呪わずには居られなくなってしまうほどに、それほどに恐ろしいモノであったことを。
その願いは叶うことなく、ついに次に行われた放送でレベル5を達成することとなってしまうのだ。
そして、長年自分をゆがませ苦しめ続けた魔物は、なまめかしい異臭を漂わせ、おぞましい眼光を放ちながら、ついに姿をゆっくりと、現す。
・・・・・しかし、ポジティブ成分120パーセントなリア☆GYOは、この事態をまだ正確には捉えきれておらず、「これは・・・・俺にライターになれと。やっぱり俺はこの世界で生きていくんだ!!コレで正解なんだ!!」と。そう、虚妄していたのである。ポリアンナ症候群末期患者も裸足で逃げ出すようなことを強靱な妄想の中に描き、酔っていたのである。・・・・・・・・救えない。まったく。この男は。
さあどうなる??さあどうする??小説、その名も「ロリータ帝国」、始動!!
サーッ!!(迫真)
「ロリータ帝国」
「ロリータ帝国」
vol1.~さりげない混乱~
唐突かもしれないが聞いてくれよ。おれは旅人だった男だ。かなり多くの場所を旅してきたよ。どれくらいに上るだろう・・・・・。軽く100あまりの世界、異次元空間、国、そして大陸。時には砂煙の舞う風の中で。風薫る草原のたもとで。雪がきらめきと共に舞い踊る町で。その中で寝泊まりしながら多くの人や動物、歴史を身にまといながらその姿を誇る建物や橋、あるいは記憶達と呑み、語らい、多くのことを聞いてここまでやってきた。懐かしいなぁ・・・・。妻を亡くして一人寂しく寝ていた奴もいたっけ。べそかきながら記憶の中のかみさんの事を一つ、また一つと話してくれたっけな。ああそうだ。特に記憶に残っているのはあいつだ。モトラド一つで多くの国を見続けているボーイッシュな女の子だっけか。きれいな男にも見えるその子はまだ20にも満たないというのに銃の腕前がめっぽう強かったな。あの歳で生死観も持っているなんてなぁ・・・・。俺の生き方を少しは考えさせられたよ。でもまあ、剣に関しちゃ俺の方がいろいろと教えれたから、それはそれさ。それに俗っぽい話になるとどぎまぎしてたもんな、あいつ。まあ、なんだかんだ言ってそういうところは年相応というところかな。
流暢に話すこの男。歳はもうすぐ40を迎えようとしているところだろうか。鼻わきのほうれい線が少し、顔の趣を彩り始めたところがそれらしく見せている。どうやらこの男は、私とは違う世界から来たらしい。普通持っていれば誰が見ても銃刀法違反になるような大きい剣を背負って座っていた事や、妙に余計に年齢を感じさせるほど落ち着いた物腰、そして一にらみすれば大抵のチンピラは黙りこくってしまいそうな鋭い目つきがそれを物語っていた。
しかし―――――――――――――有るところで男の話は別の方へと切り替わってしまった。妙に自然というか、作りきったような話の流れがそれをより奇怪なモノにしてしまっている。どうしても私は気になって仕方がなかった。話の流れが少し弛んだ鋤を見逃さず、私はとっさにその男に「有るところ」で立ち消えになった話を蒸し返し、聞きただした。
「なあ。少しいいか?」
「ん?どうした?」
男の聞き返すときの顔が妙にカワイイ。大きく見開いた目がそうさせているのだろうか。私は、少しばかり勇気を得ることができた。そして、話が切り替わったとき、何か言いたかったのではないか、それは言いにくい事だったかなどを、その男にきいてみた。
「―――ん?何のことだよ??」
「ほら、さっき、まあいろんな国があるって事だよ!とか言っていたときさ。」
ほかの男が話を詳しく取りあげてくれた。
「ああ。あれか・・・・・あれはな・・・・・。」
少し口ごもった。それにもましてその男が妙だったのは、その国が恐ろしいというよりか、それよりはどうもなんと言っていいか分からないみたいな口ぶりだった事である。
「あれは・・・・・、なんだろう?とにかく訳が分からなかったんだよ。いやそこじゃな・・・・・」
男によればこうだ。そこの世界は治安がまるでなってなく、人間が殺し合いをすることが日常だとはじめは思ったそうだ。それでとりあえずかかってきた奴を剣を振り回すと妙な歓声が周りからワッッ!とあがる。何か不思議な気もしたがそこでくってかかってきた少女を一振りで倒すと周りからは笑い声が聞こえてきた。「バカにするつもりか!」と、大声で怒鳴るといきなり大きなまさかりが飛んできたからそれを取って投げ返すと、投げた奴に当たってそいつは倒れた。大勢の狂った人間達にこのままではやられると判断したらしく、とっさに逃げる体制を取ると、襲いかかってくるのではなく、ものすごい歓声が再び上がった・・・・。という要領をまるで得ない内容だ。
「なんだよそりゃ??―――」
私は絶句した。まるで殺しが日常化しているばかりか、一つの競技みたいに慣れ親しんでいる観があるからである。普通は命がなくなると思ったら、それも相手に一切かなわないと思ったら逃げ出すぞ??それも飛ぶ様に。
「だからいっただろう?訳がわかんないんだよ。そこの連中は。確実に死ぬと思っていても、それでもくってかかってくるんだよ!!あいつらは!!」
けたたましい声が響く。いっていけないことを言ってしまったかのように、皆の厳しい視線が私に注いだ。そしてその後、沈黙が続いた。男も、皆も。当然私も。暫く、おもったるい時間が流れる。たき火の音だけが、虚ろにパチパチと響いた。ゆっくりと、ゆっくりと、時間は私たちの心の上を、のしかかりながら通りすぎていく。綿者願わずには居られなかった。この沈黙を打ち破る、言葉を。誰でも良い。・・・苦しい。・・・・・・誰か―――――――――
「俺も・・・・・・・居たかも。」
ふと、声がした。私の真正面にいる、男の声だった。
「俺も、もしかしたら・・・・・その世界に、居たかも。」
ゆっくりとした声。確信はないが、どうやら思うところがあったらしく、一つ、また一つと思い出すかのように男は語り始めた。・・・・・・see you next again!
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