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GT-730FL-Sを使う(実践編)

 先日買った3000円の激安GPSロガー、GT-730FL-Sの使用方法をまとめてみました。
GT-730FL-Sを使う(準備編)の続編になります。

今回は実際に外でロギングをしてみて、そのデータをGPSロガーのアプリに取り込んでみます。

まず初めに。
  • 本記事の内容は2014年9月に導入した際にまとめた物になります。ドライバ等がアップデートされている場合がありますので、記事から日数が経っている場合は、機種名でググると新しい情報が出てくるかもしれません。
  • インストールするパソコンの機種や、インストールされているソフトによっては正常に動作しない場合もありますので、あらかじめご了承下さい。

デジカメの時刻を合わせる
GPSロガーで記録した軌跡をCanWay上で表示する時、その時に撮影した画像を指定すると、マップ上に画像が表示される機能があるようです。
軌跡と撮影画像の紐付けはタイムスタンプを基にやっているという事を、どこかで見た気がするので、軌跡と撮影画像を紐付けたい場合は、デジカメの時刻を補正しておきます。携帯や電波時計など、なるべく正確な時計を見て合わせましょう。
今回は会社帰りにGPS機能の確認のみ行ったため、写真は撮らなかったので省略です。

試しに記録してみる
GT-730FL ボタン
ロガーの電源をONにすると記録を開始します。GPSを補足すると1秒間隔で青LEDが点滅するので、青LEDが点滅し始めたら移動を開始します。
※高架下や地下、高層ビルが建ち並ぶ場所では、GPSが補足出来なかったり誤差が大きくなるので、なるべく見通しの良い所で測位開始しましょう。
しばらく使わなかった後に電源ONしたら、点滅するまで50秒~100秒ほど掛かりました。この辺は測位する場所によって異なるでしょう。トンネルを出た後や電源を切ってすぐ入れた場合などはもっと短くなるはずです。
デフォルトでは5秒間隔で測位していく設定になっています。

移動中、特に記録しておきたい位置があった時などは、丸いボタン(写真内の「データタグ設定」)を1秒押すと記録出来ます。記録に成功すると青LEDが早く点滅し、軌跡にはピンが立てられます。

移動終了時は、GPSロガーの電源をOFFにします。
…という、とてもシンプルな作りです。スライドスイッチなので「間違ってボタン押して測位終了しちゃった…orz」という事は無いと思います。

軌跡をPCに取り込む
GPSロガーの電源を入れてPCのUSBポートに差し込み、CanWayを立ち上げます。
※ドライバインストール時に挿したUSBポートと同じ場所に刺してください。他のUSBポートに刺すとCOMポート番号が変わってしまいます。ポート番号が変わってもCanWayは認識していましたが、念のため同じポートに刺すようにした方が良いと思います。
CanWayが立ち上がったら、ツールバーの左から5番目のアイコン、軌跡取り込みをクリックします。
アクティビティの追加ウィザードが立ち上がります。ここで取り込みたい日の軌跡を選択し、「次へ」をクリックします。
CanWay
レビュー軌跡の詳細画面では、取り込んだデータのカテゴリ分けや名前などの情報を付加します。この情報は後で編集出来るので、ここで入力しておきたい場合以外は、何もせずに「次へ」で良いです。
CanWay
以上で軌跡のインポートは完了です。
CanWay

軌跡を閲覧する
CanWayの画面は大きく分けて4つに別れていて、左上がカテゴリ、右上が選択されたカテゴリの軌跡一覧、左下が選択された軌跡の情報、右下が軌跡を表示した地図になります。
CanWay
メイン画面は、地図を拡大したり縮小して軌跡を確認する程度かと思います。
今回は写真を撮っていないので、写真を付加する方法については、今後調べて書いてみようと思います。

軌跡をエクスポートする
軌跡を他のアプリやWebサービスで使う場合、エクスポートします。
エクスポートのファイル形式は、CSV・GPX・NMEA Text・KML・KMZに対応していて、CSV・GPX・KMLはツールバーにアイコンがあるので、簡単に出力できます。
ツールバーにアイコンがあるCSV・GPX・KMLは、エクスポートをクリックして、お馴染みの「名前を付けて保存」ダイアログで保存場所とファイル名を設定すればOKです。アイコンが無い形式は、「ファイル」→「エクスポート」→任意の形式を選択すれば、あとは同じです。
「名前を付けて保存」画面で「保存」ボタンをクリックすると、メッセージが何も書かれていないダイアログが表示されますが、これは英語だと「Export Successful.」と表示されるので、構わず「OK」ボタンを押しちゃって良いです。ただし、ダメだったパターンもあると思うので、本当にエクスポート出来たかは、保存先にファイルが出来ているかで判断してください。

GPSロガー内の軌跡をクリアする
軌跡をPCに取り込んだら、不要であればGPSロガー内の軌跡をクリアします。
ツールバーの軌跡クリアをクリックすると、メッセージが何も書かれていないダイアログが出てきますが、英語だと「Erase the trip from GPS logger.」なので、削除して良いなら「OK」ボタンをクリックします。削除が成功すると、またまたメッセージが何も書かれていないダイアログが出てきますが、英語だと「Erase successful.」なので、「OK」ボタンをクリックすればOKです。
※ロガー内の全ての軌跡が消えるので、必要な軌跡を全て取り込んだか確認してから行って下さい。

記録間隔を変更する
デフォルトの記録間隔は5秒ごととなっていますが、これも変更可能です。
ツールバーの4番目のアイコン、ロガーを設定をクリックすると設定画面が表示されます。
設定画面
GPSロガーを接続していれば、下の記録モードの項目が有効になっていると思います。無効の場合は、COMポート番号が正しいか確認した上で「接続」ボタンをクリックします。
記録モードでは一定周期で記録していくモード(時間別)、一定距離移動したら記録していくモード(距離によって)の2つがあります。私は山旅ロガーの設定と同じく、15m移動するごとに記録する設定にしました。

設定が終了したら、「OK」ボタンをクリックします。
すると、メッセージが何も書かれていないダイアログが表示されますが、これは英語だと「Setting Updated.」と書かれているので、「OK」をクリックします。ただし、設定出来なかったパターンもあると思うので、念のため、もう一度設定画面を開いてみて、設定内容が反映されているか確認した方が良いと思います。

 また触っていない・紹介していない機能や設定がありますが、こんなものでしょうか。
CanWayをさっと使ってみた感じでは、UIもシンプルで使いやすいのですが、日本語の翻訳が微妙なのと、そもそも登録されていないメッセージがあってのっぺらぼうのダイアログが表示されてしまうのが減点です。
英語に切り替えても、難しい文章が出てくるわけではないので、これだったら英語のまま使うか、CanWayをインストールしたフォルダ内に各言語の翻訳ファイルがあるので、そのファイルをカスタマイズしてしまうのもアリかと思います。
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