「鴨川自然王国」をご存知でしょうか?
加藤登紀子さんの夫、故・藤本敏夫さんによって、
1981年に創立された、
米・大豆などの作物の有機無農薬栽培を実践する農家です。
今は、同志であった石田三示さんに引き継がれ、
おトキさん、娘さん夫婦、仲間たちによって
運営されているようです。
ジャーナリストの高野孟さんも鴨川に住む仲間です。
ここでは、農業塾『里山帰農塾』が行われ、
農業の多目的機能-環境、食料、生命、健康、
教育、エネルギー、コミュニケーションについて考え、
チャレンジされています。
特に、生薬療法の有効性が注目され、
世界では解禁が相次いでいる「大麻」の可能性に注目されています。
以前、"大麻取締法の欺瞞を知ろう!"という過去記事にも
書きましたが、
日本では、一般的にも「大麻」というと、
即、麻薬という固定観念がありますが、
これは、製薬企業の既得権益が背後にある、
大麻取締法の規制、麻薬及び向精神薬取締法の規制によって
刷り込まれた思い込みに過ぎないものです。
「鴨川自然王国」のホームページに「大麻日記」なる項がありますので、
詳しくは、そちらを。
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「医療マリファナ(大麻)の可能性」
原発事故から8ヶ月が過ぎ、放射能汚染の状況は、
政府の見解とは逆に、収束どころか様々なカタチで
拡大分散する一方というのが我々の見方だと思います。
土、水、空気、食べ物などという生命の根幹を
疑って生活しているという異常な世界になってしまった。
この事件をきっかけに様々な活動、運動も活発になって、
変革の兆しが見え隠れしているのは、
ある意味産みの苦しみといった感もあります。
それでも心配は被爆によるガン、白血病、血液疾患などの
いわ ゆる「発病」でしょう。
子供を抱えている方はなおのこと、
私も2人の子の親、人事ではありません。
これからも日本で生きていく限り、
大なり小なり放射能は取り込んでしまう。
完全には防ぎきれないだろうと私は考えています。
では「発病」したらどうしたらいいのか?
石油依存の西洋医療に高額払って見てもらうのか?
マクロビオテックなどの食事療法や漢方は?
普段の生活習慣を変えることで免疫力もあがると思います。
いろいろあると思いますが、
今回レポートしたいのは、欧米を中心に研究、議論が進み、
近年世界各国で相次いで解禁の流れになってきている、
日本では「タブー 」とされている「医療大麻」です。
今年4月に米国国立がんセンターは「大麻はガン治療に対して薬効がある」
と正式に発表しました。
現在16の州で解禁しており(連邦法ではまだ違法)、
着実に議論を重ねている。
それ以外にも250種類を超える疾患に対して
薬理効果があるという研究結果もあります。
世界一と言っていいくらい「大麻」に厳しい麻の国日本。
タブー視させて、議論すら上げさせにくいように
国民感情を操ってきた経緯は、安全神話を築いた原発のやり方そっくりです。
果たして大麻(マリファナ)は危険な薬物なのか?
それとも薬効のあるハーブなのか?
興味のある方、ぜひご参加ください。。。
藤本ミツヲ