COMITIA133のサークル募集を開始するにあたって(2020.6.30)
2020年9月21日開催「COMITIA133」のサークル募集を7月1日より開始します。
国内では緊急事態宣言が解除され、5月25日に発表された政府の「イベント開催制限の段階的緩和の目安」には、8月1日以降に大規模イベントの開催が、十分な対策をとった上であれば可能になることが明記されました。また、6月19日より都道府県をまたぐ移動の自粛も緩和されています。
以上を踏まえ、COMITIA実行委員会は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)拡大防止対策を行った上で「COMITIA133」の開催することにしました。
3ヵ月近く先の東京の、日本の状況は見通せません。ただ、我々スタッフは参加者から開催を望む声がある限り、コミティアという「場」を用意し、維持してゆく務めがあります。多くの人がいつでも創作の原点に立ち帰れる場所として、あり続けることがコミティアの目標です。たとえ小さなものとなったとしても、その第一歩を踏み出さなければならないと考えています。
もちろん、今秋から冬にかけて感染再拡大の「第2波」の懸念もあり、予断を許さない状況でもあります。今後の感染状況を注視し、深刻な事態となった場合、開催を中止または延期する可能性があります。強硬的な開催を望むものではないことは、どうかご理解ください。
感染症拡大防止の対策については、開催日時点の行政および会場指示に準じる方針ですが、同人誌即売会の実態に合わせた独自の対応も必要であると考えています。
全参加者に向けた基本対策
- 以下の症状がある方の来場をご遠慮ください。
・風邪症状(発熱、咳、くしゃみ、喉の痛みなど)
・37.5度以上の発熱がある方、および発熱が数日間続いている方
・だるさ(倦怠感)や息苦しさ(呼吸困難)がある方
※入場時にサーモグラフィーによる発熱者スクリーニングを実施します。 - 会場には出入り口に消毒用アルコールを設置します。
こまめな手指消毒・手洗いを推奨します。手でご自身の顔(目、鼻、口など)を触る際には特にお気をつけください。 - 会場内ではマスクの着用をお願いします。マスクをお持ちでない方は入場できません(マスク/マウスガードは不問)。
- 「咳エチケット」にご協力ください。
厚生労働省「咳エチケット」 - 高齢の方や基礎疾患をお持ちの方で、感染リスクが高いと判断された場合は、来場をご遠慮ください。
- 会場内ではシャッター等を出来るだけ開放し、可能な限りの換気を努めます。
サークルスペースの人口密度を減らす対策
- 過去、青海展示棟A・Bホールでは最大4869サークルを配置した実績がありますが、今回の募集規模は3000サークルとしました。
- 1スペース内のイスは1脚のみとし、追加イスは受付ません。
- サークル通行証をこれまでの3枚から2枚に減らします。
- スペース内では必要最小限の人数での対応をお願いします。
- サークルスペースのバックヤードを通常よりも広くします。
以上により、サークルスペース内の人口密度を通常の50%以下にする方針です。
また、サークルスペースからの呼び込みは避け、アピールはポスターやディスプレイでの工夫をご検討ください。
一般参加者の入場制限
- 会場のガイドラインで定める人数制限に従い、会場内の人数が規定数以上にならないように入場制限を行います。
- 会場内の通路を通常よりも広げ、場内の人口密度の緩和を行います。
企画・出展の制限
- 対面で長時間の会話が必須になる出張編集部持込受付は行いません。
- 事後に予定していた見本誌読書会は今回はお休みします。当日設置する見本誌コーナーは出入り口での手指消毒を必須にするなど、対策を行った上で実施する予定ですが、状況を見て慎重に判断します。
- COMITIA133よりサークルスペースへのチラシ配布は出来なくなります。チラシ置き場の用意もありません。
参加者の連絡先の把握について
- 厚労省のイベント開催ガイドラインにより、参加者の連絡先の把握が求められています。こちらは具体的な内容と方法を検討中ですので、いましばらくお待ちください。
以上の規定は現時点での予定であり、開催当日までの状況にあわせて柔軟な対応が求められます。
変更があり次第、こちらの告知ページを更新してゆきますので、随時確認をお願いします。
参加者の皆さんにはご不便をおかけしますが、どうかご理解とご協力をお願いいたします。
なお、こうした対策を持ってしてもなお、開催が困難であると判断した場合、中止または延期とさせていただきます。
中止または延期時の対応について
下記の事態になった場合は、9/21のCOMITIA133の開催を中止します。
- 新型インフルエンザ等対策特別措置法に基づく緊急事態宣言が発令された場合
- 会場または管轄機関より催事中止ないし自粛を要請された場合
- この他、上記に該当しないものの、感染防止の観点から緊急性のある事態が生じた場合
-
延期とする場合
決定時点で11月23日予定の「COMITIA134」の開催が見込める場合は、「COMITIA133」は「COMITIA134」を代替日程として「延期」します。その場合、「COMITIA134」を「COMITIA133+134」のような改称を行います。
「COMITIA133」へサークル申込をされた方には「COMITIA134」への振替申込、またはサークル参加費の返金対応(内容検討中)のどちらかを選んでいただきます。 -
中止とする場合
決定時点で11月23日予定の「COMITIA134」の開催が見込めない場合は、「COMITIA133」はそのまま中止とし、サークル申込をされた方には、参加費の返金対応(内容検討中)を行います。 -
サークル参加費の返金について
「COMITIA132extra」の場合と同様、受付の手続きなどが進んでおり、全額の返金が出来ない場合がありますので、予めご承知おきください。
参加要項には以下の通り記載させていただいています。
主催者は、火災、洪水、地震、風水害、疾病・感染症、ストライキ、国及び地方公共団体等の法令・命令・通達・指示等による開催制限又は会場・機材の手配不能その他の不可抗力によりイベントの開催を中止することがあり、この場合主催者は参加費の返還義務を負わないものとします。但し、この場合において主催者は、参加費の一部返還や次回開催への参加振替等、可能な限りの代替措置を行うよう努めます。
どうかこの点をご理解の上で、サークル参加の申込をご検討ください。
コミティア継続に向けた対策、支援募集について
コミティアの運営は営利を目的としないボランティア組織により行われますが、それでも「COMITIA132extra」の開催中止による経営面のダメージは深刻です。持続化給付金などの行政からの支援に頼りつつ、金融機関からの借入れも行い、何とかこの状況を耐えています。もし2020年内のコミティアが全て中止になった場合、今後の開催を継続することは難しくなります。
そこでコミティアの開催以外からの収益を確保する必要があると判断し、クラウドファンディングの実施を検討しています。これは「COMITIA133」に開催可否に関わらず実施する予定です。現在はサービスの選定やリターンの内容を検討しているところです。詳細が決まりましたら改めて告知いたします。
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